おくるみは、赤ちゃんの寝かしつけに効果抜群の安眠グッズ。
しかし、正しい使い方がわからなかったり、いつまでしていればいいの?いつまでできるの?などといった疑問を持つママも多くいるようです。中でも「おくるみって1日中していてもいいの?」という質問が多く寄せられています。
今回は、この質問について考えてみましょう。
おくるみは1日中していても大丈夫?
赤ちゃんは、生まれて間もなくから授乳やオムツ替え、沐浴、外気浴、うつ伏せなどさまざまな運動によって刺激を受けて運動をし、骨や筋肉をだんだんと発達させていきます。
おくるみを心配するママは、赤ちゃんの動きを制限することによって発達や運動機能が遅れることを不安に思っているのかもしれませんね。
でも、大丈夫。
本当におくるみで24時間ずーっと赤ちゃんをくるんでいるのはさすがに問題ですが、授乳やオムツ替えでどうしてもおくるみから出さなければならない時間はありますし、寝かしつけ、寝ている時間にだけおくるみを使う分には、何ら心配はいりません。
低月齢の赤ちゃんなら、寝ている間もずっとくるんだままでOK。起きた時にたっぷり遊んで体を動かすことができれば、おくるみによって発達が遅れたりすることはまずないでしょう。
次第におくるみを嫌がるようになってきますので、徐々に半ぐるみ、スリーパーに切り替えていくと良いでしょう。
毎回同じ事を繰り返すことで、ネンネの前に何かを着るのが入眠儀式となります。
赤ちゃんはおくるみで安心する
おくるみが寝かしつけに有効な最大の理由は、おくるみにくるまれた状態がママのお腹の中にいた時と似ているということ。
赤ちゃんは、眠りにつく時に不安や恐怖を感じやすいと言われています。
おくるみを使ってママのお腹の中と同じような環境を再現してあげることは、赤ちゃんの安心につながり、より長く、深い眠りに入ることができます。
生まれてたったの数ヶ月しかたたない赤ちゃんは、やっぱりママのお腹の中が恋しいのですね。
おくるみでスヤスヤ寝てくれるうちは、くるんだまま寝かせても大丈夫ですので、赤ちゃんを安心させるためにも、おくるみを有効に活用してください。
そして、赤ちゃんが機嫌よく起きている時は、抱っこや沐浴、ベビーストレッチやマッサージなどで、たくさん体を動かしてスキンシップを取ってあげてくださいね。
おくるみの巻き方には様々な方法がありますが、新生児~生後3か月までは「おひなまき」がおすすめです。赤ちゃんが子宮の中にいる姿勢と同じ状態を作りだす方法です。
巻き方は
- 長方形のバスタオルを横に広げて真ん中の上部に赤ちゃんを乗せる
- 左右どちらかのタオル上の角を持って、持った所と反対側の赤ちゃんの足の付け根に向けて包み、お尻と背中に挟む
- 反対側も同様に包む
- 足はあぐらか、足の裏同士をくっつけるような形にして、左右どちらかのタオル下の角を反対側の首元に持ち上げる
- 反対側も同様に下から斜め上に持ち上げ、首後ろで固定する。
赤ちゃんはだんだんと成長して足の筋肉がついゆき、自分の意思で手足を活発に動かすようになります。寝る時におくるみに包まれてスヤスヤ寝ていた赤ちゃんが、おくるみに巻かれるのを嫌がったり、自力で抜け出そうとすると、おくるみを卒業するタイミングですよ。
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