授乳、特に添え乳しながらの寝かしつけは、手っ取り早い上にママも楽なため、なかなかやめられない、どうやってやめればいいかわからない、というママも多いのではないでしょうか。
今回は、授乳での寝かしつけから卒業する方法をご紹介します。
授乳での寝かしつけからはもう卒業
寝かしつけに授乳をしていたママは、このサイトを読んで
「今まで授乳して寝かせていたのに、これからどうしよう!」
と不安になるかもしれません。
特に、添え乳で寝かしつけをしてきたママ。
「添え乳は、自分で自分の首を絞める行為です。今すぐやめましょう」
…などと言われても、今までやってきたことを突然変えてほかの寝かしつけにする、ということは難しいこと。
赤ちゃんだって、急にママが添え乳しなくなってしまったら怒ってしまうかもしれません。
しかし、1歳を過ぎれば次第に断乳・卒乳といったステップが待っています。
「いつまでも授乳での寝かしつけに頼っているわけにはいかない」ということは、ママ自身が一番良くわかっていることですよね。
まずは、夜寝かしつける時の授乳、添え乳をやめることから始めましょう。
授乳での寝かしつけをやめるのは、早ければ早いほどママも楽になります。
授乳以外で寝かしつけるにはどうすればいい?
今まで授乳に頼っていた寝かしつけの方法を変えるためには、時間と根気が必要です。しっかり覚悟しておきましょう。
今まで何度も書いてきましたが、寝かしつけで大切なのは
- 赤ちゃんの生活リズム(授乳・睡眠)を作る
- 寝室の環境をととのえる
- 入眠儀式を決める
ということ。
ゆっくりでもいいので、まずこの3つを意識して寝かしつけをしていきましょう。
生活リズムを正すポイント
チェック1
夜にお風呂に入ったら、できるだけゆったりと過ごして、刺激を避けておきます。
チェック2
そして、入眠儀式を実行しましょう。おやすみの挨拶をして回るのもいいですし、絵本を読む、子守唄を歌うなどしてもOK。それから寝室を暗くして、赤ちゃんが寝るのを待ちます。
チェック3
授乳なしの寝かしつけ、最初はものすごく泣かれるでしょう。でも、ここで挫けてはいけません。泣いて根負けして授乳してしまうと、赤ちゃんは「なんだ、泣けばママはお乳をくれるんだ」と学習してしまいます。
チェック4
あまりに泣かれる場合は抱っこをしてユラユラしたりトントンしたりして乗り切りましょう。
数日間は大変ですが、赤ちゃんもだんだんと授乳なしでの寝かしつけに慣れてくれます。
夜中の授乳が必要なくなる時期
生後半年くらいまでの間は、赤ちゃんには夜中の授乳が必要です。
寝かしつけでの授乳が必要なくなっても、夜中も授乳をしなくていいわけではありませんから、夜にお腹を空かせて泣いた時には、十分に授乳して赤ちゃんのお腹を満たしてあげましょう。
夜中の授乳が必要なくなる時期についてはいろいろな説がありますが、離乳食が軌道に乗ってくる時期には、自然と夜中にお腹が空いて目覚めることは減ってくるように思います。
その代わりに、その日あったことを夢に見たり、自我の芽生えに伴う夜泣きが始まるのですが、この時に授乳や添え乳で寝かしつける癖がついたままだと、非常に苦労することになります。
授乳以外で寝かしつける工夫
月齢が上がった赤ちゃんなら、夜に泣いて起きたとしても授乳するのではなく、様子を見ながらお茶や水を飲ませたり、背中をトントンして寝かしつけるのが理想です。
ここで授乳をしてしまうと、赤ちゃんにとって授乳は食事ですから、昼間と同じ刺激を与えてしまうことになるとともに、胃の活動が活発になるため眠れなくなることがあります。
夜中の授乳が必要なくなる時期には、もう寝かしつけに授乳することがないようにしたいですね。