
後期離乳食が完了しない!
イヤイヤばかりで食べる物が限られてしまって離乳食を終わりにしていいかわからない!
そもそも離乳食の終わりっていつ?
そんな悩みを持つママへ、次のステップ幼児食に進む判断基準と押さえておきたいポイントを紹介します。
後期離乳食とは
離乳食というのは、固形物を食べることを覚え、練習するものです。また、固形物を体に入れることで胃腸を刺激し、内臓の成長や発達を促すことが目的です。つまり、これができるようになれば、離乳食は終わりなんです。
大体、1歳~1歳半くらいが後期離乳食の時期とされていて、1日分の栄養の7~8割を3回の食事と間食で摂れるようになればOK!次の5つの項目がそれなりにできているなら、幼児食へ進みましょう。
- 上下の前歯が生えそろっている
- 3回食が定着している
- 手掴みで食べている
- モグモグ口を動かして噛む動作ができている(歯茎ですり潰している)
- エネルギー源(ごはん類)+ビタミン・ミネラル類(野菜)+タンパク質(豆腐・魚)が食べられている
[talk words=’ポイントは「完璧でなくても大丈夫!」ということ。こうした項目がそこそこクリアできているなぁ、と感じたら幼児食へ進み、よりしっかり噛んで食べられるように練習していきましょう。’ name=’食育アドバイザー’ align=’l’ avatarimg=’http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png’ avatarsize=” avatarshape=’2′ avatarbdwidth=” avatarbdcolor=” avataricon=” color=’#3a93c6′ bgcolor=’#d9edf7′ bdcolor=’#0d94ec’ bdstyle=” class=” style=”]
とにかく、自分で食べたい! 手掴みで楽しく食べられる! それができるようになれば離乳食は終わりにして、幼児食へ進む。そんなイメージでいきましょう。
後期離乳食の次、幼児食とは
後期離乳食が終われば幼児食に進みます。しかし、2歳くらいまでは幼児食も離乳食の延長上で準備期間と思っていいでしょう。
後期離乳食ほど柔らかく調理して配慮する必要はありませんが、就学を目前に控えた子が食べる物ほどでもない。離乳食に近い物と思って大丈夫です。
離乳食から幼児食へ移行する時期は、自力で食べる気持ちが強く、好奇心に突き動かされるがままワンパク&好き放題やる! そんな時期と重なります。
遊び食べは成長に必要なものなので大らかに見守るようにします。自由に遊ぶ時間と食べる時間、両方を親がコントロールしていきましょう。
幼児食の3つのポイント
後期離乳食後の幼児食は「自分で噛んで食べること(丸飲み禁止)」を重視し、次の3つのポイントに注目して準備しましょう。
- 一口分、囓り取って食べるサイズ。
- ある程度、まとまっていてフォークで刺せる。
- パサパサしない、口の中でまとめやすいもの。
離乳食後期と変わらないんじゃない? と思うかもしれません。それほど明確に線引きされている訳ではありませんし、噛む練習ができればOKなんです。
[talk words=’ただ、歯が生えそろわなければ上下の歯を使ってすり潰しながら食べる、ということができません。’ name=’食育アドバイザー’ align=’l’ avatarimg=’http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png’ avatarsize=” avatarshape=’2′ avatarbdwidth=” avatarbdcolor=” avataricon=” color=’#3a93c6′ bgcolor=’#d9edf7′ bdcolor=’#0d94ec’ bdstyle=” class=” style=”]
幼児食のおかずのコツ
奥歯が生えそろうまでは、具材を小さく切ったり、柔らかく煮たり、飲み込むために口の中でまとめやすいように工夫してあげましょう。
- 卵でとじる
- 片栗粉でとろみをつける
- すり下ろしたジャガイモでとろみをつける
- 潰したカボチャやジャガイモに混ぜる
- 潰した豆腐を混ぜる
- スープにする
こうした工夫をしたおかずで乗り切っていきましょう。
噛む&フォークの練習を取り入れていこう
後期離乳食が終わり、幼児食へ移行していく時には、少しずつでいいのでスプーンやフォークを使うようにします。
おそらく、最初は投げたり、お皿を叩いたり、囓ったりして練習にならないと思います。ですが、それが普通です。毎日、少しずつの積み重ねで手掴み食べを卒業できるよう頑張りましょう。
親が目の前で食べてみせる
なかなかスプーンやフォークで食べない場合は、親が同じようなおかずをスプーンとフォークを使って食べてみせましょう。子どもは言葉で指摘されたり説明されたりするより、目で見た方が理解しやすいので、親がお手本を見せてあげましょう。
また「絶対、食べたい!」と思うヨーグルトやプリンなどで、スプーンの練習をしましょう。
おかずはフォークで刺しやすいものを出そう
おかずは、フォークで刺して、そのまま食べられるサイズ&形のものを出してあげましょう。フォークで刺して口へ運ぶのが上手になったら、大きなサイズ(自力で囓り取って食べるサイズ)にしてもOKです。
最初から「フォークで刺して、自分で囓り取って食べなさい」というのは、難しくてイヤ! と感じる子もいます。ちょっとの練習でできるようになる簡単な課題の積み重ねでステップアップしていくのがお勧めです。
[talk words=’私がよく作ったのは、おやき、お好み焼き、サイコロ状の蒸し野菜、野菜の卵とじです。これらは子どもでもボロボロ落とし難く、いろんな野菜を使える上、ソースやケチャップなど、味を変えやすいメリットがあります。
子どもの一口サイズに切るのも簡単なのでお勧めです。’ name=’食育アドバイザー’ align=’l’ avatarimg=’http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png’ avatarsize=” avatarshape=’2′ avatarbdwidth=” avatarbdcolor=” avataricon=” color=’#3a93c6′ bgcolor=’#d9edf7′ bdcolor=’#0d94ec’ bdstyle=” class=” style=”]
カラフルなスプーンとフォークで華やかに
子どものやる気を引き出すためにグッズを活用するのもお勧めです。
[talk words=’わが家では、カラフルなスプーン・フォーク・ナイフのセット(5色セット)をテーブルに並べてあります。
こうすると、子ども達が我先に! と好きな色を取って食べてくれます。「自分でどれにするか決めて食べる」というのが楽しいらしく、食欲アップに繋がるようですよ。’ name=’食育アドバイザー’ align=’l’ avatarimg=’http://babynet.jp/wp-content/uploads/imgs/474363.png’ avatarsize=” avatarshape=’2′ avatarbdwidth=” avatarbdcolor=” avataricon=” color=’#3a93c6′ bgcolor=’#d9edf7′ bdcolor=’#0d94ec’ bdstyle=” class=” style=”]
落としても割れませんし、安価に買える上、子どもの視線を集め易いので、意識がテーブルに向きやすい特徴があります。
母親としては原色系のカトラリーは好みではなく、木製の落ち付いたカラーのカトラリーが好きなのですが、子どもの視線を優先した方が食事が楽になることもあります。
親主導で離乳食を終わらせよう
イヤイヤ期で全然食べなくて離乳食を終わらせられない! そう思うママが居ますが、3回食になっていて手掴み食べができ、モグモグ口を動かせているなら離乳食終了を考えましょう。
1歳~1歳半になってくると、徐々にイヤイヤ期に入ります。実は「食べられない」のではなく「ただ、単に全てがイヤ!」で、技術獲得ができていない訳ではない、というケースが良くあります。
そこそこ「いいかな?」と思えるようになってきたら親が主導で離乳食を終わりにしましょう。そして、スプーンやフォークで食べることを目標に、噛むことを重視した食事で幼児食に進んでいきましょう。