妊娠も中期以降になってくると楽しみになってくるのが赤ちゃんの「胎動」ですね!パパもママのお腹に手を当てて、赤ちゃんの胎動を感じた事があるのではないでしょうか。
パパとママ、2人でお腹の中の小さな赤ちゃんの生きている証を確認して喜び合う時間はとても幸せなひと時ですね。でも、ママは日々の赤ちゃんの胎動を常に感じる事ができる為に、胎動に対してとても敏感になっているのをパパはご存じでしたか?
たまにママのお腹に触れて胎動を感じているパパとは違い、ママは24時間体制で体で胎動を感じています。
- 「あれ?今日は胎動をあまり感じないな・・赤ちゃんは元気かな・・」
- 「眠い・・なのに胎動が激しいし痛いしで眠れないんですけど。」
- 「膀胱付近でよく胎動があるからトイレが近くて困るなぁ・・」
- 「外から見ても手足の形がクッキリわかるくらい蹴ってくるなー。なんかそのうち突き破って出てきそうで少し怖い!!」
・・・何だかママの声を聞いてみると、胎動があるのは「嬉しい」だけではないようですね。むしろ「眠れない」「痛い」などの不快な症状もあるようです。
お腹の中で別の生命が生きていて動いている・・経験のできないパパには未知の世界ですね。
「痛い?突き破る!?というか胎動が弱いと赤ちゃんも元気がないって事なの?それって大丈夫??」
何だかママのお腹の中で何が起こっているのか!?心配になってしまいますね。
ここではパパに「胎動とは一体どのようなものなのか?そして胎動の強弱は赤ちゃんの元気度に関係するのか!?」
などについてお伝えしていきたいと思います。
胎動は赤ちゃんからママへの一種のコミュニケーション。種類も様々
眠れなかったり痛かったりと何だか胎動って不快な症状なの?と気になるところですが、もちろんママ自身の体調がすぐれない時などはそう感じる事もあります。
でも基本的には胎動は赤ちゃんと唯一のコミュニケーション方法。
胎動を感じる事で、「ここに赤ちゃんがいる。もうすぐ私もママになるんだな。」とママは再認識する事ができるので、赤ちゃんが産まれる前から着々とママになるという自覚が芽生える事だと思います。
ではここで少し胎動の種類について挙げてみましょう。
胎動は実は妊娠のだいぶ初期のころから始まっています。でも最初は赤ちゃんが小さいのでママが気付かないだけなんです。恐らく実際に感じるようになるのは妊娠中期以降くらいでしょうか。
赤ちゃんにももちろん個性があるので、大人しい子もいれば活発な子もいます。ですので、胎動の弱い・強いがあるのは当たり前なんですね。
でもママの中にはほかの妊婦さんの話と比べて、「私の子はそんなに動かないけど・・」などと心配になってしまう事も。
ではここで胎動の種類の一例を挙げてみます。中にはパパも感じた事のある胎動があるかもしれませんね。
しゃっくりをする
おへその辺りで定期的に脈打つような振動があります。あまりに定期的な動きなので、「これは心臓の音?」と最初は驚きますが、結構赤ちゃんは頻繁にしゃっくりをしているのです。
おしっこをする
赤ちゃんもおしっこをします。この時感じる胎動は「ブルブル」と小刻みに震えるような振動です。これも最初は「??」と思って心配になりますが、おしっこなので安心してくださいね。
赤ちゃんがキックをする
中には手足の形が外から見てわかるくらいの勢いのある赤ちゃんも。感じ方としては「ボコッ」とした感覚ですね。ママの中には「ウッ」と思わず声が出てしまうくらい痛い時も。
赤ちゃんが手足を伸ばす
こちらは「グニュ~」とした感覚を感じるママが多いです。早い動きではなく、比較的ゆっくりとした動きです。外から触ると肘や膝に触れる事ができるかもしれません。
ママは日々色々な胎動を感じているのがお分かりいただけたのではないかと思います。一口に「胎動」と言っても、よくドラマであるような「あっ!今蹴った~」というようものだけではないのですね。
胎動が活発じゃなくなったら赤ちゃんも元気ではないって本当??
よく「胎動は赤ちゃんが元気である証」と言いますが、実際のところはどうなんでしょうか?胎動の強弱に一喜一憂しているママは日々大変だと思います。
結論から言うと、そこまで気にする必要はないようです。
赤ちゃんは20分~30分置きに起きては寝てを繰り返していますが、赤ちゃんだってその日の気分によって動きはマチマチです。
又、ママの姿勢などにもよって胎動を感じにくい事も。
寝ていたり食事をしている時の方が感じやすい事もありますし、お風呂に入っていてママがリラックスしている時の方が感じやすいという事もあります。赤ちゃんもママがゆっくりゆったりとしている時の方が伸び伸びと動きやすいのかもしれないですね。
でもここで注意なのは、胎動の弱まりと共にお腹が張りやすくなったり、又何日も胎動を感じない。といった症状が出た場合は、念のため病院で受診する事をおススメします。
ただ単に「今日は少しおとなしめかな。」くらいでしたら、様子を見るくらいで大丈夫だと思います。
いかがでしたか?
パパも一緒に赤ちゃんを感じよう
もしママが胎動の事で悩んでいたら…
「心配性だなあ・・」などとは思わず、一緒に手をお腹に添えて、
- 「今日はおとなしいね~」
- 「今日は少しゆっくりしてるのかな?」
などと赤ちゃんに声をかけてあげてほしいなと思います。
そして「あっ!今日も元気に動いている~」と元気に動く赤ちゃんを感じて喜ぶママに対して、「良かったね~」「そうなんだ~」など、声をかけるだけで、内心「いつもの事だし・・」なんて思っているパパ!
そんな時も一緒にお腹を触って「今日も元気だね~」など声をかけてみませんか?
ママが胎動の激しさで辛い思いをしている時は、「そんなの仕方ないんじゃ・・」とママの様子を何となく見るのではなく、お腹をさすってあげたり「赤ちゃんは元気で嬉しいけど、ママは辛いよね・・」とママの思いに寄り添ってみてはいかがでしょうか。
それだけでママは安心できますし、「2人の子なんだな」と実感出来ることだと思います。
パパのサポートでママの精神的なゆとりはだいぶ変わります。パパも是非ママと赤ちゃんの胎動を楽しんでみてくださいね。