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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

赤ちゃんがおくるみを嫌いにならない工夫|夏場に生後5ヶ月まで上手に使った例

保健師・看護師はるママ

記事監修 保健師・看護師 はるママ

外科と皮膚科と救急外来で頑張っています!子どもの急な発熱からスキンケアなどに明るいです。

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息子が生まれて生後1か月の時でした。

完全母乳で頑張っているのですが、息子は夜は2時間おきに起き、毎日の夜泣きに私も体力がだんだんなくなっていきました。

パパにも寝かせつけを頼むのですが全く泣き止まず、結局は私一人の仕事となっていました。

添い寝で寝たいのですが、布団に寝かせるタイミングを間違うと起きてしまうので、それまでの寝かせつけの時間が無駄になったような気がしていつも最新の注意をはらっていました。

小さくて凄く可愛いのですが、赤ちゃんの寝かせつけには本当に疲れていました。

それでも、何とか頑張ろうと思い直して、寝ながらの授乳に挑戦してみたり、結局私が抱っこしたままでソファーで寝てみたりと悪戦苦闘の毎日でした。

夜中に赤ちゃんと格闘するのは一人ぼっちになったようで、一緒に泣いた時もありました。

おくるみと出会う

友人から出産祝いにとおくるみを頂きました。上半身をしっかりと固定できるものでした。

実は病院や母からも赤ちゃんはタオルで包まれていると安心すると聞いて常にタオルでくるんでいたのです。

しかし調べてみると包み方が緩かったようで、寝かしつけがうまくいかないのかな?と疑問に思っていたところでした。

友人も子育て経験ママでとても助かったアイテムだったと聞いたので、その日から気持ちを新たに私も寝かせつけを頑張ろうと思いました。

おくるみのタイミング

早速おくるみを使用してみました。

布団におくるみを広げた状態で用意し、おっぱいを飲みながらそのまま寝てしまった時にだけ使用しました。

げっぷをさせ眠りにはいったところで、おくるみに寝かせ素早く包む。

その後眠りが浅いようなら、おくるみのまま抱っこして寝かせつけをし、深い眠りになったら布団に寝かせつけるようにしてみました。

はじめはドキドキしましたが、これが結構いい感じで眠りの質が良くなったように感じます。

途中で起きる回数も減りました。

完全母乳のせいか起きる間隔は3時間から短くはなりませんでしたが、私も次の授乳までの間寝る事が出来るようになったのは本当に嬉しかったです。

途中で起きた時も、バタバタしていなければそのままおくるみで包んだまま抱っこ。バタバタした時はおくるみに頼らずはずして抱っこをしました。

おくるみを嫌がらないように

どうしても泣き方が激しいときは、おくるみを使いませんでした。

一度泣いているときにおくるみで無理矢理に抑えて大人しくさせようと思いましたが、バタバタとして凄く嫌がりました。

息子にはこのタイミングでおくるみを使用するのはあわなかったようです。

おくるみが嫌なものだと思われないように、私は睡眠中の浅い眠りに起きるのを防ぐときのみに使いました。

授乳の時はおくるみでは包まないのですが、おくるみの感触を好きになるように授乳の時は体にかけてやりながら使用しました。

私なりにおくるみが息子のライナスの毛布のような存在にすることで、私以外にも安心感を与える材料になればと思ったからです。

おくるみを使う時は、必ず「気持ちいタオルで包もうね」「きゅっきゅ(包むこと)で暖かくしようね」「タオル気持ちいね」と声がけをしました。

夏でもおくるみ

息子は4月生まれだったのですが、おくるみは5か月まで使いました。

プレゼントしていただいた素材が薄手のコットン生地だったので夏場でも使えました。

夏は上半身だけ足ははだけた状態で使用しました。

フード付きのおくるみだったのですが、息子は頭に何かしらあった方が安心して寝るので、猛暑日は頭だけかぶせて、後は広げて寝かせていました。

1枚では洗濯するときに困るので、私は全く同じものを1枚追加で購入しました。

息子が色で判別できるかは分からないのですが、とりあえず同じものを2枚そろえました。結果、洗濯したてのおくるみでも嫌がらなかったので良かったのかなと思います。

お気に入りのアイテムに

はじめは赤ちゃんの夜泣きにてんてこ舞いの私でしたが、おくるみは赤ちゃんを温めて安心させる機能と、お腹の中にいる状態を作ってあげる事で安心させる2つの作用があると分かってから、納得して使うことが出来ました。

色々と使うタイミングなど工夫しましたが、息子にはおくるみがあったようで安眠グッズになり助かりました。

息子もそうですが、私にとってもライナスの毛布だったのかもしれません。

寝かせつけだけではなくベビーカーでも包みながらのせたり、出掛け先にでもおむつ替えなどに役立ちました。

そして、おくるみで包んだ赤ちゃんは凄く抱っこしやすいので、おくるみを使用するようになってからはパパも抱っこできるようになりました。

下の子が産まれた時も勿論おくるみを用意しました。

勿論重宝しました。おくるみも赤ちゃんにとっては嫌がる子もいると聞きますが、私は色々なシーンでも使えるので出産祝いにはおくるみを贈るようにしたいと思います。

知っているのと知らないのでは全く違う育児が出来るものなのだと思い、これからも色々な情報を集めながら子育てを楽しんでいきたいと思います。”

保健師さんのワンポイント保健師・看護師はるママ

おくるみ選びのワンポイントアドバイス

おくるみ選びで重要なのは、季節によっておくるみの素材を変えることです。赤ちゃんが産まれる前に購入を考えている場合は、出産予定日の3ヶ月前後の季節を想定して購入するようにしましょう。

おくるみを使用する期間に決まりはありませんが、一般的にはモロー反射がなくなってくる生後3~4ヶ月頃までといわれています。

夏は、通気性と吸水性に優れた素材のガーゼ生地や綿100%のおくるみを用意しましょう。夏のおくるみは紫外線対策や、体温調節機能が未熟な赤ちゃんをエアコンから守るために使用します。

冬はキルトやフリース素材、中綿が入った綿素材のものの方が保温効果の高くおすすめです。冬のおくるみは赤ちゃんを寒さから守ることが目的です。全身をしっかり覆うことができるタイプのものを選びましょう。

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