「クレクレ」とは、他人の物をやたらと欲しがったり、無理に自分の要求を通そうとしたりする人を指す言葉。こうした特徴を持つママは、しばしば「クレクレママ」と呼ばれることがあります。
赤ちゃんの服のお下がりを執拗に狙われたり、買い物帰りの食材を欲しいと言われたりするだけではなく、趣味で小物や洋服を作るママなどに「タダで作って」と頼んだり、何でも教えて! 教えて! だったり、クレクレママにもいろいろなパターンがあるようです。
もしも、こんなクレクレママが身近にいたら、どうすればいいのでしょうか?ここでは、クレクレママへの賢い対処法を4つほどあげてみましょう。
いい人にならずにハッキリ断ることが大切!
1.曖昧な断り方をしない
クレクレママには、曖昧な断り方が通用しません。
やんわりした言い方をすると、相手も何かとハードルを下げて、何とかOKしてもらおうとしますから、何かを欲しいと言われたり、せがまれたりしたら、キッパリハッキリ「ダメです」「あげられません」「できません」と断りましょう。
2.理由を告げない
「〇〇だからあげられない」という理由を伝えると、図々しいクレクレママは「じゃあ、〇〇じゃなければOKなのね」と解釈してしまうことも。
断る時には、相手に付け入るスキを与えないように、理由を一切告げずに「ダメだからダメ」で通すのが賢い方法です。
3.「作ってクレクレ」には事前に料金を請求
小物や子供の洋服など、手作りをするママに対して「私にも作ってよ」と頼んでくるタイプのクレクレママもいます。
常識的なママであれば、たとえ作って欲しいと頼むにしても、作る人の都合を聞いた上で、材料費や手間賃などの支払いを申し出てくれるものですが、クレクレママにそれは期待できません。
もしも何かを作って欲しいと頼まれたら「材料費はいくら、手間賃はいくらで、これくらい請求します」とハッキリ伝えましょう。
クレクレママはあくまでタダで作ってもらうつもりですから、料金を請求されると引き下がってくれる可能性もあります。たとえ「ケチ!」と罵られても、タダでは作らないという姿勢を崩してはいけません。
4.「教えてクレクレ」は安易に引き受けない
「〇〇の作り方教えて」「パソコンの使い方教えて」など、自分で調べられる情報もろくに調べず、人ばかり頼って教えてもらおうとするのが、教えてクレクレママ。
このタイプのママは、ピアノや英会話の先生などをしているママと知り合うと、その人たちをターゲットにして、タダで教えて欲しいとねだることもあるようです。
知識や技術は、目に見えなくても大切なものには違いありませんから、ママ友だからといって安易に引き受けることのないように気をつけましょう。
調べればすぐにわかるようなことなら、「私も詳しくないから、自分で調べてね」でOK。専門的な知識や技術が必要なことなら、「仕事にしていることだから、無料ではできない」とハッキリ断りましょう。
一度でも何かをあげたり、頼み事をOKしたりすると、次第にエスカレートしていくのがクレクレママの怖いところ。
クレクレママへの対処法では、いい人になろうとせず、相手に多少不快な思いをさせてでもハッキリ・キッパリ断る勇気が必要です。