寝返りが始まると、うつぶせ寝になっちゃう赤ちゃん、いますよね。でも、うつぶせ寝ばかりだと、窒息を始めとしてイロイロ心配が出てきませんか?
実際、うつぶせ寝ってどうなの?
うつぶせ寝が大好きで、私を慌てさせた末っ子の話をします。
順調な成長は嬉しいのですが…
生後5ヶ月過ぎに、末っ子は寝返りを始めました。他の子供たちも生後4、5ヶ月くらいで段階を踏んで上手になったと思います。
まず、赤ちゃんはバタバタとシーツをけるように足を動かします。すると体が横転して、勢いでコロンと転がり、ホフク前進の態勢になります。
何が起こったのか分からないようで、ビックリしたように赤ちゃんは泣きます。うつぶせになってもハイハイするほどの筋力がないうちは、「動けないよ~。助けて~」と訴えて泣いているようにも見えます。
そんな時、私は「ガンバッたねー」と抱っこして救いだします。そして褒めます。私の子供たちは皆この経験を繰り返して、寝返りができるようになりました。
そのうち、慣れると赤ちゃんはうつぶせの状態で静かに寝入るようになります。
こうなると、目が離せません。窒息しないか心配になります。赤ちゃん自身で顔を持ち上げる力が弱いので、口が塞がれることのないように、たえず赤ちゃんに目を向けていました。
布団は固めのもので、周りに物を置かないようにも気をつけていました。
うつぶせ寝は、たまにさせると頭の形のキレイな赤ちゃんになると親や姑が言うものですから、深い眠りに入るまでは見守って、30分以内にはあお向けに直して眠らせました。
他の子供たちの時はうつぶせで寝ることは少なく、そんなに困った思いはしなかったです。
しかし末っ子は、うつぶせ寝でないと寝ないという時期が、寝返りから一年近くも続いたのでした。
夜、ゆっくり眠れない!
特に寝ているママの胸の上でのうつぶせ寝が、末っ子は大好きでした。
グズっていても胸の上でうつぶせになって抱かれていると、ストンと眠りに落ちました。私も寝ようと、末っ子を体から離してあお向けに隣に寝かせようものなら、
「ギャー」
と絶叫。急いでまた胸の上で抱きしめました。
末っ子が再び寝入ったのを見計らって、あお向けに寝かせようとするのですが、そのたびに末っ子は敏感に気づき泣いてしまうのでした。
やっとあお向けで寝てくれて、私も安心と疲れから倒れこむように眠っていると、夜中にいつの間にか隣の赤ちゃんがうつぶせ状態で寝ていて。慌ててひっくり返しました。母乳育児中でもありましたが、うつぶせ寝が気になってゆっくり眠れる心境ではありませんでした。
寝入る時に末っ子がひっくり返らないように、体を挟むように巻きタオルを両脇に置いたり、凹みのある赤ちゃん用マクラで頭を固定したりしてみました。
しかし、ジャマだと泣き続けられて、タオルやマクラを押しのけた後、末っ子はうつぶせになって満足気に眠るのでした。
トータル的にうつぶせ寝の時間が長くなると、胸を圧迫して体がしんどいのではという心配も出てきました。
うつぶせ寝の理由を調べる
あまりにもうつぶせが多かった末っ子。
どこか調子が変?骨格がゆがんでいるとか?私や家族はあお向けか横向きで寝ることが多いので、とても不思議でした。
他にもうつぶせ寝の赤ちゃんはいるのかとパソコンで検索してみると、意外とたくさんのママさんのうつぶせ寝についての話が出てきました。
同じような心配をしている人もいれば、親の見守る目があれば赤ちゃんの好きな寝方にさせてあげたらいいという力強い意見もありました。特に、生まれもった体質とかの問題ではなさそうでした。
そして、お腹の中にいる感覚やオッパイの時に抱かれる感覚に似ていて安心するのだろうという記事を見つけました。
あと、顔や胸に物が触れていると、赤ちゃんは安心して昼寝をしやすいという保育士さんの体験談も読みました。
うつぶせ寝になるのは、赤ちゃんなりにストレスを軽減させる方法なのかもしれません。
また、うつぶせ寝は実は呼吸がしやすくなり、血液の循環がよくなるとも知りました。メリットがあるなら、必要以上に怖がることはないような気がしました。
うつぶせ寝からの卒業
さて、末っ子の体重が10キロを超えても、胸の上で寝られるのは、さすがにこちらが息苦しくなりまして。1才を過ぎた頃から寝る態勢を変える試みを始めました。
お互いに向かいあって布団に横になっている状態で、手と手を握りあいました(ひっくり返らないように)。
最初は末っ子も手をふり払おうとしましたが、「手と手をあわせて握手~、ママと一緒に幸せねんね~」なんて、テキトウな子守歌を歌っていたら、楽しそうに笑ったあと寝てくれるようになりました。
うつぶせ寝以外の「寝る前の儀式」というのを作ったわけです。
これは、布団の中で絵本を読んであげると子供があお向けで寝るようになったという他のママさんの意見をアレンジしたものでした。
1才半を過ぎた今でも、うつぶせ寝の代わりに手と手を握り合って寝るのが日課となっています。
今は末っ子がうつぶせ寝になっていても、自分自身の力で姿勢を変えることが可能になったので、以前ほど心配をすることはなくなりました。うつぶせ寝を心配する時期は、あっという間に過ぎますね。
もし、今うつぶせ寝で悩んでいるママさんがいれば、今だけの悩みだし、それぞれの赤ちゃんにあう対策がきっとあるから見つけてね!とエールを送りたいです。