かわいくて大切で、いつでもギュッと抱きしめていたい、そんな存在の赤ちゃんが、悪魔に見える時があります。
それが、夜泣きで泣き叫んでいる時・・・。
ママは数時間も眠ることができずにクタクタで、イライラはMAX。かわいいはずの我が子の泣き声が癇に障り、叫びだしたくなるほど追い詰められてしまいます。
しかし、夜泣きをする赤ちゃんにイライラして接するのは逆効果。赤ちゃんはかえって不安を大きくし、ますます泣き止まなくなってしまいます。
では、夜泣きのイライラはどうやって解消すればいいのでしょうか。
ママの睡眠不足による影響
「睡眠不足は人を鬼にする」
これは、私が赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいた時に偶然知った言葉です。
慢性的なひどい睡眠不足が続くと、脳の前頭葉の血流が低下し、そのはたらきが鈍くなります。そのため、集中力や思考力が低下したり、感情抑制機能がうまくはたらかなくなってしまい、イライラを爆発させやすくなるのです。
赤ちゃんの夜泣きが続いて寝不足のママは、つい赤ちゃんに八つ当たりしてしまったり、無表情で事務的に接してしまったりした経験があるでしょう。イライラする感情が抑えられないと、どうしてもそうなってしまいますよね。
そんなことをすればますます泣くのはわかっているのに、そして、朝になれば死ぬほど後悔するのに、どうしても自分を抑えることができないのです。
この時の私は、毎晩1~2時間おきに起こされ、睡眠時間がほとんど取れない状態でした。
しかし、ママがそんな状態であれば赤ちゃんも不安や恐怖を感じて、夜泣きが悪化してしまいます。
イライラしてどうしようもない時の対処法
対処法1
まず、イライラして赤ちゃんに笑いかけられない、声を出したら怒鳴ってしまいそうなくらい追い詰められている時は、赤ちゃんの安全を確保した上で、少しの時間別室などに移動しましょう。数分くらい泣かせておいても大丈夫。
少し赤ちゃんと離れる時間を取るだけで、心が落ち着くことがあります。ママが不機嫌であればあるほど、赤ちゃんは泣いてしまいますから、まずは少しでもイライラをしずめてください。
対処法2
また、赤ちゃんが寝ている間は、できるだけママも睡眠を取ること。赤ちゃんが寝ているうちに、あれもこれもやらなければと思ってしまうでしょうが、まずは自分の体力と気力を取り戻すことを最優先にしましょう。
対処法3
そして、パパが休みの日、おじいちゃんやおばあちゃんに預けられる日には、赤ちゃんを見てもらって一人で外出したり、ゆっくり寝かせてもらうのもいいですね。
対処法4
身内に頼むことが無理であれば、一時保育などのサービスもぜひ活用してください。
とにかく、たまったストレスを上手に発散し、疲れを取って、余裕を持って赤ちゃんに接することができる心身状態を保てるようにしましょう。
赤ちゃんの夜泣きには、ママの態度が大きく関係しています。夜泣きを悪化させないためにも、まずはママ自身のケアをすることも大切ですね。