赤ちゃんのお世話を積極的にしてくれて、家事も手伝ってくれるイクメンなパパ。周りからも「いいお父さんね」と言われて、自分でも「俺は家事も育児も手伝ってる!」という自負があることでしょう。
しかし、そんなイクメンパパだからこそ、陥りがちな問題もあります。時としてママの気持ちも一気に冷めてしまう、自称イクメンパパの態度とはどんなものなのでしょうか?
自称イクメンパパのこんな態度に、ママはうんざり?
イクメンという言葉が流行し、育児をしているパパの評価が上がる一方で、ちょっと育児をしただけでこんな態度を取ってしまう、勘違いイクメン・自称イクメンもいるようです。
1.機嫌のいい時だけ赤ちゃんを見て育児を知ったつもりになる
自称イクメンにありがちなのが、赤ちゃんが機嫌よく過ごしている時や、泣いていない時にちょっとあやして、
「育児なんて楽勝じゃん」
と思ってしまうこと。
パパの見ていない間に、赤ちゃんがどれだけ泣いているか、それでママの行動がどれだけ制限されているか、想像したことはありますか?たった数時間、しかも機嫌の良い赤ちゃんをお世話しただけで、
「うちの子、全然泣かないんだよな」
などと、育児の全てを知っているような態度を取られると、24時間赤ちゃんとずっと一緒に過ごしているママは、カチンとくるのです。
2.「こんなに手伝ってやってるのに」と態度に表す
育児を手伝っていると、周りの人からも褒められて、嬉しくなりますよね。それがまた、パパとしての自信を高めることにもつながります。
でも、残念ながら「手伝っている」という意識では、まだまだ真のイクメンにはなれません。パパの育児が手伝いレベルであることは、パパの中にある「育児はママの仕事」という本音を如実に示しています。本音の部分でそう思っていると、ママがちょっと育児の愚痴をこぼしただけでも、
「ママの仕事を俺がこんなに手伝ってやってるのに、なんで文句を言うんだ」
という気持ちが、態度や言葉にあらわれやすくなります。育児は夫婦2人でするものなのに、パパが「手伝ってやっている」という態度では、ママががっかりするのは無理もありません。
育児の楽な部分だけを見て、イケメンぶるのは簡単です。ちょっと育児を手伝って、いいパパ、いい夫をしている自分に酔うのも楽しいでしょう。しかし、それではママの気持ちは冷める一方です。
男女平等の意識が高いアメリカなどでは、家事や育児を夫婦でシェアするのは当たり前であり、むしろそれができないパパは社会の敵と見なされるといいます。そんなアメリカのあるパパの言葉に、こんなものがありました。
「私と妻は、2人でひとつのチーム。子育ては手伝うものではなく、チームでするものだよ」
パパだけが頑張っても、ママだけが頑張っても、チームのバランスは上手く取れません。育児を「手伝う」のではなく「一緒に頑張る」という気持ちを持って、真のイクメンを目指したいものですね。