24時間365日、子供のお世話に追われるママ。
忙しいけれど「この子のことは、私が一番わかっている!」という、どこか誇らしい気持ちもありますよね。
しかし、そんな気持ちゆえに、パパの意見を聞けなくなってしまうこともあるのではないでしょうか?自分の意見が無視されたり否定されたりすることが続くと、パパは育児に対するモチベーションを失い、そのうち子供のことに全く関わろうとしなくなってしまう可能性があります。
要注意!ママのこんな態度でパパはやる気ゼロに…
パパとママを比べれば、当然の事ことながらママの方が育児により多くの時間を割いている分、技術は上ですよね。
オムツ替え、抱っこの仕方、あやし方、寝かしつけなど、全てにおいてママよりパパの方が上手!という家庭は、なかなかないかもしれません。
それだけに、パパがたまに手伝ってくれた時、
- 「これじゃあオムツがズレちゃうじゃない!」
- 「本当に抱っこが下手ね」
- 「あ~あ、余計に泣いちゃったわ」
などと否定的なことばかり言っていないでしょうか?
パパだって、一生懸命努力しているかもしれません。それなのにこんな言い方をされたら、やる気がなくなって「次からは手伝わないぞ」なんて、密かに決心してしまうかもしれません。
パパの意見は無視…自分が絶対正しいという態度を取っていませんか?
パパとママは、それぞれ別々の環境で育ってきたのですから、育児に対する価値観や考え方が違うのは当たり前。
それなのに、ママは自分の方が主体的になって育児をしているからといって、パパの意見を聞けなくなってしまうことがあります。
「甘すぎる! パパがそんなんだから…」
などと逆にパパにお説教を始めてしまうママ。
「まだ早いわよ」
と否定して取り上げてしまうママ。
ママは子供のことをよくわかっているからこそ、パパのやり方や考え方を否定したくなってしまうのかもしれませんが、一方でパパは、子どもと関わる時間が少ない自覚があるだけに、自分の意見ややり方が通らないことで、ますます子育てに関わるきっかけを失ってしまうのです。
子育ては2人でするもの、ということを忘れずに
子育てはパパとママ2人でするものです。
子供に接する時間も、考え方も違う人間同士が協力して、子供を育てていくのだということを、忘れないようにしたいですね。
もしパパが子供のお世話をしてくれた時には、まずパパの努力を認め、感謝の気持ちを伝えましょう。ママも最初からオムツ替えや抱っこが上手だったわけではないのですから、パパにもだんだんと上手になってほしいという気持ちを込めて、「ありがとう、でもこうするともっと上手くできるかも」というアドバイスをしてあげてはいかがでしょうか?
パパの意見も参考にしてみよう
また、ママは子育てに対して自信と誇りがあるからこそ、自分の考え方が正しいと思い込んでしまいがちです。しかし、子育てでは自分と違う価値観の意見を受け入れることも、とても大切。
パパがなぜそうするのか、なぜそう考えるのかに目を向けて、違う視点で考えてみることが必要です。そして、夫婦間で意見を無理矢理まとめるのではなく、「私はこう思うけど、パパは違うんだ」ということを認め、どちらが子供にとって最善なのかを考えるようにしてみましょう。
育児中は、価値観の違いによる夫婦のすれ違いもあるでしょう。しかし、ママがパパを無視したり、やり込めたりすることが続けば、パパの心は育児からもママからも離れていってしまうかもしれません。そうなる前に、ママ自身の態度を今一度思い返してみましょうね。