「つわり」って聞いてパパはどんなイメージを抱きますか?
「ああ、よくテレビドラマであるような、いきなりウッと吐き気が来てトイレに駆け込んで・・みたいな。」
そんなイメージを持っておられるパパが多いのではないでしょうか?このつわりのイメージはよくドラマや漫画などで使われる定番中の定番ですよね。
ではここでパパに質問です!、実際ママの「つわり」ってどんな感じでしたか?中には、ウチのママはつわりは大丈夫そうだけど。。と答えるパパもいるかと思います。確かに「つわり」は個人差がかなりあるので、症状の軽いママもいると思います。
それはそれで羨ましい限りですが、大抵のママは何らかの「つわり」に苦しめられる時期があります。つわりの種類によっては、「え?これもつわり?」といったものも中にはあったりと、結構パパとしてはサポートが難しく感じる事もあります。
そう、けっこう「つわり」って奥が深いんです・・。
ここでは、色々な「つわりの種類」そしてそのつわりに少なからず苦しんでいるママをパパはどうやって助けてあげたらいいのか??その方法をお伝えしていこうと思います。
眠いのもつわり!?知られざるつわりの実態
そもそも「つわり」って何で起こるのでしょうか??これには色々な説があるようですね。よく言われるのを挙げてみます。
- 妊娠する事によって、自律神経のバランスが崩れるので、その影響でつわりが起こる
- 母体が胎児を異物と感じてしまい、それによってアレルギー反応を引き起こしてしまう
- 妊娠してホルモンバランスが変化するが、その時期がつわりの時期と重なる為
何だか書くと難しくてなかなかピンと来ないですね。実際はこれ以外にも色々と要因があるみたいなので、一概には言えないようです。
では実際に「つわり」の例をあげてみます。
吐きづわり
これはよくあるパターンですね。色々な匂いに敏感になります。
今までは大好きだった食べ物の匂いでも「ウッ」と吐き気が起こったりします。よくあるのはお味噌汁の匂いとか、だしの香り、ご飯の炊ける匂いなど、、。一日中胸がムカムカしたり、偏食になるので食事も不規則になりがちになります。ひどくなるとほとんど食事が取れなくなる場合もあるので、脱水症状に注意です。ひどい場合は主治医に相談するようにしましょう。
食べづわり
常に何か口に入れていないと、気分が悪くなるといった症状が起こります。
とても個人差があって、少しお腹が空いただけで胸がムカムカしたり、食べた後に気分が悪くなって吐き気がしたり、匂いに対する不快感もあったりと、吐きづわりの症状も混合される場合もあります。
食べたいのに食べたら吐き気が・・こちらも辛いですね。又、特に食べづわりの場合は食べ過ぎによる体重増加も心配されるので、要注意です。
眠りづわり
「えっ。何それ。ただ眠いだけじゃないの?」そんなパパの声が聞こえてきそうですね。寝ても寝ても眠くて仕方がない。そう、これも立派なつわりなんです!
寝不足だからとかそんな理由じゃないんです。ひどい症状になってくると、仕事中にも意識してない内にコックリコックリと急激な睡魔が襲ってきたりと、普段の生活にも支障が出るほどになります。もし状況が許すのであれば、少し仮眠を取ると良いですね。特に車の運転中などは危険なので、途中で仮眠を取るのをお勧めします。
以上が代表的なつわりになります。どうでしょうか?ママの症状で当てはまるものはありましたか??特に眠りづわりについては「知らなかった!!」というパパも多いのではないでしょうか?この色々な症状がひどいと出産まで続いた!なんてママもいるくらいですから、大変ですよね。
ここで是非パパにはママのつわりが少しでもラクになるように支えてあげて欲しいのですが、一体何をしてあげたらいいのでしょうか??
ママにとってはパパの優しい声掛けとさりげない気使いが最大の特効薬
つわりはいつ終わるのか・・正直それに対する答えはありません。妊娠初期の数日~数週間で終わるママもいれば、先ほども述べたように出産直前まで・・といったママもいます。
数か月に渡ってママが苦しんでる姿を見るのは辛いですよね。そうは言っても、症状が何か月にも渡って続いてくると、最初は「力になってあげたい。」そう思っていたパパが最終的には「またか・・。」だんだんとママの症状に慣れてしまって反応が薄くなりがちになる。なんて事は多いものです。
そんなパパの様子をママはよく見ているので、結果的には「ウチのパパなんて心配してくれたのは最初だけ。あとは全然心配してくれなくって。」といった事にもなりかねません!
「じゃあどうしたらいいんだ!?四六時中ママにべったりついて様子見て常に心配してないといけないの??」
いえいえ、そんな事はありません。別に一緒になってオロオロして欲しい訳ではないのです。例えば・・
吐きづわりの場合
吐き気でムカムカしてるママを「何だ、またか、、」と遠巻きに様子を見るのではなく、背中をさすって「辛いな~ヨシヨシ・・」等、気付いて動いてあげる。もし手が離せなくて背中をさするまで出来なかったとしても、遠くから「声かけ」するくらいはできると思います。
「知らんふり」がママにとっては一番寂しいものなんです。
どんなモノだったら食べれそうか?など聞いてあげるのもいいですね。
また、どんな匂いが今自分にとってしんどいんだというママの気持ちを前もって確認しておく事も大切だと思います。把握してないと、例えば外食に気分転換に連れて行ってあげようと親切心で誘ったものの、「この匂いダメだっていつも言ってるのに・・!全然分かってくれてないじゃない・・。」なんてママの沸々とした不満も抱きかねません。
食べづわりの場合
小腹が空くと気持ち悪くて常に食べているママに対して「また食べてる。そんな食べて大丈夫なの?」「太ったんじゃない??」こんな声掛けはママはとても悲しみます。
ママも好きで食べているわけではないのです。むしろ食べてしまった後に「気持ち悪さ」がくるママもいるので、後悔しながら食べてるママだっています。
更に妊婦なので「体重増加」に関してはパパ以上に敏感になっています。産院によっては厳しく指導のある所もありますし。なので体重に関する否定的な声掛けはNGなのです!
例えば、ママがいつもつまんでいるような食品の傾向を観察して(つまんでいるものも何でもいいという訳ではなくて結構偏りがあったりします。)
「こんなものもあったよ~」とさりげなく差し入れをたまにしてあげたりすると、「よく見てくれているんだな~」なんてママは嬉しくなると思います。
眠りづわりの場合
このつわりがパパにとって一番理解が難しいと思います。
仕事から疲れて帰って来たパパを玄関まで迎えてくれるママの姿はなく、「どうしたのかな?」と思ってリビングに行くとママはソファで熟睡中。
「腹減った。飯は?」と声をかけたら、「眠くて仕方なくって・・。まだ用意できてない。」とママ。。
こんな日があると思います。ここで、(何だよ・・家でゴロゴロして寝たい時に寝て・・そして飯も作ってない!??)疲れて帰って来たパパは、そう思うかもしれません。
確かに一日外で仕事頑張ってきて、クタクタになって帰って来たらご飯も作らず寝てる妻・・。パパの気持ちも分かります!
ですが、今のママの状態は果たして以前からそうでしたか?
思い返してみると、妊娠してからママはよく眠そうにしていませんでしたか?
「眠いのもつわりだから仕方ない。」
この前向きな気持ちをママに持てるかどうかで、パパ自身の不満も変わってくると思います。
「今日はコンビニで買おうか~」「なんか出前取るか」そんな日があったっていいと思います。ママも自分ではコントロールできない眠気と闘っているんです。できれば眠いのに無理して家事などをしてる時は、横になるように声をかけてあげて欲しいなと思います。
まとめ
代表的なつわりに対しての対処法でしたが、いかがでしたか?
どのつわりに対してもそうですが、つわりはいつ終わるか分かりません。ママ自身が辛いのはもちろんですが、自分で体感できないパパにとっては理解がなかなかできず、困る事も多いと思います。
それは仕方のない事なので、ここはひとつ、「ママの事だしよく分からないし・・」と遠巻きにママの様子を見守るのではなく、さりげないサポートや声掛けでママの辛さを和らげてあげて欲しいなと思います。
気使ってもらって不快に感じるママはいないと思います。一番身近にいるパパの優しさが辛いママにとっては一番の特効薬!という事を覚えていてほしいと思います。