毎晩続く赤ちゃんの寝ぐずり。
寝かしつけようとしても寝てくれず、泣き続ける我が子を前に、どうしようもなくイライラしてしまうこと、ありますよね。
寝ぐずりの原因や対処法については、
コチラをチェック!
でもお伝えしてきましたが、こうした対応をしていてもそう簡単に赤ちゃんは眠ってくれないもの。いろいろな方法を試しても効果があらわれないとがっかりしますし、ストレスもますますたまってしまいますよね。
そこで今回は、赤ちゃんの寝ぐずりにパパやママがストレスなく対応できる方法について、ご一緒に考えてみましょう。
目次
生活リズムも入眠儀式も時間がかかる…今の寝ぐずりに対処するには?
寝ぐずりを軽減する対策として考えられる主なものは、
- 生活リズムをととのえる
- 月齢に合ったお昼寝を意識する
- 大きな刺激をできるだけ避ける
- 入眠儀式を設定する
など。そして、寝ぐずりをしているときの対応としては、おくるみやおしゃぶりを使用したり、添い寝したりすることが有効です。
しかし、生活リズムや入眠儀式は一朝一夕に定着するものではありませんし、刺激を避けようにも、なるべく赤ちゃんに楽しく過ごしてもらいたくてパパやママもいろいろなところへ出かけるでしょうし、何かの行事やイベントなど、日常と違うことがあればどうしても赤ちゃんが興奮気味になることもありますよね。また、おくるみ、おしゃぶりを赤ちゃんが好まないケースもあるかもしれません。
そんな時、手強い寝ぐずりにどうやって対処すればいいのでしょうか?
ママも赤ちゃんも楽な添い乳
添い乳は、寝ぐずりを即座に解消できる可能性が高い、楽な方法です。赤ちゃんはおっぱいを吸うことで安心して眠りに入ることができますし、ママも横になって体を休めたまま対応ができるのがメリット。
疲れている時や眠くてたまらない夜中などは、添い乳で乗り切っている方も多いでしょう。また、赤ちゃんと十分にスキンシップが取れるのも添い乳の良いところですね。
添い乳は癖になる?
メリットがあるとはいえ、寝ぐずりのたびに添い乳で対応していると、癖になるのでは?と心配になりますよね。
寝ぐずりは、赤ちゃんが安心して眠りに入る方法を覚えるとおさまることも多くあります。毎晩決まった入眠儀式を取り入れるのがすすめられているのも、そのためです。
しかし、赤ちゃんがおっぱいと入眠とを関連付けて覚えてしまうと、添い乳が入眠儀式として定着してしまい、添い乳でなければ眠れなくなってしまうことは十分に考えられます。
とはいえ、毎日の寝ぐずりに疲れたりストレスがたまっている時は、楽な方法を選ぶのもアリです。
どうしても赤ちゃんが寝てくれない時や、ママが疲れている時の奥の手として、たまに添い乳をしながら、普段の寝ぐずりについては、生活リズムをととのえたり入眠儀式を探したりして根気よく対処していくことが望ましいでしょう。
添い乳のデメリットとは
楽な方法ではありますが、添い乳にはデメリットがあることも忘れてはいけません。簡単にあげてみると、添い乳のデメリットには次のようなものが考えられます。
窒息
添い乳している時にママが赤ちゃんに覆いかぶさるような姿勢になると、赤ちゃんの鼻が塞がれてしまい、窒息するリスクが高まります。
吐き戻し
添い乳ではおっぱいを飲んだ後にげっぷをせず寝てしまうため、吐き戻しやすい赤ちゃんは特に注意が必要です。
中耳炎
寝ている姿勢で母乳を飲んでいると、飲みきれない母乳が赤ちゃんの耳の方へ流れて中耳炎になることがあると言われています。
虫歯
母乳そのものは虫歯の原因ではありませんが、離乳食が始まっている場合、食べ物の汚れが残っている状態で添い乳をすると虫歯のリスクが高くなるようです。
乳腺炎
添い乳のように偏った方向からの授乳が続くと、乳房にしこりができたり乳腺炎になったりすることも考えられます。
添い乳は癖になるだけではなく、ママと赤ちゃんにこうしたデメリットをもたらすことがあることもふまえて、タイミングや回数などを慎重に考えながら行っていきたいですね。
寝ぐずりはほっといてもいい?
生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、自力で眠ることすら大変なことです。
もしかすると、眠い時のふわふわした感覚や、眠りに落ちる感覚に慣れずにぐずぐずしてしまうのかもしれません。それは私たち大人にはどうすることもできないものです。
また、寝ぐずりの理由は、これといってないことも多いもの。
お腹が空いていないか、オムツが濡れていないか、体調が悪くないか、という基本的なチェックをし、赤ちゃんが泣くと考えられる原因を排除してもどうしても寝ぐずりしてしまうなら、もう赤ちゃんが「今は泣きたい気分なの!」と訴えているのかもしれません。
様子を見ながら必要に応じて声をかけたり手を握ったりして、赤ちゃんの寝ぐずりに付き合ってあげましょう。
イライラしたら赤ちゃんの側から一旦離れて
しかし、赤ちゃんが泣き止まない時はそばにいるパパやママも不安ですしストレスがたまりますよね。もしもストレスがたまりすぎて爆発しそうだと感じたら、一旦赤ちゃんのいる部屋から出てみましょう。
この時、ベビーベッドの柵はしっかりあげておき、赤ちゃんの周りにはおもちゃやタオルなど何も置かず、危険がないように確認してくださいね。赤ちゃんの体調と安全を確認したら、少しの間はそのまま泣かせていても大丈夫ですので、赤ちゃんから離れたところで心の調子をととのえましょう。
泣いている赤ちゃんを放置することで、発達に影響があるのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、寝入りばなの数分程度放っておくだけですので、過剰に心配することはありません。
ママがそばを離れていたらいつのまにか一人で寝入っていたということもありますし、イライラやストレスがたまりすぎないうちに、パパやママの方からちょっと赤ちゃんと離れるのもひとつの方法です。
ただし、赤ちゃんを泣かせたままにしておくのは長くても5~10分程度にしておきましょう。そのままにしていても泣き止まない時、泣き声がどんどん大きくなる時は、一度赤ちゃんを抱っこして安心させてあげてくださいね。
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親子が楽な方法で寝ぐずりを乗り切るのが一番
どうしても赤ちゃんの寝ぐずりがおさまらない場合は、パパやママがストレスをためてしまわないように、楽な方法を選ぶことも大切です。
普段から寝ぐずりを防ぐためのさまざまな方法を実践しつつ、体力と心に余裕がない時は一旦赤ちゃんと距離を置いたり、添い乳をしたりして、臨機応変に対応していきましょう。