小さな赤ちゃんを育てているママは、毎日がめまぐるしく、あっという間に過ぎていきます。生活の全ては赤ちゃんが中心です。
自分のことは後回しで、第一に優先するのが赤ちゃん、その次は上の子やパパ。育児に、家事にフルパワーを出していると、夕方にはもうフラフラで倒れそうになっているかもしれませんね。でも、そんな忙しくて大変な毎日にしているのは、ひょっとしてママ自身の「〇〇すべき」という呪縛が原因ではありませんか?
何かと負担の多い育児中こそ、そうした呪縛から逃れることも必要です。自分の考え方を少し変えるだけでも、楽になることも多いものですよ。
完璧主義のママほど多い「〇〇すべき」という思い込み
パパもママも、結婚生活や育児にはそれぞれの理想があることでしょう。その理想をなるべく叶えようと努力するのは、とても素晴らしいことです。
しかし、理想と現実は違います。完璧主義なママほど、理想を追い求めるあまり、自分の持っているキャパシティ以上の努力をしがち。それゆえに、努力しても理想が叶わないと、現実とのギャップに悩んで、心を痛めてしまうものです。
- 専業主婦なんだから、家事と育児はすべてママがこなすべき
- パパの食事は毎日きちんと作るべき
- 完全母乳で育児すべき
- 離乳食はすべて手作りすべき
こうした思い込みは、大変な状況のママをますます追い込む、危険な呪縛です。まずは、この考えを捨ててみましょう。
普段からフルパワーを出さないのがポイント
ちょっとくらい掃除や洗濯をサボっても、生きていけます。離乳食がレトルトでも、母乳をあげられなくても、赤ちゃんは元気に育ちます。1日くらいパパのご飯がお惣菜や弁当でも、人生に大した影響はありません。
そんなことよりも、ママが無理してダウンすることの方が大問題!
ママが「〇〇すべき」と思い込んでいることは、大抵、しなくても何とかなるものです。「〇〇すべき」という考え方は一旦置いておいて、大変な時、しんどい時は遠慮なく手を抜きましょう。普段からフルパワーで頑張っていると、その状態が当たり前になり、本当に辛い時に手を抜くことができなくなってしまいます。
疲れていると感じる時は50%程度のパワーで、余裕がある時は120%のパワーで家事や育児に臨むなど、その日の調子によって臨機応変に対応するのが、心も体も楽にするポイントなのです。
「〇〇すべき」「〇〇でなければならない」という呪縛は、ママ自身から自由を奪う鎖になります。その鎖が太く、重くなってしまう前に、ママ自身の手で断ち切りましょう。