知ってました?パパとママでは「話を聞く」という行為の意味が全く違うということを。
ママ友など、女性同士で話をしている時は、
- 「そうそう、そうだよね」
- 「わかるわ、うちでもね…」
と、話がはずむ内容の話題でも、パパに話しをするとあまり真剣に聞いてくれず、
「私の話なんてどうでもいいわけ!?」
と思うことがありますよね。
実はこのとき、パパは「ママの話を聞いているのに責められるのはなぜ?」と感じているのです。パパは話を聞いているのに、ママは話を聞いていないと感じる。なぜこのようなすれ違いが起こるのでしょうか?
今回は、男女で違う『話を聞く』ということの意味について考えてみましょう。
パパが話を聞いていないと感じる理由
女性の思考
何度も書いてきましたが、女性は共感性が高いため、周りの人に共感されたいという気持ちを強く持っています。
ですから、話をする時にも一番に求めているのは共感であり、答えではありません。相手から共感を得てはじめて、話を聞いてもらえたと実感します。
男性の思考
しかし男性は、会話する上で相手に共感するかしないかということはあまり重要視していません。
男性にとって会話とは、真剣に問題解決について議論する手段であり、また連絡や情報伝達のための手段です。そして、男性が「話を聞いた」ということは、単に相手の言ったことを復唱できる状態になったことを指します。そこには、共感という感情は必要ないのです。
そのため、ママはパパが共感してくれないと話を聞いてくれていないと感じますが、パパにしてみれば、
「ママの言っていることを記憶し、復唱できるようになった = 話を聞いた」
となり、そこにすれ違いが生まれます。
相手の話にはまず共感を
パパは話を聞いているつもりでも、ママにとってはまったく話を聞いていないと受け取られてしまう。そんなすれ違いを防ぐには、パパのちょっとした工夫も必要です。
ママの話を聞くために必要なこと1
ママが話をしている時は、積極的に相槌を打ちましょう。
「うんうん、そうだね」
と、話の合間合間に相槌を入れることで、ママは話を聞いてくれているという実感を得やすくなります。
ママの話を聞くために必要なこと2
そして、できるなら共感できる感情を言葉にして表現してみましょう。
たとえば、
「今日は赤ちゃんがグズって何もできなかった」
とママが言ったら、
- 「疲れたでしょ」
- 「大変だったね」
など、ママの気持ちを想像して、それを言葉にして返してあげます。そうすると、ママは自分の気持ちをわかってくれたと感じ、話を聞いてもらえたことで満足するのです。
ママもパパに共感しよう
同様に、ママもパパの話を聞く時には共感が必要です。
男性は共感よりも結論を求めるものではありますが、やはり共感されれば嬉しいもの。自分に共感してもらいたいのであれば、まずは相手に共感することも大切です。
- 「私の話を聞いてよ!」
- 「共感してよ!」
ばかりではなく、パパの話も十分に聞いて共感してあげましょう。