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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

赤ちゃんの良い昼寝と悪い昼寝|夜ぐっすり眠るための月齢別ポイント

保健師・看護師はるママ

記事監修 保健師・看護師 はるママ

外科と皮膚科と救急外来で頑張っています!子どもの急な発熱からスキンケアなどに明るいです。

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小さな赤ちゃんにとって、お昼寝は大切なものであることを、このサイトでも何度かお伝えしてきました。お昼寝は心と体の疲れを回復し、興奮を鎮めて、夜に気持ちのよい眠りに入るためには欠かせないものです。

しかし、お昼寝をきちんとさせているのに、赤ちゃんが夜になかなか眠ってくれなかったり、夜中に何度も目を覚まして泣いたりすることもありますよね。そんな時は、お昼寝の見直しが必要かもしれません。

ここでは、赤ちゃんにはどんなお昼寝が最適なのかを考えるため、いいお昼寝の例と悪いお昼寝の例をあげてみたいと思います。赤ちゃんの現在のお昼寝の状況と照らしあわせて、改善するポイントを探ってみましょう。

赤ちゃんにとってよいお昼寝とは?

まずは、赤ちゃんの月齢ごとに、よいお昼寝とはどんなものなのかを見ていきましょう。

生後1ヶ月~2ヶ月

この時期は、赤ちゃんは昼夜の区別なく眠ります。お昼寝の時間はまだ意識せず、赤ちゃんのペースに合わせていてOKです。

生後2ヶ月~4ヶ月

少しずつ昼夜の区別がつき始めるこの時期、お昼寝は朝1時間・昼2時間・夕方1時間の3回にわけて取るのが理想的。

夜の睡眠と寝かしつけに影響してしまうため、夕方のお昼寝は、17時以降に持ち越さないようにするのが大きなポイントです。

生後5ヶ月~8ヶ月

この時期には、午前中1時間、午後2時間程度のお昼寝時間に調節するのが望ましいと考えられます。

長い朝寝や、夕方のお昼寝は徐々になくしていくようにしましょう。

生後9ヶ月~1歳

赤ちゃんの個性にもよりますが、これくらいの月齢になると体力もついてきますので、午前中は寝なくなる子もいるかもしれません。午前中は寝るとしても30分程度にとどめ、午後に2時間ほどのお昼寝をするとよいでしょう。

赤ちゃん一人ひとりの睡眠の傾向は違いますから、絶対にこの通りにしなければならないと言うわけではありませんが、こうしたポイントを参考にしながら、夜の寝付きや、お昼寝の後の寝起き、機嫌など、赤ちゃんの様子を確認し、最適なお昼寝の方法を見つけていくようにしたいですね。

これはNG! 悪いお昼寝のポイントは?

さて、よいお昼寝があれば悪いお昼寝もあるということで、今度はNGなお昼寝の例をあげてみます。

好きな時間に寝かせる

赤ちゃんが寝たい時間に寝かせるのは、新生児期だけ。

お昼寝の時間が毎日バラバラだと、赤ちゃんの寝付きにも影響してしまいます。生後3ヶ月を過ぎたら、生活リズムを作る上でも、お昼寝の時間を大まかにでも決めていくことが大切です。

起きるまで放っておく

赤ちゃんが寝てくれていると、ママはその間に家事ができたり、のんびりお茶を飲めたりして助かるものですが、だからといって赤ちゃんが起きるまでそのままにしていると、昼寝が長すぎて夜になかなか寝てくれない、ということになってしまいます。

1回のお昼寝は長くても3時間を超えないように調節し、適当なタイミングで赤ちゃんを起こすことが大切です。

夕方ダラダラ寝かせておく

お昼寝で一番気をつけたいのが、夕方の時間帯に必要以上に寝てしまうこと。特に17時以降に寝てしまうと、夜の睡眠時間がずれて、そこからなし崩し的に生活リズムが乱れることも考えられます。

お出かけなどでお昼寝の時間が確保できなかった場合などは、夕方、15分~30分程度の短い時間お昼寝をさせるのもアリですが、そうでなければ17時以降のお昼寝は避けましょう。

毎回添い乳をする

添い乳をすると赤ちゃんはすんなり寝ついてくれるため、楽だと感じるでしょうが、お昼寝のたびに添い乳をして寝かしつけをしていると、添い乳をしなければ寝てくれなくなる可能性があります。

授乳回数が定まってきたり、離乳食が進んだりしてくると、授乳=食事の時間と、そうでない時間ははっきりと区別する必要が出てきますかせ、寝かしつけは添い乳に頼らず、他の方法でできるよう工夫したいですね。

必要以上に部屋を暗く、静かにする

お昼寝は、夜の睡眠とは違います。昼間に必要以上に暗く、静かな環境を作ってしまうことは、赤ちゃんの体内時計を乱すことにもつながります。

昼夜の区別をはっきりとさせるためにも、お昼寝の時間は適度に明るいままでOKですし、赤ちゃんがビックリして起きてしまうような大きな音でなければ、多少物音がしていても構いません。ママはいつも通りに過ごしましょう。

上記のようなお昼寝の仕方は、赤ちゃんの夜の寝付きを悪くしてしまったり、寝ぐずりをひどくしてしまったりする原因にもなってしまいますので、今日からさっそく注意してみましょう。

保健師さんのワンポイント保健師・看護師はるママ

生後3ヶ月を過ぎると赤ちゃんも昼夜の区別がついてきます。少しずつ生活リズムを整えていく時期でもありますので、あまり生活リズムを崩さないようにしましょう。

いつまでも起きないからといってダラダラとお昼寝をさせるのは、やはりよくありません。睡眠には適度の疲れも必要です。しっかりお昼寝をしてしまい、赤ちゃんの体力が全開するようであれば、夜はなかなか寝付けず、逆に生活リズムが崩れてしまう原因にもなりかねません。

赤ちゃんは成長し少しずつ体力もついてきますので、成長にあわせて身体を使った遊びをするのも良いと思います。

夜にすやすや眠ってくれる赤ちゃん。その鍵を握っているのはお昼寝です。赤ちゃんの寝付きが今一つよくないと感じるママ、お昼寝って本当にこのタイミングでいいの? と悩んでいるママは、こちらの記事もご参考にしてくださいね。

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