
赤ちゃんが生まれて、育児もほっと一段落したところにやってくる大きなイベントが、お食い初めです。
生後100日を祝い、子供が一生食べ物に困ることがないようにと願いを込めて行われるこの行事ですが、
初孫フィーバーにわくお姑さんが張り切りすぎてちょっと困ったことに……
なんてパターンも多いようです。
そもそも、ママにとっても初めてのお食い初め。
などなど、いろいろ気になることがありますよね。
そこで今回は、お食い初めにあたって困ってしまうお姑さんの行動パターンの「あるある」をいくつかご紹介したいと思います。
こんなことあるある!お食い初めで困ったお姑さんの行動
孫のお食い初めとなれば、お姑さんが張り切らないわけがありません。
しかし、その張り切りぶりがちょっと予想外の方向に行ってしまい、ママが困惑することも多いもの。
お食い初めにまつわるお姑さんとのトラブルは主に、
というふたつのケースに分かれるようです。
呼んでないのに来る気満々のお姑さん
お食い初めをするにあたって悩ましいのが、義両親を呼ぶかどうかということ。
ママとしては家族水入らずでしたいと思っていても、パパがお姑さんを呼びたがったり、あるいは呼ぶ前から来る気満々だったりすることもあります。
中には、出産直後にもう「お食い初めはどうする?」とお姑さんに聞かれたというママも。
まだお宮参りも済ませていないのに、これはびっくりですね。
ママがお姑さんをお食い初めに呼びたくない理由はさまざまでしょう。
産後3ヶ月といえば、周囲からは元気に回復して育児に慣れてきたように見えるものの、またまだ産後疲れが残っている頃。
ホルモンバランスも安定せず、精神的にも浮き沈みが激しいものです。
そんな最中、お食い初めのようなイベントに気を遣うお姑さんを招くのは、できれば避けたいと考えるママも多いでしょう。
お姑さんとの関係がうまくいっていなかったり、もともと苦手意識があったりするママの場合は、なおさらそうした気持ちも強くなります。
また、出産前後の大切な時期にお姑さんの無神経な言動で傷ついたり怒りを感じたりするようなことがあったとしたら、できれば避けたいどころか、呼びたくない!とさえ思ってしまうかもしれません。
一方で、お姑さん側は
という気持ちでいることも多いもの。
ママとお姑さんとの間には、大きな温度差があるのです。
日程、料理などを勝手に仕切りたがるお姑さん
呼んでいないのに来たがるお姑さんを上回って厄介なのが、お食い初めの計画を立てて仕切りたがるタイプのお姑さん。
孫フィーバーに加え、お食い初めのような伝統行事は年長者である自分が先導しなければ、と考えて余計に張り切ってしまうのかもしれません。
そんなお姑さんの暴走ぶりは、
- お食い初めの日にちを自分たちの都合で決めてしまう
- ママに相談なく祝い膳を既に注文してしまっている
- お姑さん自身が料理を作るつもりで張り切っている
- お食い初め用の食器を勝手に買い揃えている
などなど、ネット上に散見されるエピソードにもあらわれています。
産後のママに負担をかけまいとしているのかも、と好意的な解釈もできますが、中には
などの理由でお姑さんがお食い初めを取り仕切ってしまうこともあるようです。
初めてのお食い初め、ママだって赤ちゃんのために計画を練り、料理も自分で手配したり用意したりしたいと考えているのに、相談もなしにお姑さんが勝手にいろいろ決めてしまっては、やはりいい気持ちではありませんよね。
お食い初めに限ったことではありませんが、孫のこととなると張り切って勝手にあれこれ仕切るタイプのお姑さんに辟易して、その後のイベントに呼ばなくなった、なんていうママのケースも少なくないでしょう。
そもそもお食い初めって義両親も一緒にするものなの?
昔は親戚や近所の知人などを招いて行われていたお食い初めですが、最近では、パパやママと赤ちゃんだけで行われることも多くなってきました。
しかし、赤ちゃんにとっての大きなイベントであることには変わりありませんので、やはり義両親、実両親を招待した方がいいのかな?と考えるものですよね。
正式なお食い初めには、さまざまなしきたりがあります。たとえば、
- お宮参りをした神社で石をもらい、歯固めの石にする
- 赤ちゃんのための祝い膳はお嫁さんの実家が用意する
- 赤ちゃんに料理を食べさせる真似をするのは「養い親」である年長者
など。
現代ではしきたり通り厳格に行うことは少なくなってきていますが、お姑さんたちがお食い初めに参加したいというのは、単純に赤ちゃんに会いたいからだけではなく、自分たちが年長者として赤ちゃんに食べさせる真似をさせたいからでもあります。
長寿にあやかる儀式でもありますので、可能であれば義両親、または両親を招いてお祝いしてあげた方が、赤ちゃんにとっても喜ばしいことなのでしょう。
しかし、必ず義両親を呼ばなければならないという決まりはありません。
実際に義両親や実両親を呼ばず、家族水入らずでお食い初めをしたという人もたくさんいます。
また、自宅ではなく割烹や料亭、レストランなどでお食い初めの祝い膳を用意してもらってお祝いをするケースも多くなってきています。
お食い初めの主役はあくまでも赤ちゃんですし、その赤ちゃんのためのイベントですから、昔ながらのしきたりや風習にとらわれすぎず、パパやママが主導して計画を立てていきましょう。
もしもお姑さんからの干渉が行き過ぎていると感じたら、パパにそっと釘を差してもらうといいかもしれません。
赤ちゃんにとって良きお食い初めの日を迎えられるよう、楽しみながら準備を進められるようにしてくださいね。