姑は、孫に対してよく「かわいそう」という言葉を口にします。
- 「こんなに泣いちゃって、かわいそう」
- 「靴下もはかせないなんて、かわいそう」
- 「おやつ少なすぎるんじゃない? かわいそう」
などなど、ありとあらゆることに対して姑は「かわいそう」と言います。ひどい場合は、チャイルドシートに乗せることすら「かわいそう」と言うことも。
ママは自分の育児のやり方を貫き、気にしないのが一番とはわかっていても、間近で何度もかわいそうと言われると、イライラしてしまいますよね。この姑の「かわいそう攻撃」をかわすには、どんな方法が有効なのでしょうか?
口うるさい母親に対抗したくない息子
パパは、こんなふうに姑が「かわいそう」と連呼することを、どのように思っているでしょうか。
多くの場合は、
- 「うるせーな」
- 「また始まったよ」
くらいで、あまり気に留めてはいないでしょう。口うるさい母親がまた何か言っているな、くらいで、ママがイライラしていることにはおそらく気がついていないはずです。
そのため、姑が「かわいそう」と言っても、それに反論するのが面倒なので、聞き流します。または、「かわいそう」を回避するために、その場しのぎの対応をします。つまり、靴下をはかせないのがかわいそうだと言われれば、靴下をはかせる、おやつを食べさせないのがかわいそうだと言われれば、おやつをあげる、など。
育児方針だとか、姑の口出しは無用だとか、そんなことは深く考えていないので、姑の言う通りにしてしまうのです。
一番の方法は、パパに父親としての自覚を持ってもらうこと!
しかし、同じシチュエーションでも、パパが父親としての自覚を持っていると、パパの対応は少し違ってくるかもしれません。
上の例の場合、子供には靴下をはかせる必要はない、と理解していれば
- 「これでいいんだよ」
とハッキリ言えますし、おやつを食べさせ過ぎるのは良くない、とわかっていれば、
- 「そんなに食べさせたらご飯を食べなくなる」
- 「おやつを食べ過ぎると虫歯になる」
など、きちんと断ることができます。
ママが普段どんな育児をし、どんな方法で子供に接しているかをきちんと見ているパパ、そしてそれが自然に身についているパパなら、姑の「かわいそう攻撃」をバッサリ切り捨てることができるのです。
姑が「かわいそう」と言い続けても、ママは正面から言い返すのはやっぱり気が引けますよね。そこで、普段からパパにも積極的に育児に関わってもらい、父親としての自覚を持ってもらうことが大切です。そうすれば、姑の「かわいそう攻撃」にもパパがしっかりと対抗してくれることでしょう。
パパを育てることが、姑に「かわいそう」と言わせないコツでもあるのです。