家事には終わりがない、とよく言われます。確かに、掃除も洗濯も料理も片付けも、やれば一旦は終わりますが、数時間後にはまだイチから始めなければなりません。
専業主婦であれば、それをこなすのが仕事です。でも、際限なく続く家事に疲れてしまうことは多いもの。しかも、それを小さな子供を抱えながらやるとなれば、大変に感じるのは当然のことかもしれません。
パパは、こんなふうに終わりのない家事を毎日続けるママの気持ちを、どれだけわかってあげているでしょう。もしもピンとこないなら、あることを毎日続けてみてはいかがでしょうか?
1日のうちでママが最も時間を費やす家事は?
掃除も洗濯も料理も、やっては終わり、終わってはやり、の繰り返しです。その中でも、ママが1日最低3回は繰り返さなければならないのが、食器の片付け。
朝ごはんを食べれば食器を洗って拭いて片付け、昼ごはんを作ってはまた食器を洗って拭いて片付け、夜ご飯の後もまたまた食器を洗って拭いて片付け……子供が小さければ、これに離乳食やおやつの片付けも追加されます。
食器洗いと片付けは、毎日毎日、必ず行われます。掃除なら1日くらいしなくてもどうってことはありませんが、使った食器は洗わなければシンクが悲惨なことになります。1日3回以上、しかも毎日休むことなく行われる食器の片付けに、ママは家事の大半の時間を使っていると言っても、過言ではないかもしれません。
毎日の食器洗いをパパの仕事に!
この食器洗いを、ぜひパパの仕事にしてみましょう。
「家事には終わりがない、だから毎日大変なの」
ママからそう言われても、仕事で外に出ているパパは、いまひとつピンとこないかもしれません。ママが、家事の何を、どんなふうに大変だと感じているのかを少しでも理解したいと思うなら、実際にやってみるのが一番。
パパは仕事で疲れているでしょう。でも、ママだって1日中小さな子供を相手にして疲れています。だからこそ、まず家に帰ったら台所に立ってみましょう。そして、そこに片付いていない食器があったら、洗って片付けてみてください。
ご飯を食べる前に片付けをして、食べてからは自分の食器を片付ける。これを繰り返すと、延々と終わらない家事とはどんなものなのか、ほんの少し理解できるかもしれません。その理解や気付きこそ、ママが求めるいたわりや共感につながるのです。
実感のこもった「お疲れさま」をママに
パパが食器洗いや片付けをしてくれると、ママの負担が減ります。それだけでなく、家事の「終わりがない」「いつも片付けばかり」という部分をパパが実際に体験することで、ママの気持ちを少しでも理解してくれたら、ママはきっと嬉しいと思うのです。
終わりのない家事の大変さをパパが実感することで、ママにも心から
- 「いつもお疲れさま」
- 「大変だね」
という言葉をかけてあげられますよね。表面的ではない、実感のこもったいたわりや共感の言葉は、良好な夫婦関係を作るためにとても大切なものです。
家事の負担を減らすためだけでなく、育児をしながら家事をするママの気持ちを理解し、共感するためにも、食器洗いをパパの仕事にしてみてはいかがでしょう?