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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

月齢別赤ちゃんの寝ぐずり対策Q&A|どうすればすんなり寝てくれる?

月齢別赤ちゃんの寝ぐずり対策Q&A|どうすればすんなり寝てくれる?

パパやママを悩ませる、赤ちゃんの寝ぐずり。夜だけではなく、お昼寝をする時にも長時間グズグズ泣いてしまって、一体どうすればいいのか途方にくれる方も多いでしょう。

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などなど、寝ぐずりに関する疑問に答えるべく、ここでは寝ぐずりをする原因や試してみたい有効な対策、気をつけたいポイントなどを、赤ちゃんの月齢別にご紹介していきます。

寝ぐずりを少しでも軽減して、赤ちゃんもパパもママも快眠できるように、ぜひご参考にしてみてくださいね。

生後すぐ~2ヶ月の赤ちゃんの寝ぐずりの原因と対策

新生児のうちは、赤ちゃんは昼夜区別なく眠りますし、その眠り自体が浅く短いため、寝たと思ったら泣き、泣いたと思ったら寝るの繰り返しです。

生まれてすぐはおっぱいを飲むために体力をかなり使うため、おっぱいを飲みながら寝てしまうことも多くあり、まだ寝ぐずりをするように感じられないこともありますが、それでも、眠いはずなのに何をしても泣き止まないこともあります。

Q.新生児期の寝ぐずりの原因は?

この時期に考えられる寝ぐずりの原因には、主に次のようなものがあります。

  • お腹が空いた、オムツが濡れている、げっぷが出ない、暑い寒いなどの生理的不快感
  • 生まれたばかりで環境に慣れていない
  • 浅い睡眠(レム睡眠)がほとんどで、すぐに起きてしまう
  • おっぱいを飲むことに疲れて寝るものの、すぐお腹が減る

生まれたばかりの赤ちゃんは、それまでいた居心地の良いママのお腹の中から出てきて、外の世界に体を適応させるのに精一杯です。おっぱいを飲むのも、お腹が空くのも、オムツが濡れるのもはじめての体験。それに戸惑い、頻繁に泣いてしまうのは仕方がないことです。

そのため、この時期は赤ちゃんにとって不快に感じられる原因を取り除いてあげることが寝ぐずり解消への最初の一歩。お腹がいっぱいか、げっぷは出たか、オムツは清潔か、室温はちょうど良いかなどをこまめにチェックしましょう。

また、新生児期は体内時計がきちんと出来上がっていないため、大人のように朝起きて夜眠くなるというリズムにはなっていません。

そのため昼夜逆転を起こしやすく、大人が「寝てほしいな」と思う夜に限って寝てくれず、泣き出すことも多くあります。昼夜の区別がつき始めるのは生後3~4ヶ月頃と言われていますので、それまで生活リズムを少しずつ意識しながら赤ちゃんの眠りに付き合ってあげましょう。

Q.寝たと思ったらすぐにビクッとして起きてしまう、どうにかならない?

赤ちゃんが寝たと思ってホッとしたら、突然ビクッと体を震わせて大泣き…という経験は誰にでもありますよね。

生まれたばかりの赤ちゃんによく見られるこうしたモロー反射は、原始反射のひとつで、音などの刺激がきっかけで起こることが多くあります。

生後3ヶ月くらいまでには消失すると言われていますし、モロー反射の多い少ないは赤ちゃんによって個人差がありますが、もしもモロー反射のために赤ちゃんがよく起きて泣いてしまうようであれば、おくるみなどを使って体をくるんであげると良いかもしれません。

おくるみは、赤ちゃんにとってママのお腹にいた時のような安心感をもたらすものでもありますので、有効に活用してみましょう。

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Q.寝ぐずりがひどい時はおしゃぶりを使ってもいい?

赤ちゃんの原始反射には、もうひとつ、吸綴反射というものもあります。これは、生まれて間もない赤ちゃんがママのおっぱいを飲むためのものですが、吸綴反射があるために、赤ちゃんはおっぱいではなくても、口に当たったものに吸い付きます。

この反射を利用したおしゃぶりは、赤ちゃんがおっぱいを吸う時と同じ動きをすることで安心感をもたらすと考えられ、寝かしつけにも有効です。おしゃぶりは長期間使い続けることで、歯並びに影響を与えるなどのデメリットもありますが、正しい使い方をすればそれほど心配はいりません。

歯並びに影響9%|ママ100人に聞いたおしゃぶりの使い方

新生児期の寝ぐずり対策はこちらの記事でも詳しくまとめていますので、ぜひご参考にしてくださいね。

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生後3~5ヶ月の赤ちゃんの寝ぐずりの原因と対策

生後3ヶ月頃からだんだんと昼夜の区別がつくようになり、生活リズムができてきます。

また、深い眠りであるノンレム睡眠の時間は新生児の頃よりやや増えてくるので、夜は少しだけ長く寝てくれるようになってくるでしょう。しかし、眠りに入るのはまだまだ上手ではないため、寝ぐずりは相変わらず…という赤ちゃんも多いかもしれませんね。

Q.生後3ヶ月頃からの寝ぐずりの原因は?

この時期の赤ちゃんが寝ぐずりをしてしまう特徴的な原因には、次のようなものが考えられます。

  • 生活リズムがまだ完全にできあがっていない
  • 興奮するような強い刺激があった
  • 黄昏泣き

生後3ヶ月くらいから昼夜の区別がつくようになってくるとはいえ、まだまだ赤ちゃんの睡眠は細切れですし、ちょっとしたきっかけで夜に眠れなくなってしまうことはよくあります。

早寝早起きを心がけ、お昼寝の時間を適切に保つだけでも、赤ちゃんの生活や睡眠のリズムを整える助けになりますので、まずはパパやママが規則正しい生活を送ることを心がけてみましょう。

また、日中に刺激の強いできごとがあると、赤ちゃんが興奮してなかなか寝付けないこともあります。

長時間のおでかけや、たくさんの人と会うようなイベントごとがあった日は、寝ぐずりが激しいように感じられるかもしれません。そんな時は、できるだけ新たな刺激を与えないように静かに過ごし、添い寝などで赤ちゃんを安心させてあげながら落ち着くのを待ちましょう。

そして、この時期特有のぐずりの原因として考えられるのが、黄昏泣き。

黄昏泣きは、腸内にガスがたまることが原因のひとつとも考えられていますが、ハッキリしたことはまだよくわかっていないようです。そのため、こうすれば泣きやむという具体的な対策もあまりないのが現状ですが、こちらの記事をご参考に、赤ちゃんに対応してあげてくださいね。

コリックって何?泣き止まない赤ちゃんの原因と対策

Q.昼間寝てくれない赤ちゃん、夜みたいに部屋を暗くしたほうがいいの?

昼夜の区別がつきはじめるこの時期、お昼寝の時にも部屋を暗くしてしまうと、赤ちゃんが混乱して生活リズムの乱れにつながってしまうおそれもあります。

お昼寝の時でも部屋は明るいまま、物音なども過剰に抑えないようにして、赤ちゃんに昼間であることをわかってもらうのが望ましいでしょう。

昼間なかなか眠ってくれず寝ぐずりをする場合は、赤ちゃんの眠くなるタイミングでお昼寝ができるように、お昼寝のリズムを見直してみるといいかもしれませんね。

赤ちゃんのお昼寝|生後3ヶ月ママ30人に共通する5つのルール

Q.生後3ヶ月を過ぎたらおくるみはもう使えないの?

おくるみでの寝かしつけが有効なのは、およそ生後3~4ヶ月までと考えられます。

生後3ヶ月を過ぎると赤ちゃんの動きが活発になってきて、おくるみで体を固定されるのを嫌がったり、自分で抜けだそうとしたりすることも増えてきますので、そろそろおくるみに代わる新しい入眠儀式を探っていくことが望ましいでしょう。

今からでも遅くない?寝かしつけにおくるみが使えるのは生後何ヶ月まで?

生後6~12ヶ月の赤ちゃんの寝ぐずりの原因と対策

生後6ヶ月を過ぎると、赤ちゃんにもさまざまな変化がおとずれます。

離乳食の開始、つかまり立ち、ハイハイ、伝い歩きなどによる運動量の増加、歯の生え始めなど、生後6ヶ月~1歳にかけては、成長が著しい時期でもあります。

この時期に夜泣きが始まる赤ちゃんも多いため、夜になると寝ぐずりと夜泣きのダブルパンチに悩むパパやママも増えてくるでしょう。

Q.生後6ヶ月頃からの寝ぐずりの原因は?

この時期に考えられる寝ぐずりの原因は、次のとおりです。

  • 歯が生え始めた
  • 離乳食が始まり、お腹の調子が変化した
  • 日中遊び足りていない

歯が生えてくる時には、痛みやむず痒さによって泣いてしまう赤ちゃんも多くいます。また、離乳食を開始したばかりの赤ちゃんの場合は、はじめての食べ物でお腹の調子が変化して下痢や便秘をすることもあり、夜の寝付きに影響することもあるかもしれません。

そして、このくらいの時期からは赤ちゃんにもだいぶ体力がついてきます。できることもどんどん増え、体を動かして遊ぶことも好みますので、日中静かに過ごしすぎて遊び足りないと、夜になかなか眠くならないことも増えてくるでしょう。

Q.歯ぐずりする時はどうすればいい?

もしも、歯が生え始める時期に寝ぐずりがひどくなったと感じるようであれば、赤ちゃんの不快感や痛みを少しでも緩和してあげることで、寝ぐずりも落ち着いてくれるかもしれません。

歯固めを利用したり、冷やしたガーゼなどを使って歯茎を冷やしてあげたりしてみましょう。

生後6ヵ月は要チェック|歯ぐずりの理由と簡単で効果的な夜泣き対策

Q.外に出かけなかった日ほど寝ぐずりがひどいのはなぜ?

興奮するような刺激があると、寝ぐずりや夜泣きがひどくなることもありますが、反対に刺激が少なすぎても赤ちゃんは寝ぐずりをすることがあるようです。

この時期、赤ちゃんはたくさんの刺激を受けて成長しています。できる動作も増えてきて、新たな遊びを求めてどんどん楽しむようになります。

そのため、家で静かに過ごしているだけでは赤ちゃんにとっての刺激が少なく、また体力も余ってしまうために、夜あまり眠くならないとも考えられます。

日中起きて過ごす時間もだいぶ長くなりますので、これまでよりも体力を使う遊びをしたり、散歩や買い物などに行ったりして、赤ちゃんが心地よい疲れを感じられるようにしてあげることが大切です。

◎【寝ぐずり 3325関連新規記事3】寝ぐずりはいつまで続く?ひどい寝ぐずりの理由は何?

1~2歳以降の寝ぐずりの原因と対策

1~2歳頃になると寝ぐずりもだいぶ落ち着いてくると考えられますが、子供の性格や個性によっては眠りにつくまで時間がかかったり、ぐずったりしてしまうこともあるでしょう。

2歳くらいからはイヤイヤ期も始まり、パパやママと「もうねんねだよ」「イヤ!」のバトルがくり返されることも。

この時期には生活リズムもしっかりと確立してきているでしょうから、それを崩さないようにするとともに、子供の気持ちに寄り添って対応することも大切になるでしょう。

Q.1歳を過ぎても寝ぐずりをする原因は?

赤ちゃん期を過ぎてからの寝ぐずりと原因として考えられるものは、以下のとおり。

  • お昼寝をし過ぎている
  • 眠いけど遊びたいという気持ちのあらわれ
  • 生活環境に大きな変化があった

1~2歳になると、これまでのように長時間お昼寝することは少なくなってきます。赤ちゃんの頃の習慣のまま、午前中も午後も寝てしまうと夜に寝付けなくなって泣いてしまうことも。

特に昼間の寝ぐずりが激しい場合は、その子にとってお昼寝が必要なくなってきたサインかもしれません。今のお昼寝の時間が我が子にとってちょうどよいかどうか、見直してみてください。

また、自我が出てきて自己主張も激しくなる時期ですので、「眠くない」「眠いけれどもっと遊びたい」という気持ちから、眠る時に不機嫌になることもあるでしょう。

もうひとつ考えられるのは、保育園への入園、引っ越し、ママの妊娠・出産といったような、子供にとっても大きな変化をもたらすできごとです。

環境の変化によって、それまでおさまっていた寝ぐずりや夜泣きが再びあらわれることはよくありますので、こうした場合はできるだけ子供に寄り添い、変化による不安感を払拭してあげるといいかもしれません。

Q.お昼寝の時間がうまく調節できないんだけど、どうすればいい?

昨日はお昼寝をしたのに今日は全然寝てくれないこともあれば、昼寝を嫌がっていたのに夕方眠ってしまい、夜の寝付きが悪くなる、ということもあります。この時期のお昼寝の調節は、なかなか難しいものですよね。

お昼寝は長すぎても短すぎても夜の眠りに影響しますので、次の記事をご参考に、我が子にピッタリのお昼寝の仕方を考えてみましょう。

2歳以降の幼児の生活リズム|お昼寝を制する者は夜のネンネを制す

Q.イヤイヤ期、何をしても寝てくれない時は?

イヤイヤ期に入ると、寝ぐずりもパワーアップして手に負えなくなってくることがあります。

ただ泣くだけではなく、あれがしたい、これはイヤ、という主張も出てくるため、寝かしつけがこれまでより大変になったと感じるパパやママもきっと多いでしょう。

毎日のことですので、あまり負担にならない程度に、子供の気持ちに寄り添いつつ、上手に睡眠に導いてあげられるように工夫をしてみましょう。

イヤイヤ期の寝かしつけで避けたいこと|1度の妥協で寝ない子にしないために

「水が飲みたい」イヤイヤ期の子供を上手に寝かしつける方法

まとめ

同じ寝ぐずりでも、月齢によってさまざまな原因があったり、有効な対応が違ったりするものです。

赤ちゃんがどんな理由で寝ぐずりするのかを見極めながら、その時その時に合わせた方法が取れるよう、パパもママも工夫をしてみましょう。

そして、毎日続く寝ぐずりに疲れてしまった時は、無理をせずにリフレッシュや休息の時間を取ったり、家事を手抜きしたりして、自分自身のケアをすることもお忘れなく!

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