妊娠中の家事全般は何かとママにとって辛いものです。
つわりの時期には調理中の匂いや調味料のパッケージを見るだけで吐き気が起こってウンザリしたり、お腹が大きくなると物理的に体が辛く、洗い物は腰が痛いし洗濯物干すのもこれまた腰が・・。
お風呂洗いにいたっては、しゃがんだりする事ができないし前かがみの姿勢も辛い・・!!等々・・・
今までは軽やかに普通~にこなしてた家事が一つ一つとても精神的に負担になるものです。どうでしょう?ママが妊娠してからパパはママの家事を何か手伝っていますか?
- 「風呂洗いはやってるよ~」
- 「気が向いたら洗い物かな??」
- 「辛そうだったら手伝うくらいかな。」
- 「何かしんどいしんどい言いながら家事してるから、手伝わなきゃいけない雰囲気だし仕方なく・・」
- 「というか手伝ってもこれが違うだの何だの結局文句言われたらねえ・・」
なるほど。色々な意見があるみたいですね。
ママが妊娠する前から積極的に家事を分担して行っていたパパでしたら、特に「ママが妊娠したから家事を・・!!」と構える事はなさそうですが、今まで全部ママまかせだったパパは、何をしたら良いのかわからないんじゃないでしょうか??
ここでは新米パパが難なくできて負担にならない家事を3つ取り上げてみたいと思います。
キッチン周りは女の職場!!調味料一つでも場所は変えてはいけません。
では具体的にパパが手伝いやすい家事の話に入る前に、逆に難易度の高い家事を挙げてみたいと思います。それは「キッチン周り」です。
料理を作るところから始まって洗い物に至るまでになります。
ママがつわりで辛い時期・・料理を作るのもままならない状態のママを見て、「よし。何か作るか!」と意気込んだパパは多いと思います。
「今日は僕が作るからママはゆっくり休んでいてね。」とママに声をかけます。
この時のママの心境としては、「調理の事を考えず今日はゆっくりとくつろげるのね。」という感じです。
でも新米パパの中には、いざキッチンに立ったものの、調味料の場所、鍋の場所、キッチン用品の場所・・それらの場所が把握できておらず、せっかくリビングでくつろいでいたママに何回も
場所を尋ねる事になります。
何回も声をかけられるので結局ママもゆっくり休む事ができず、ついには立ち上がってキッチンへ・・。結局ママが主導権を握り手伝う事になります。
「今日はゆっくりできるかと思ったのに・・これじゃ最初から私が作った方が早かったわ・・」とママに溜息を付かれてしまったという事にもなりまねません。
又、ママを呼ばずに料理を作ってテーブルに運ぶところまでできたとしても、後でママがキッチンへ行ったら調味料の場所がいつもと変わっていたり、切った野菜の破片が散乱してたり・・そんな状態だと、ママはあまり気分が良くなかったりします。
食べた後の洗い物も、水を使いすぎだとか、食器の置き場所が違う、そのスポンジは違う、洗剤を使いすぎ・・等々、結構ママから指示が入る事が多いです。そうなるとパパも「せっかく手伝ったのに結局文句か・・」となってしまい、テンションが下がってしまいますよね。
でもママにとってはキッチンは「職場の机」みたいなものなのです。
ピンときましたか?
仕事によって違うので一概には言えませんが、パパも職場で自分だけのデスクはないですか?もし会社にデスクはないというパパでも、家の中に自分だけのテリトリーみたな場所はないですか?
そこにいつもあるはずの物が知らない間に場所が変わっていたらどうでしょう?知らない間に荒らされていたらどうでしょう?
デスクなんかはそうですが、結構知らない間に自分の使いやすいように色々と配置が決まっているものです。
- 「右の一番上の引き出しを空けたらここに消しゴムとホッチキスが入っていて・・」
- 「手前の引き出しにはこの書類」
「自分だけの決まり」みたいなものがあって、無意識に自分にとって使いやすくなっているのではないでしょうか。でも、いざいつものように使おうとしたホッチキスが引き出しにない・・
あれっと思って探すと、違う引き出しに・・。又次はいつも使うテープがこれまた違う場所に・・。
これって結構ストレスに感じませんか?探す時間も無駄ですし、自分のテリトリーが荒らされたと感じ、いい気分ではないかと思います。
「使ったら元の場所に戻してくれよ・・」
そう感じるかと思います。
ママにとってはキッチン周りがこの「会社のデスク」と一緒なんですね。いつも使うものもママが使いやすいようにと配置が決まっているのです。
何となく置いてあるようにパパには見えるかもしれませんが、それは「本人にだけ」しか分からないルールがあるのです。料理~洗い物に至るまでの進行も、仕事と同じで、ママの決まったやり方があります。それに沿ってこなしているのですね。
これでママがどうして細々と口を挟んでくるのかが分かったかと思います。ですので、キッチン関係の手伝いは結構難易度の高いものになるのです。
ではどうしてもママが「料理をして欲しい」「洗い物をして欲しい」と言ってきた場合はどうしたらいいでしょうか?それは・・
- パパのやり方にあまり口を出さずにある程度パパに任せる。
- やり方の違いはあって当然とママにも理解してもらう事が必要。
上記の事を話し合う必要があると思います。そうでないと、お互いに不満を抱えたままになってしまうかと思います。
「絶対私のやり方の通りにしてくれないとイヤ!」
こう訴えるママの場合だと、パパが手伝うのは難しいかもしれません。お互いによく話し合いをしてみてくださいね。
では、パパがストレスなくできる家事を3つ挙げてみたいと思います。
パパに向いている家事・・それはママの手直しが必要ない家事を積極的に!
それではパパに向いている家事を挙げてみます!
それは・・
- お風呂掃除
- 洗濯物を取り込む、たたむ、しまう
- 掃除機をかける
この3つがいいのではないかと思います。
ポイントは、「ママに手直しをさせると結局二度手間になり、パパの努力が全否定されたかのように・・だから手直しのいらない完結型の家事を選ぶ」です。
お風呂掃除
こちらは重いお腹を抱えてだと結構な肉体労働です。水で床も濡れていて転倒の危険もあるので、あまり身重のママには任せたくない家事ですね。
お風呂掃除でしたら、よほど垢が残っていたり泡が残っていたりなどがなければ、ママも体がしんどいですし、わざわざ手直しして・・という事はないと思います。
洗濯物を取り込む、たたむ、しまう
「どうして干すのはないの?」そう思うパパもいるかもしれません。
ですが、干し方にもやはりママのこだわりがある事が多いのです。 しわが伸びてなくヨレヨレしたまま干す・どうしてこれをここに干すの?等々・・。ママの手直しが結局入る事もあります。
取り込んでからの後の作業でしたら、最後はタンスなどにしまって終わりですから、しまう場所を間違えない限りはママの手直しはないと思います。
ママが出産等で家を空けたらパパも服のしまう場所等知っておかないと不便すると思います。いい機会なので、覚えてしまいましょう!
たたみ方の指示があるかもしれませんが、一度聞いたら分かる事だと思いますので、問題ないと思います。
掃除機をかける
掃除機を運んで各部屋を掃除してまた運んで移動して・・こちらもママの負担が大きい家事です。
階段などがあったら特にそうですね。こんな時はパパの出番です。気になるゴミだけでもいいと思います。又、ママから言われた場所だけでもいいと思います。こちらもママが後から手直しして・・という事はあまりないのではないかと思います。
いかがでしょうか?
パパもどうせ手伝うなら不満や愚痴は言われたくないと思います。お互いに気分よく楽しく家事が分担できたらいいのではないでしょうか?
又、ママの妊娠中だけではなく、出産してからもできればパパには家事を手伝ってもらいたいと思います。ママは赤ちゃんにかかりっきりになると思いますので・・。
パパ、今から予行練習だと思って、少しずつママのサポートをしてみてくださいね。