育児をしていると「あ~最近楽になったなあ」と思うことがある一方で、急激に「どうしてこんなに泣いたりぐずったりしてばっかりなの…?」という時期があります。
楽と大変は順番に入れ替わるものとはいいますが、赤ちゃんがご機嫌な時期とそうでない時期とでは、一体何が違うのでしょうか?
赤ちゃんがぐずるのは3の倍数の週や月?
「魔の3週目」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
赤ちゃんは、よく3の倍数の週数や月齢になると理由なく泣いたりぐずったりして、手がかかるようになるといわれています。
これは「そういう傾向が多い」というだけで、ハッキリとした根拠があるわけではないのですが、ネットの掲示板などを見ていても、
- 生後3週間になるけど、最近は泣いてばかりで寝てくれない
- 生後3ヶ月の赤ちゃんが1日じゅう泣いて手がつけられない
など、特に生後3週間、3ヶ月などの節目で赤ちゃんがよく泣く、という相談が多く見られます。
これにはなにか理由があるのでしょうか。
赤ちゃんが大きく成長する時期が「3の倍数」
一般的に、赤ちゃんは3の倍数の時期に大きく成長することが多いといわれています。
生後3週間
たとえば、生後3週間といえば、赤ちゃんが起きている時間が長くなってくる頃。同時に、赤ちゃんが不安を感じ始める時期でもあります。
ママのお腹の中にいた頃との環境の変化に戸惑い、不安で抱っこや母乳をねだると考えられているようです。
生後3ヵ月
また、生後3ヶ月は赤ちゃんの首がすわり、うつ伏せで遊べるようになったりする時期。
生後6ヵ月
生後6ヶ月は寝返りができるようになったり、腰がすわってきたり、離乳食が始まったりと、赤ちゃんにも大きな成長の変化があらわれる時期です。
その成長にともなって、母乳やミルクを欲しがる量が増えたり、遊んで欲しい、構って欲しいなどの欲求が大きくなり、ぐずることにつながっているのかもしれません。
3の倍数の時期はママも疲れ気味…リラックスを心がけて!
生後3週目、つまり産後3週目というと、いわゆる「床上げ」の時期。
ママが、産後の安静生活から通常の生活に戻ってもよいとされる目安です。
しかし、実際には実家などのサポートがなく、育児はもちろん、家事などで動き回っているママも多いものですし、慣れない育児疲れが溜まってくる時期でもあります。
溜まった疲れがより拍車をかける
また、生後3ヶ月、6ヶ月という節目で、赤ちゃんが大きく成長するため母乳を飲む量が増えたり、1日中ぐずって泣き通しになってりすると、ママもいつもより疲れると感じやすいでしょう。
ママの疲れやイライラで、赤ちゃんのぐずりがますますひどくなるという悪循環におちいってしまうこともあります。
疲れたなと感じたら、赤ちゃんと一緒にお昼寝をしたり、たまには家事を投げ出してゴロゴロしたりして、ママもリラックスするよう心がけてくださいね。
たったひとつの気付きで、メチャクチャだった生後3ヶ月の生活リズムが改善した例もあります。誰もが誤解する意外な盲点です。