赤ちゃんのお世話をしていると、パパに対してはよく笑うのに、ママには笑ってくれない…ということが出てきます。
パパだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃん、あるいは通りすがりの人にはよく愛想をふりまくのに、ママがあやしてみても赤ちゃんは無反応、なんていうことも、珍しくありません。
赤ちゃんのそんな様子に、ママは少なからずショックを受けてしまいますよね。
- 自分は母親として必要とされていないのだろうか?
- ママ失格?
などと、悩んでしまうママも多いかと思います。
しかし、赤ちゃんは決してママのことが嫌いなのではありません!
赤ちゃんがママ以外の人によく笑う理由とは?
では、赤ちゃんはどうしてママに笑ってくれず、他の人にばかり笑うのでしょうか?
以下に4つの理由をあげてみましょう。
1.ママが不安、イライラしている
ママが「赤ちゃんが笑ってくれない」と不安に感じていたり、疲れやストレスがたまってイライラしていたりすると、赤ちゃんは敏感にそれを察知します。
抱っこされる時の力加減や声の調子で、ママの気持ちが何となく伝わり、赤ちゃんも居心地が悪いと感じてしまうのです。
2.抱き方が好みではない
赤ちゃんによって、抱っこにも好みがあります。
横抱きが好きな子、縦抱きが好きな子、ゆったりと抱っこされるのが好きな子、ユラユラ揺らされるのが好きな子…などなど、本当にさまざまです。ママがいつも横抱きばかりしているけれど、本当は縦抱きの方が好き、などということもあるかもしれません。
3.ママだから安心して甘えられる
赤ちゃんにとって、ママはいつも一緒にいて、お世話をしてくれる存在です。
どんなに泣いても抱っこをしてくれるし、許してくれる。ママは、赤ちゃんが安心して、心から甘えられる存在なのです。
しかし、ママ以外の人はそうではないと、赤ちゃんもわかっています。小さく弱い存在である自分が生き残るためには、なるべく多くの人に好かれる必要があるということを、赤ちゃん自身も本能で察知しているため、ママ以外の人に抱っこされたら、なるべく好かれよう、可愛がってもらおうと、愛想をふりまくこともあるのです。
4.いつも一緒にいるママより、イレギュラーな存在が気になる
赤ちゃんは好奇心の塊です。
たまに会うおじいちゃん、おばあちゃんや、たまたま話しかけてくれた通りすがりの人、いわば「イレギュラーな存在」ほど、赤ちゃんは食いつきます。これは、新しいオモチャを見つけた時と同じような感覚なのかもしれませんね。
赤ちゃんも人によって態度を変える
赤ちゃんは、誰にでも甘えたり、泣いたりするわけではありません。
小さくてもちゃんと人を見て、態度を変えています。成長とともに人見知りが始まるのも、そのひとつ。
そのうち、「ママじゃなきゃ嫌!」「ママがいい!」という時期は必ず来ますから、あまり悩まずに、いろんな人にかわいがってもらえる今の時期を楽しみましょうね。