赤ちゃんを上手に寝かしつけるためには、昼間の生活に気を配ることも大切です。
今、何気なくやっていることが、赤ちゃんを夜寝ない子にする原因になっているかもしれません。
まずは、昼間の生活を見直すことから始めましょう。
寝ている間は「記憶を整理する」時間
昼間たくさん遊んだりお出かけしたりして、さあ夜はぐっすり寝てくれるだろう、と思うと全く寝てくれない…という経験をしているパパやママ、多いのではないでしょうか。
いつもより昼間起きている時間が長かったり、出かけたりする刺激があると、確かに赤ちゃんがよく眠ることがあります。しかし、それも度を越してしまうと、夜泣きの原因になってしまうのです。
夜寝ている間、人間はその日の記憶を整理しています。
ちょうどよい刺激となった経験なら、赤ちゃんにも寝ている間に上手に記憶を整理することができるのですが、赤ちゃんにとって興奮するような刺激がたくさんありすぎると、一度に処理することが難しいため、夜中に突然泣き出してしまうのです。
昼間、赤ちゃんを興奮させすぎないことが大切
そのため、外出するにしても遊ぶにしても、なるべく普段のペースを崩さないことが大切。
チェック1
刺激を受けやすい低月齢の赤ちゃんは特に、長時間外を連れ回したりしないように気をつけましょう。
チェック2
理想を言うなら、新生児のうちは2時間以上続けて起こしておかないこと。3ヶ月を過ぎた赤ちゃんの場合は、それほど厳密に考えすぎなくてもいいのですが、やはりたくさんの刺激を一度に与えるのはNGです。
チェック3
午前中はたっぷり遊んだ日や、大勢の親戚、友人に合った日などは、午後から家の中でゆっくり過ごすなど、おもいっきり遊ぶ時と静かに過ごす時のメリハリをつけるといいでしょう。
起床時間と就寝時間を守る
赤ちゃんが夜泣きをしてしまうと、赤ちゃんだけでなくママも眠くてたまらないですよね。できれば朝ゆっくり寝ていたい…
しかし、それでは生活リズムがどんどん乱れることになってしまいます。一度の夜泣きがきっかけで、ずるずると昼夜逆転してしまうことも少なくありません。
どんなに眠くても、赤ちゃんがぐっすり寝ていても、朝は7時になったらカーテンをあけて朝日を取り込みましょう。そして、夜は必ず19~20時には寝かしつけをしましょう。
起床時間と就寝時間をしっかり守ることが、上手な寝かしつけ、そして夜泣き対策の第一歩になるのです。
夜、赤ちゃんがなかなか寝てくれなくて困っているというパパやママは、寝かしつけの方法だけでなく、昼間の生活を振り返って、興奮させすぎていないか、生活リズムを乱していないかをチェックしましょう。
赤ちゃんは睡眠中に、その日に受けた刺激について脳で情報整理をします。強い刺激を経験していると、睡眠中の情報整理の間に怖い夢となって思い出してしまい、夜泣きを起こしててしまいます。
夜泣きの予防には赤ちゃんに強い刺激を与えすぎない事がよく言われますが、赤ちゃんが強い刺激を受けたかどうかをママが判断するのは難しい事だと思います。
もし赤ちゃんが夜泣きをするようになったら、赤ちゃんを安心させてあげるようにしましょう。脳の発達とともに、上手に情報整理も出来る様になってきますので、成長していくうちに夜泣きも段々となくなってきます。
夜泣きはママにとってもつらい時期ですから、昼間に赤ちゃんと一緒にお昼寝をするなどして、睡眠不足や体力を回復するようにしましょう。