子供が生まれると、パパの実家とママとの関係は、少しずつ変化し始めます。
それまではいい義両親だと思っていたのに、子供が生まれてからは
- 育児に過剰に干渉してくる
- アポなし訪問を繰り返す
- お宮参り、初節句などのイベントを仕切りたがる
といった孫フィーバー全開の行動にうんざりし、義両親が苦手になってしまうママは少なくありません。こうした過剰な干渉や突然の訪問は、産後の消耗しているママにとっては大きなストレスとなるのです。
こんな時、パパはどのような態度を取っているでしょうか?
ママのことはもちろん大切だけれど、自分の両親の気持ちもわかるし、無碍にできない……そう思って、実家とママとの間で板挟みになっているように感じるかもしれません。
しかし、その板挟みという感覚が生まれるのは、パパ自身に原因があることも考えられるのではないでしょうか?
板挟みを生み出しているのはパパ自身の態度
たとえば、自分の母親(ママにとっての姑)が育児に過剰に干渉してきた時、ママが嫌そうにしていたら、
- 「孫がかわいいだけなんだよ」
- 「悪気がないんだから仕方ない」
- 「お袋の気持ちもわかってやってくれ」
などと言っていませんか?
過干渉な自分の母親に対してはハッキリと注意することができず、ママをなだめて我慢してもらう方向に持って行こうとする。
自分の家族であるはずのママよりも、自分の母親の意向を優先し、守ろうとするパパのその態度こそ、自分の母親とママとの板挟みとなる原因のひとつかもしれません。
もしもママの実家が過干渉だったら?
もしも、パパとママの立場が逆だったとして、ちょっと考えてみましょう。
ママの父親が育児に関して過剰に干渉し、こちらの都合はお構いなしに、頻繁に訪問してくる。
ママに嫌だと訴えても、
- 「悪気がないんだから」
- 「孫のためを思っているんだから」
なんて言われたら……?
パートナーである自分よりも、父親(パパにとっての舅)の希望を優先させて、自分に我慢を強いてくるママに、うんざりしてしまうのではないでしょうか。それが続けば、ママの両親のこともよく思えなくなりますし、ママに対する気持ちも冷めてしまうことは、想像に難くないでしょう。
自分の家庭を守ってリーダーシップを取れ!
パパが守るべきなのは、実家の父親や母親ではありません。自分の家族であるママと、その子供です。
実家から独立し、自分自身の家族を持った時から、パパにはその家族をまとめ、導いていくリーダーシップが求められます。
それなのに、肝心のパパがリーダーシップを取れず、実家よりの意見に流されてしまうからこそ、ママと自分の実家や母親との間で板挟みになっていると感じてしまうのです。
パパが味方すべきは、生涯の伴侶であるママのはず。
いつまでも「母親がこう言っているから」「母親の希望だから」ではなく、ママの気持ちを汲んだ上できちんとリーダーシップを取り、実家の過干渉をやめさせるくらいの気概を持ちましょう。