「赤ちゃんは足を温めるとよく寝る」という話を聞いたことはありませんか?
眠そうな様子をしている時の赤ちゃんの手足を触ってみると、ポカポカと温かくなっていますよね。
今回は、私が実践していた赤ちゃんの足を温める方法をご紹介します。
赤ちゃんは足で体温調節をしている
赤ちゃんは、まだ体温調節がうまくできませんが、うまくできないなりに、手足で体温調節をしているといわれています。
手や足といった末端の毛細血管をギュッと収縮させて冷やすことで、体の中心から熱が逃げていかないようにしているのです。
しかし、人間は眠る時に体温を下げるはたらきを持っています。赤ちゃんも眠くなると手や足から熱を放出し、体温を下げようとします。眠い時に手足が暖かくなるのは、そのためなのですね。
これを逆手に取った方法が、足を温めるというもの。赤ちゃんの足を温めることで熱を放出しやすくし、眠りにつけるようにしてあげるのです。
赤ちゃんの足を温める方法
寒い時期
寒い時期であれば湯たんぽを使うのがオススメ。
あらかじめ、布団の赤ちゃんの足がくる部分に湯たんぽを入れておき、布団に入る前に取り出します。
こうすると布団がポカポカしているので、足元が早く温まります。事前に湯たんぽを取り出しておくため、やけどなどの危険もありません。
暖かい時期
暖かい時期は、足の裏を軽くもんであげたり、両手で優しくつつんであげるといいでしょう。血流が良くなって足が温まり、赤ちゃんも気持ちよく眠れます。
また、寒い時期はレッグウォーマーをして寝ていましたが、夜泣きの回数が若干減ったかな?という程度の効果はありました。
赤ちゃんの足を温める時に注意すること
赤ちゃんは足で体温を調節するので、足を温めるといっても、靴下をはかせて完全に覆ってしまうのはよくありません。熱が放出できずにこもってしまいます。
寒い時期は、靴下よりもレッグウォーマーを使用するのがオススメです。
注意1
また、あまりに温め過ぎたり、室温自体を高くしてしまうと、赤ちゃんは汗をかき、かえって不快になって泣くことがあります。
注意2
部屋の温め過ぎは乳幼児突然死症候群の原因の一つとも考えられていますから、温めるのは足のみ、そしてほどほどにしましょうね。
赤ちゃんを寝かしつけるのに、足を温めたり、血行を良くするマッサージをするのは効果的です。
マッサージといっても、赤ちゃんの身体は未熟で未発達です。ツボを刺激するというよりは、足を温めて血行を良くするように、やさしく全体的に広くさすってあげるようにしましょう。そうすることで、ママとスキンシップをとることができ、入眠儀式としてクセ付くようになれば、赤ちゃんは安心して眠ることができます。
赤ちゃんが何かに触れたとき、手や足でモノの形や質感を感じ、口に入れることで確認をします。手や足裏の感覚を刺激することは、赤ちゃんの脳を活性化させ、自律神経を発達させます。ですから、赤ちゃんの足に靴下をはかせたりするのは、よくありません。寒い日に外出する時だけにしておきましょう。