「妊娠」それはとても喜ばしい事ですが、ママにとってはリアルに心身共に大きな変化が伴います。大体妊娠したらこうなって・・と頭では分かっているつもりでも、実際に日々その体型の変化を感じていくと、戸惑うママは多いものです。
「えー でもお腹はそりゃ大きくなるでしょ!?赤ちゃんがいるんだから・・」
確かにパパはそう思うかもしれません。 そう、赤ちゃんがいるので体型は変わって当然なんですよね。
ではパパに質問です!もしお腹がスイカ一個分くらい出っ張っている状態が数か月続いたとしたらどうでしょう??
「こうなるのは当たり前」
という前提があったとしても、自分の体に違和感を感じざる得ないのではないでしょうか??
ママがどれだけ違和感や不都合を感じているか・・
それを知ってしまったら、もうパパはママに対して「その腹すごいな!!」と気軽には言えなくなると思います。
ここではママのそんな本音をパパに知ってもらって、体型変化に戸惑うママを、パパにはしっかりサポートしてもらいたいと思います。
お腹が大きいのはママが太ったからではないのです!ママの自尊心を傷付ける言葉とは!?
ママが「体型変化」に関してパパから言われた言葉で傷付く一言として・・
- 明らかにビックリした顔で「すごいお腹だね!!」と言われた
- 「ちょっと太りすぎじゃない??」と指摘された
- 「お腹が出てきて女性としての魅力を感じなくなったと言われた」
などなど。
妊娠中のお腹の出方というのは個人差があります。どちらかと言うと、初産のママよりは経産婦のママの方がお腹は見た目も大きくなりやすいという声があるようです。一度出産しているので、お腹の皮も伸びやすいなどの理由もあるみたいですね。
でも、どちらにしても妊娠中の体型の変化で一度も戸惑いも何もなかったというママはいないと言っていいと思います。実際に「お腹が出る」という事だけ取り上げても、生活において不便を感じる事はママは多いのです。
- お腹が苦しくて仰向けで寝るのが辛い。特に後期に入るとどの姿勢でも腰が痛かったりと、睡眠に支障が出る
- お腹が出ているので足元が見えにくく物にぶつかる・階段などは危険
- 洗い物をしててもお腹がつかえて洗いにくい・腰に負担が大きい
- 靴下を履く・爪を切るなどの動作すらお腹がつかえてしにくい
少し挙げただけでもこんなカンジでしょうか?何気なくふつうにママは動いているように見えるかもしれませんが、実は色々な不都合を感じているんですね。
赤ちゃんができた事は嬉しい。だけど、実際大きくなるお腹を抱えての生活は不都合の連続なのです。ママは複雑な心境なのです。
あと、女性は見た目を特に気にする生き物です。日頃からお洒落だったりダイエットを頑張っていたり、プロポーション維持の為にエステなどに通ったり・・と美に対して意識の強いママにとっては、特に体型の変化に対しては抵抗があるかもしれません。
そこへきてパパからの「すごいお腹!!」という言葉は、まるで「ママ自身の自堕落な生活のせいで太った」とパパに言われているという風にママには聞こえてしまうんですね。
ママの大きいお腹を見て「女性としての魅力を感じられなくなった」というのも、ママにとってとてもショックです!「太った?」等の言葉も同じです・・。
ママ自身の自堕落な生活のせいで太ったのでしたら、責任はママにあるかもしれません。
でも、妊娠で「太る」のは違った意味です。赤ちゃんがいるのですから当たり前なんです。自分の意思とは関係なく体型が変わるのですから、正直ママにはどうしようもありません。
そこを突いて「太い」「魅力がなくなった」というのは、ママにとってはただショックなだけです。
「私は大きなお腹で日々色々な事で不都合を感じつつ頑張っているのに・・パパは一体私の何を見ているの!?」
怒りすら覚えるかもしれないですね。
「じゃあ、何にも言えないって事??気を使うなあ・・」パパはきっとそう思うことでしょう。
ではどうしたらいいのでしょうか??
ママの見た目に対してではなく、赤ちゃんの成長に対しての言葉掛けを意識して!
では実際に体型が変わっていくママに対してどのような言葉かけをしたら一番良いのでしょうか??
それは、「赤ちゃんの成長を意識した言葉を使う」です。
例えば、ママの大きなお腹を見て「すごいお腹だな~!!」で終わっていたところを、「すごいお腹だな~!赤ちゃん、だいぶ大きくなったんだね。楽しみだね。」
という風に後半にパパの赤ちゃんに対しての想いを付け足します。
こうする事でママは、「パパも赤ちゃんの成長を楽しみにしてくれているんだな。」と嬉しく思いますし、ママ自身も、「自分が太ったと指摘されたわけではない」と思えるんですね。
ポイントは、「ママの体型が変わったのは赤ちゃんがいるからだとちゃんと僕は分かっているよ。」とママにアピールをして最終的に安心してもらえるような言葉を選んで使えているどうかです。
「何だかいちいち面倒・・」「そんなに気にするの?」と、ため息をつくパパもいるかもしれません。
でも、ママにとってはパパからのそんな一言があるかないかだけで、ぐっと安心度が変わってしまうのです。その日一日不快に過ごすか快適に過ごせるかくらい差があると言ってもいいと思います。
パパも、ママと不穏な空気になるのはイヤだと思います。
是非今日から「ママの体型変化は赤ちゃんの成長という嬉しい証」であるという事をママと一緒に共有していってほしいと思います。そう思っているだけで、自然とパパからママに対しての言葉がけは変わってくると思いますよ。