小さな赤ちゃんや子供と一日を過ごしている専業主婦のママにとって、毎日にそれほど大きな変化はないもの。
掃除や洗濯をして、子供を公園や児童館に連れ出して、買い物をして料理をして……なんてしているうちに、一日はあっという間に過ぎていきます。
そんなママに、仕事から帰ってきたパパが、
「今日何してたの?」
と聞いてくるのは、まったくもってよくある話。
しかし、パパが何気なくこの質問をした時、ママがイラっとした様子だったことはありませんか?ママの中にはこの「今日何してたの?」という質問を、快く思えない人もいるようなのです。
「今日何してたの?」毎日聞くと嫌がられる?
朝は早くに出勤し、帰ってくるのは子供が寝てからというパパなら、仕事で家にいない間、ママと子供が何をして過ごしているのか、何か変わったことはなかったのか知りたいと思う気持ちは当然あるものですよね。
でも、ママの中には
- 変わり映えのしない毎日なのに、いちいち聞かれるのがイヤ
- 特に話すことがないから、聞かれても困る
という気持ちになってしまう人もいるようです。
パパとしては、単なる会話の取り掛かりとして、または夫婦間のコミニュケーションとして「今日何してたの?」と聞いているのでしょう。
もちろん、本当にママと子供に愛情と興味を持っているから、そして心配しているからこそ、そう聞いているはずです。それがなぜ、一部のママには否定的に受け取られてしまうのでしょう?
家にいることを責められているように感じるママも
専業主婦のママの中には、仕事をせずに家にいることに、大きな罪悪感や負い目を感じている人もいます。
特に、出産前までバリバリ働いていたようなママは、子供とのんびり家で過ごすことや、パパが働いているのに自分が自由気ままに過ごせることに対して、申し訳なく思っていることが多いのです。
だからこそ、毎日のようにパパに「何してたの?」と聞かれると、まるで家にいる自分を責められているように感じてしまいます。
パパにそんな気持ちはこれっぽっちもなくても、
- 「ママは家にいて好きなことができていいよな」
- 「時間はたっぷりあるんだから、もっと家事も育児も頑張れよ」
などと思われているのではないか……、そんなふうに、ママが疑心暗鬼に陥ってしまうこともあるのです。
ママが卑屈にならないように気持ちを伝えてあげよう
仕事をせず、家で過ごすことに後ろめたさを感じるタイプのママには、パパがどうして「今日何してたの?」と聞きたいのかを伝えてあげることも大切です。
- 「ママが寂しかったり大変だったりしないか心配」
- 「子供がどんな一日を過ごしているのか知りたい」
- 「ママと子供が楽しく過ごした話を聞くと疲れが取れる」
など、パパ自身の気持ちを伝えれば、ママも、パパが決して家で過ごすママを責めているわけではないということを、わかってくれるでしょう。
専業主婦のママは孤独を感じることも多いため、働いていないというコンプレックスから疑心暗鬼に陥りやすいものです。
「今日何してたの?」から、夫婦の温かい会話をスタートさせることができるように、そうしたママの気持ちも理解して、安心させてあげてくださいね。