授乳中でも美味しい飲み物が飲みたい!心も体も癒やされる飲み物5つでは、授乳中に摂取するカフェインの影響とともに、授乳中にも美味しく飲める飲み物として、
- カフェィンレスコーヒー
- たんぽぽコーヒー
- ココア
- ミロ
- ホワイトチョコレートドリンク
の5つをご紹介しました。
しかし、「飲みたい!でも母乳に影響はないかどうか気になる!」という飲み物はまだまだたくさんありますよね。
そこで今回は、授乳中にも飲める美味しい飲み物を再びご紹介するとともに、授乳中のママが気になっている飲み物として多くあげられる、
- 麦茶
- ウーロン茶、ジャスミン茶など
- ペットボトルのお茶系飲料
- 豆乳
- 野菜ジュース、フルーツジュース
- 炭酸飲料
について、それぞれの特徴を踏まえながら、授乳中に飲むとしたらどれくらいの量で、どんなタイミングが良いのか考えてみましょう。
目次
健康に良さそうだから飲んでもOK?授乳中に気になる飲み物を徹底チェック
まずは、授乳中に適した飲み物としてよくすすめられ、実際に飲んでいるママも多いと思われる麦茶、ペットボトルなどで販売されているさまざまなお茶、お茶系系飲料、そして体に良さそうな豆乳について見ていきましょう。
授乳中のママの味方!ごくごく飲める麦茶
麦茶は多くのミネラルや食物繊維を含んでいる上に、ノンカフェイン。授乳中にも安心して飲むことができる代表的なお茶です。
麦茶と言えば夏のイメージがありますが、麦茶のパックはスーパーなどで一年中販売されています。安価ですし、作るのもとても簡単なので、季節を問わず、いつでもたっぷり飲めるのがうれしいですね。
ノンカフェインのお茶、お茶系系飲料もOK
麦茶以外のノンカフェインのお茶といえば、ルイボスティー、杜仲茶、黒豆茶などがあげられます。これらも、授乳中に飲むことは問題ないと考えられます。
ただし、ルイボスティーや杜仲茶のようにミネラルが多いお茶については、大量に飲むことでミネラルの過剰摂取につながるおそれもなくはないようですので、飲みすぎないように注意しましょう。
また、ペットボトルなどで販売されている十六茶、爽健美茶などノンカフェインのお茶系飲料も、授乳中に飲んで差し支えないと考えられます。
カフェイン入りのお茶、お茶系飲料は量とタイミングに注意して楽しんで
お茶の中でもカフェィンが入っているものといえば、緑茶、番茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶などたくさんありますよね。
ご存知の通り、これらは母乳を通してカフェインが赤ちゃんの体へ移行することがありますので、授乳中には控えめにするのが望ましいでしょう。そのほか、
- ジャスミン茶
- マテ茶
- プーアール茶
などにもカフェィンが入っていますので、授乳中の水分補給として飲むことはオススメできません。
また、お茶系飲料の中でもペットボトルに入った甘い紅茶飲料などには、糖分が多く含まれていますので、こちらも飲みすぎないように注意が必要。もしも、このような種類のお茶を飲みたい場合は、授乳の後のリラックスタイムなどに1~2杯にしておきましょう。
イソフラボンを含む豆乳はほどほどに
体に良いイメージがある豆乳には、女性ホルモンに似たはたらきをすると言われるイソフラボンが含まれています。
イソフラボンは適量であれば母乳の質を高め、分泌を促すために役立つとも考えられますが、摂取しすぎるとホルモンバランスに影響を与える恐れがあります。
普段から味噌、醤油、豆腐、納豆など、大豆製品を口にする機会が多い日本人には、通常時であっても豆乳を大量に飲むことはすすめられていません。
特に授乳中は通常とは違ったホルモンバランスになっているため、飲みすぎることがないようにしたいですね。授乳中も、1日コップに1~1.5杯程度を目安として飲むと良いでしょう。
授乳中に豆乳を飲む時のポイントについては、以下の記事で解説していますので、ご参考にどうぞ。
豆乳のメリットと調整と無調整の違い|授乳中のママにオススメなのはどれ?
授乳中に飲み過ぎはNG!糖分が多い飲み物
授乳中は妙に甘いものが欲しくなりますよね。飲み物も例外ではないでしょう。それでは、市販されているジュース類は授乳中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?
野菜ジュースやフルーツジュースはメリットもデメリットもある
手の込んだ料理を作れない授乳中。サプリなどを飲むのもためらわれるし、それなら野菜ジュースやフルーツジュースでビタミンを摂取すればいいかも!なんて考えたこともあるのでは?
野菜ジュースやフルーツジュースは、手軽に野菜や果物の栄養を補えるもの。
そして最近のアメリカのある研究によって、生後2週間目から授乳前にママが野菜ジュースを飲んでいると、赤ちゃんが野菜の味を好むようになることが示されたそうです。これなら、授乳中に野菜ジュースを飲むメリットはありそうですね。
しかし、野菜ジュースやフルーツジュースは、本物の野菜や果物の代わりにはなりません。また、市販のジュースには甘く加工されていたり、甘味料、酸化防止剤、保存料などが添加されていたりするものが多くありますので、やはり飲み過ぎには注意が必要です。
市販のジュースの場合は、栄養を過信せず、小腹がすいた時などのおやつ代わりに1~2杯くらいにしておきましょう。そしてできれば、無農薬、無添加の100%ジュースを選んだり、自宅で手作りしたりして飲む工夫をしたいですね。
シュワっと甘い炭酸飲料はたまのお楽しみに…
汗をかきやすくなる授乳中は、シュワっとした炭酸を飲みたくなることもあります。暑い時期は特に、炭酸水や炭酸飲料で気分も爽快になりたいもの。
炭酸ガスそのものは飲んでも体には吸収されませんので、授乳中に飲んでも特に影響はありません。しかし、炭酸飲料には炭酸ガスのほかに、甘味料、香料、着色料なども含まれます。
糖分のことも考えると、野菜ジュースやフルーツジュースと同じく、飲み過ぎはNG。嗜好品と考えて、たまのおやつに楽しむようにしましょう。
また、炭酸飲料の中でもコーラやエナジードリンクなどにはカフェインが含まれますので、授乳中はできれば控えるか、授乳の直後にコップ1杯程度にとどめた方がよいと考えられます。
授乳中、シュワっとしたものが飲みたくなったら、糖分など余分なものが入っていない純粋な炭酸水がオススメです。
まとめ
今回は、授乳中に飲みたいけど気になる!というさまざまな飲み物についてお伝えしました。
結果をまとめると、
- 授乳中に一番オススメできる飲み物は麦茶
- 授乳中に飲まない方が良いのは、カフェイン入りのお茶(マテ茶やジャスミン茶など)、コーラ
- 嗜好品として楽しむ程度にしておきたいのは、豆乳、野菜・フルーツジュース、炭酸飲料
ということになりそうです。
授乳中に飲んでも良いかどうか迷ってしまう飲み物はたくさんありますが、カフェインが入っているものやアルコール以外なら、常識の範囲内で飲む分には特に問題はなく、絶対に飲んではいけないというわけではありませんので、あまり神経質に考えてストレスをためないようにしましょう。
そして、ジュースや炭酸飲料、豆乳などについては、なぜ飲みすぎてはいけないのか、その理由を理解して、適量を守って楽しむようにしたいですね。