男性にとってハードルが高い育児の手伝いといえば、オムツ交換ではないでしょうか。
ママにしてみれば、赤ちゃんのオムツ交換は1日に何度もする「当たり前」のこと。特に新生児期はオムツ交換の回数も多いため、パパにも手伝ってもらいたいですよね。
しかし、パパの中には「オムツ交換だけは無理!」というタイプの人もいるようです。
こんなパパに、どうすればオムツ交換をマスターしてもらえるのでしょうか?
男性と女性では感覚が違う?!
赤ちゃんが生まれれば、ママはもうその日からすぐにオムツ交換をします。
それを当然のこととして受け入れているため、抵抗感や嫌悪感などはありませんよね?しかし、パパはそうではないのです。
普段から育児にとても協力的で、何でもしてくれるパパでも、オムツ交換だけは嫌がるというのはよくある話。
男性は、女性と比べて汚物に対してひどい嫌悪感を抱きやすく、特にうんちのオムツは
- 「見たくない」
- 「触りたくない」
- 「こわい」
などという感想を持つパパも多いようです。
こうした感覚の違いをまず理解しないと、オムツ交換をお願いしたいママと、抵抗があるパパとの間で余計な衝突を招くことになります。
ママは、パパがオムツ交換に嫌悪感を持っているということをまず知りましょう。
ママが寝込んだ時のためにも、パパにオムツ交換をマスターしてほしい
オムツ交換に抵抗のあるパパにいきなり「オムツを換えてね」と頼んでも「無理」と断られるのはごく当たり前のことです。
まず、パパは自分がオムツ交換をする必要性を感じていません。
- 「普段からママがやっているなら、自分がやらなくても困らないだろう」
- 「このままずっとママに任せよう」
- 「自分は関わらないようにしよう」
と思っています。
しかし、もしもママが寝込んだりすれば、パパがオムツ交換をしなければならない時もやってきます。
ママも、具合が悪くてしんどい時に、赤ちゃんのオムツ交換のためだけにパパに呼ばれるのは避けたいですよね。そのためにも、パパにもオムツ交換を覚えてもらいましょう。
オムツ交換は段階を踏んで、少しずつ
パパにオムツ交換をお願いする時は、本当に少しずつレベルを上げていくつもりで教えるしかありません。
嫌悪感を100%なくすのは難しいことですので、決して焦らないようにしましょう。
使用済みのオムツを捨ててもらう
↓
赤ちゃんの足を持っていてもらう
↓
おしりを拭いてもらう
↓
ママが手伝いながら実際にオムツ交換をしてもらう
と、段階を踏んでやってもらうのがコツ。
新生児のうちであれば、赤ちゃんの排泄物は量もそれほど多くなく、ニオイもきつくないので、できれば早いうちにパパにもオムツ交換に参加してもらい、慣れてもらうといいですね。
私はオムツ交換が嫌でたまりませんでした。おしっこオムツは目に見えないのでそうでもないのですが、うんちのオムツは怖かったです。
「いつまでもかかわらずにいたい」
そう考えもしたのですが、アレコレ忙しいママを見ていると「やらなくちゃなぁ」という気持ちにならざるを得ません。少しずつ慣れていくことにしました。
最初のうちはママに付いてもらい、赤ちゃんの足を持って貰ったり、ももちゃん(おしりふき)の使い方を教えてもらったり・・・。
そんな私でしたが徐々に慣れていくことができ、ついに「オムツのニオイを嗅いで交換が必要か判断する」などという荒業も無事会得できました。
慣れてしまえば造作も無いことですが、赤ちゃんに慣れていない男性にとって「うんち付いたオムツ交換」は相当難易度の高い行為だと思います。
オムツ交換に抵抗のあるパパも、自分一人でオムツを換えられるようになるとそれが自信になるとともに、「育児をしている!」という実感が芽生えます。また、赤ちゃんの不快を取り除き、快の感情を与えるオムツ交換は、赤ちゃんとパパとの信頼関係を築くことにもつながっています。
ぜひ、パパにもオムツ交換をマスターしてもらいましょう。