授乳と寝かしつけには、切っても切れない密接な関係があります。
私たちは、今までにさまざまな寝かしつけ方法や寝かしつけのコツ、赤ちゃんが寝ない原因などをご紹介してきました。その中でも、授乳と赤ちゃんの眠りについてお伝えした話題はたくさんあります。
今回は、このサイトにあるたくさんの寝かしつけに関する記事の中から、授乳との関係を掘り下げたものをまとめてご紹介していきたいと思います。
寝る前や夜中の授乳、添い乳、授乳なしでの寝かしつけ、泣いたら授乳で寝かせることがNGな理由などなど、授乳と赤ちゃんの睡眠、寝かしつけについては、こちらをご参考にしてくださいね。
添い乳はOK? NG? 添い乳と寝かしつけの関係
まずは「いつも寝かしつけは添い乳!」というママに読んでいただきたい、寝かしつけと添い乳に関する記事のご紹介です。
赤ちゃんを寝かしつけるためには、授乳と睡眠を切り離して考えることが大切です。そのため、添い乳での寝かしつけについては、推奨する意見も多いものの、そうではない意見もありますよね。
ママも体を休められる、寝ながら授乳ができて、赤ちゃんもすぐに寝付いてくれるなど、大きなメリットもある添い乳ですが、添い乳での寝かしつけを続けることによって生じるデメリットもまた、無視できないものです。
- 「添い乳で寝かしつけているけれど、夜中に何度も泣かれて辛い」
- 「添い乳じゃないと寝なくなってしまって困っている」
という悩みを抱えているママは、ぜひ、添い乳で寝かしつけをしていたママの体験と、添い乳のデメリット、海外で添い乳が推奨されない理由を記載した以下の記事を読んでみてください。
添い乳での寝かしつけを考え直すきっかけとなるかもしれません。
私の赤ちゃん寝かしつけ失敗談|抜け出せない地獄の添え乳スパイラル
母性本能があるから大丈夫?添え乳の危険性と続けることのデメリット
楽チンな沿い乳での寝かしつけ|海外の常識ではあり得ない?4つの理由
添い乳をやめたい! でもどうすればいい?
それでは、思い切って添い乳をやめるにはどうすればいいのでしょうか?
以下の2つの記事は、添い乳での寝かしつけがなぜ勧められないのかというさらに詳しい理由とともに、添い乳や授乳をせずに赤ちゃんに眠ってもらうための簡単なコツを紹介しています。
添え乳なしで寝てくれる赤ちゃんになってもらうためのポイント
もう添え乳止めたい!授乳なしでの寝かしつけにシフトする方法
添え乳をやめたママたちの体験談
今まで続けてきた添い乳での寝かしつけやめるのは、ママにとっても赤ちゃんにとっても非常に大変で、苦痛を伴うことです。
寝かしつけの方法を変えるということは、赤ちゃんが眠るための習慣づけをやり直すということですから、一筋縄では行きません。そう考えると、ママも「本当にできるだろうか」という大きな不安にさいなまれるでしょう。
そんなママには、添い乳をやめたママたちの体験談をご紹介します。どんなきっかけで、どんな方法で添い乳をやめられたのか、赤ちゃんはその時どんな様子だったのか、それぞれの体験を読み、ご参考にしてくださいね。
疲れて眠くて動けない…体力がつきたママが添い乳を止められたきっかけ
生後7ヶ月眠りの浅い赤ちゃん|私はこうして添い乳をやめた
夜の授乳と赤ちゃんの眠りの関係
赤ちゃんの夜泣きと夜の授乳にも、大きな関係があります。
夜の授乳が多いと、ママも睡眠時間が削られるため、体力が低下したり疲れがたまったりして、精神的にも辛いと感じるでしょう。
夜の授乳については、赤ちゃんの睡眠に関する研究からの、
- 生後6ヶ月までは夜中に母乳を求めて起きるもの
- 生後4ヶ月以降は徐々に控えるよう調整した方が良い
という意見や、
- 1日3回離乳食がしっかり食べられるようになれば夜の授乳は必要ない
- 母乳育児のためには継続的な夜の授乳が大切
といった意見もあり、いろいろな考え方があります。
どれが正解と言えることではありませんので、夜の授乳については生後3ヶ月以降の赤ちゃんの成長とママの希望に合わせて、それぞれが納得できる方法を選択していきたいところですね。
基本的に、低月齢の赤ちゃんには夜の授乳は欠かせませんが、授乳間隔が定まり、生活リズムもできてくる生後3~4ヶ月以降は、次の記事をご参考に、夜の授乳とその回数について少しずつ意識し始めるとよいかもしれません。
生後3ヶ月から夜中の授乳を減らすために実践していたこと
生後3ヶ月から気をつけたい!夜ぐっすり眠るためのお昼寝と夜の授乳のポイント
教えて! 夜間断乳について
赤ちゃんが順調に成長し、離乳食からしっかりと栄養が摂れているようであれば、夜間断乳に踏み切るのも寝かしつけをスムーズにするために有効な方法です。
夜間断乳は、その名の通り夜だけ授乳をやめることですが、通常の断乳と同じように苦労するママも多くいます。
以下の3つの記事は、夜間断乳のメリットや方法、成功させるためのコツについて記載したものです。
- 「夜間断乳ってどんなものなの?」
- 「夜間断乳してみたいけど大変でしょ?」
- 「夜間断乳したのに赤ちゃんが泣き止まない!」
そんなママたちにオススメです。
夜泣き対策には夜間断乳がオススメ!1時間おきから7時間連続へ
必ず目を通しておこう!夜間断乳を失敗させない6つのコツ
断乳してから夜泣きがひどくなった!でもその夜泣き本当に断乳のせい?
寝かしつけのためにはどうして「泣いたら授乳」がダメなのか
「赤ちゃんが泣いたらまず授乳」というのは、育児の基本でもあります。もちろん、新生児のうちはそれで構いません。
赤ちゃんが「お腹が空いたよ!」と泣くのなら、たっぷりと授乳し、お腹も心も満たしてあげましょう。
しかし、スムーズな寝かしつけのためには、満腹中枢が発達して授乳間隔が一定になってくる生後2~3ヶ月以降、この「泣いたら授乳」のスタイルを見直していく必要があります。
まず、赤ちゃんが泣く原因は何なのかを考え、授乳を「赤ちゃんを泣き止ませるための手段」として使わないことを心がけたいですね。
以下の3つの記事は、「泣いたら授乳」がなぜNGなのか、その理由とともに、赤ちゃんを泣き止ませる授乳以外の方法についても触れていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
赤ちゃんの寝かしつけをダメにするお世話|泣いたら授乳がNGな理由
泣いたら授乳はなぜいけない?赤ちゃんの笑顔を増やすために必要なこと
ママ自身が泣かせている?授乳しても赤ちゃんが泣き止まない時の対処法
赤ちゃんの安眠のための授乳のコツ
授乳と寝かしつけの間に深い関係がある以上、赤ちゃんがぐっすり眠るためには、授乳の仕方やママの母乳の質を保つこともとても大切になります。
次の2つの記事は、赤ちゃんの眠りにとってよい効果をもたらすことが期待される授乳のポイント、母乳と赤ちゃん、そして睡眠ホルモンの関係について記載しています。
赤ちゃんの安眠とよりよい母乳育児のために、ご参考にしてください。
乳腺炎を防いで赤ちゃんグッスリ!上手に授乳するための6つのコツ
赤ちゃんがぐっすり眠れる母乳になる5つのチェックポイント
また、多くのママにとって辛い冬の夜の授乳について、快適に乗り切るコツもご紹介しています。快適な寝かしつけと夜の授乳のために、こうした記事もぜひ読んでみてくださいね。
寒くてツラいなら試してみて!冬の夜の授乳を温かく乗り切る工夫
寝てばかりいる赤ちゃん?起こして授乳した方がいいケース
寝かしつけや夜泣きに苦労するママとは反対に、赤ちゃんがぐっすり寝すぎて心配……というママも少なからず存在しています。
なかなか寝てくれない赤ちゃんを持つママとしてはとても羨ましく感じるかもしれませんが、赤ちゃんが長時間起きない、寝過ぎて授乳ができないといった場合、赤ちゃんの成長やママのおっぱいに関して心配なことも出てくるのです。
次の記事では、よく寝る赤ちゃんについて、寝過ぎることの影響や、起こして授乳した方が良いケース、ママが注意すべきことをまとめています。
「よく寝ているけど、起こすべき?」と心配になった時にチェックしてみてください。
赤ちゃん寝てばかり…起こすべきか健康視点でチェックしたいポイント
以上、授乳と寝かしつけに関する記事をまとめてご紹介しました。
授乳は、赤ちゃん期の育児の大きな割合を占めるものです。そして、低月齢の赤ちゃんは、母乳やミルクを飲んでいるか寝ているかという状態で過ごすことがほとんどです。
それだけに、ママも母乳の出や赤ちゃんの哺乳量についてはとても神経質になりますし、赤ちゃんが寝てくれなかったり、寝かしつけが上手くいかなかったりすれば、自分の母乳の量や質に問題があるのかもしれないと悩むものです。
しかし、授乳と寝かしつけは確かに密接な関係を持っているものの、それぞれを個別のものとして考えることで、育児そのものが楽になることもあります。
授乳は赤ちゃんにとっての食事であり、非常に大切なものですが、上記の記事でご紹介したように、寝かしつけの手段として授乳を使うことで生じてしまうデメリットも多いのです。
まずは、「授乳」と「寝かしつけ」を切り離して考えることからスタートし、ママと赤ちゃんの良い眠りのためには、母乳や授乳というものをどのように捉えて良いものにしていくべきなのか、それぞれに探ってみてください。