妊婦健診は妊娠発見時から出産までの長い付き合いになります。そして妊娠が後期になるにつれて、だんだんと通う頻度も多くなります。
パパはママの妊婦健診には付き添う方ですか??それともママ任せで一度も行った事ないよ~という方ですか?
- 「だって特に付いてきて欲しいとも言われてないし・・」
- 「ただの健診でしょ?別にわざわざ一緒に行かなくたって・・」
こんな風に思っているパパは要注意!妊婦健診に行くママは「楽しみ」と「不安」と両方抱えているもの。
「不安ってどういう事??」
そうですね。ママは一体どんな気持ちで毎回健診に行っているのでしょうか?そして、パパが健診に付き添った方がいい理由とは??
ここではその話についてお伝えしていきたいと思います。
「妊婦健診」って何の検査?ママが抱える不安って?
一度もママの健診に付き添った事のないパパにとっては、毎回ママがどんな検査をしているのかは未知の事だと思います。まず、ママがどんな事をしているのかを挙げてみましょう。
最初に通う頻度です。
- 妊娠初期 毎週~2週間に一回
- 妊娠中期 月に一回
- 妊娠後期 2週間に1回~毎週
妊娠初期のころはまだ赤ちゃんが安定期に入っていないので、状態が安定してない為頻度は多めです。中期に入ってくると、安定期に入るので比較的状態が落ち着いてきます。ですので、月に一回になります。
後期~臨月になってくると、出産も近くなってくるのでまた頻度は増えていきます。ちなみに、妊娠後半はお腹も大きくなる、お腹も張ったりと産院までの移動だけでも結構大変になったりもしますね。
検査内容ですが、簡単に言うと、内診とエコー、又体重測定や血圧測定、尿検査などが一般的なものになります。
内診は、出血がないか、子宮口が開いてないか、等々を調べます。
エコーはお腹に機械を当てて、赤ちゃんの育ち具合を調べます。赤ちゃんの推定体重や身長などもこの時に調べます。エコーで赤ちゃんの成長を見るのが毎回楽しみにしているママは多いと思います。唯一赤ちゃんの姿が確認できる瞬間ですからね。
「へー じゃあ、別に不安な事ってなさそうだけど?」
そうですね、エコーで赤ちゃんの様子が見れたりするのは楽しみの一つですが、健診は楽しいだけじゃないんです!よくあるママの不安を初期から順に例を挙げてみました。
- 妊娠したみたい。ちゃんと子宮内で妊娠してるかな・・
- 心拍が確認できるかな・・母子手帳早くもらいたいな
- 安定期入るまでは流産が心配だな。赤ちゃんは元気かな?
- 今日こそは性別が分かるかな?みんなが早く知りたいってうるさいんだけど
- 胎動が弱いなぁ・・大丈夫かなあ?
- 逆子って言われたけど、今日は治ってたらいいな
- 体重が増えちゃった。先生に怒られるかなー
- 出血!?早産だったらどうしよう
- お腹が張ってしんどいな。もし入院とか言われたらどうしよう!!
- いよいよ臨月・・子宮口どれくらい開いてるだろう!?
などなど・・
まだまだ不安はキリがないと思います。ママはこんな不安やドキドキを抱えて毎回健診に行っているのですね。
こんなママの気持ちをパパは知っていたでしょうか?なんとなく、「ああ、今日健診なんだね~」とママと話をしていたパパにとっては「初耳」かもしれないですね。
みんなの期待を背負った待望の赤ちゃん。無事に産まなくては!と気負いするママもいるので、パパにはここで支えて欲しいところです。
パパは健診に行く事で父親になる練習を!ママの不安も解消で一石二鳥!!
そうです。ここでパパには
是非!ママの健診についていって、「父親」にもうすぐなるんだという実感を少しずつつけていって欲しいと思います。
ママはお腹の中に赤ちゃんがいる時から「もうすぐママになるんだな」という実感を日々体験できますが、パパの中には実際産まれた赤ちゃんを目の前にしても、なかなか実感が湧かず・・という事が多いものです。
でも、ママの健診に付き添っていたパパは、一緒にエコーを見たりできるので、赤ちゃんの成長を実感できますよね。
「おお~!ほんとに赤ちゃんがいるんだなあ・・」と感動する事もあると思います。
そんな経験をママと一緒に積んでいくことで、少しずつ自然と「パパ」になる実感が湧いてくるものだと思いますよ。
又、一緒に行く事でママがどんな不安を抱えていて先生に相談していて・・なども知る事もできますよね。
出産当日にお世話になる病院、先生、助産師さんの雰囲気を知っておくのもいいと思います。パパはお腹に赤ちゃんがいない分、ママにしか分からない心身のしんどさや辛さは分かってあげる事はできません。
それはどうしようもない事なので、せめて一度は一緒にママに付き添って健診に行って、ママと赤ちゃんの成長や、ママの不安と向き合う時間を作ってみてはどうでしょうか?
パートナーであるパパが一緒に来てくれるというのはママにとって安心できると思います。
産婦人科という場所に抵抗があって足を運びにくいという照れ屋なパパも中にはいますが、今は昔と違って「イクメン」などという言葉があるように、積極的なパパが増えています。産婦人科でもパパの姿はよく見かけるようになりました。
中には仕事が忙しくて本当に付き添う事ができないというパパもいると思います。
そんなパパは帰宅した時「今日の健診はどうだった?」などママを気使う一言をかけてあげて欲しいなと思います。きっとママは色々と話をしてくれると思いますよ。ママと一緒に赤ちゃんの成長をぜひ分かち合ってみてくださいね。