
ライブドアのニュースにこんなのがありました。加湿器レジオネラに注意 大分では集団感染、死者も 厚労省「手入れこまめに」
小さな子供のいる家庭では、本当に怖いですよね。
うちでも寒い季節になると一日中加湿器をつけています。ただ、レジオネラ菌の心配はほとんどしていません。なぜかというと仕組み上、レジオネラ菌が発生しにくい加湿器だからです。
一体どのような加湿器だと菌の不安が減るのでしょうか。我が家で使っている加湿器の紹介をしたいと思います。
我が家で使っているのは象印のスチーム型加湿器の良いところ

うちで使っている加湿器は、一言で言えば電気ポットです。ガンガンお湯を沸かして蒸気を作り出します。
レジオネラ菌は60度以上になると死滅します。水の蒸気はそれ以上の温度です。だから、それほど菌の心配がないのです。(絶対大丈夫とはいわないよ!)
さらに嬉しいことに、この加湿器は本当に部屋の湿度が上がります。
暖房が効いた部屋でパワー小にして使っても、湿度は60%前後に到達します。パワーを上げると湿度は70%を余裕で超える破壊力です。

↑リビング、和室、キッチン合わせて22畳の広さです。それでもこの湿度!
我が家のエアコンはダイキンの「うるるとさらら」といって加湿機能が付いています。それでも部屋はこんなに湿度は上がりません。せいぜい30%台ですかね。ちなみに加湿器なしの部屋では湿度23%です。圧倒的な加湿能力ですね。
ハイブリッド型や超音波型特有の悩みである、カビやヌルヌルの心配もありません。メンテナンスは、2週間に1回クエン酸洗浄するくらいです。メンテナンスが楽で安全。しかもパワーもある。象印のスチーム型加湿器は選んで正解でした。嫁もかなり満足しています。というよりもこの加湿器なしでは生活が成り立たないといった雰囲気です。旅行に行く時すらこの加湿器を持参しようとします。
象印のスチーム加湿器の悪いところ
もちろん良いところばかりではありません。欠点もあります。
加湿器本体は大丈夫でも部屋のカビに注意!
最も注意しなければいけないのが、部屋の壁にカビが生えやすくなるということ。寒い季節になると、一晩でポットのお湯すべてが空になるほどの加湿能力があるのです。言い換えれば部屋にポットのお湯をぶちまけている状態です。
朝起きた時の窓や壁の結露はすさまじいことになっているので、毎日の結露取りは必須となります。使う側の要望通りに加湿しているのだから。仕方のないことかもしれませんが。
加湿器をひっくり返したら大惨事になりそう
倒してもお湯はこぼれない仕組みになっています。でもポットの中は熱湯です。もし赤ちゃんが何かの拍子に蓋をあけてしまったら…とんでもないを火傷を負うことになるでしょう。赤ちゃんが触れないようにする工夫は、絶対に必要です。
スチーム型加湿器の電気代は容赦ない
電気代はかかると思います。何せ一日中、電気ポットでお湯を沸かしているわけですから。
お湯をわかす音もすごいです。夜は寝室で使っていますが、設置当時は何度も目が覚めてしまいました。
インフルエンザの感染予防にはスチーム型加湿器で温度と湿度管理を!

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この情報は東京都健康安全研究センターからの引用ですが、インフルエンザウイルスは室温22度、湿度50%で生存率が5%程度に激減するようです。
というわけで、加湿器選びは湿度50%突破が一つの目安になりそうですね。
さらにお手入れが簡単なもの。レジオネラ菌の心配が少ないもの。そういったことを考えるとシンプルにお湯を沸かすスチーム型加湿器は正解なのだと思います。
おしゃれでも、静かでも、部屋の湿度を50%以上にできない加湿器は、使ってもしょうがありませんし。