前回は、ママの具合が悪い時の食事をどうするかについて考えてみました。
パパが気を遣っているつもりでも、実際はママが本当に望んでいる気遣いができていないことがある、ということをお話しましたね。
さて、今回は休日の過ごし方について見てみましょう。
「休日のお出かけ=家族サービス」だと思っていませんか?
パパの仕事がお休みの日は、家族みんなでどこかへ出かける家庭も多いでしょう。
パパは、家族を外に連れて行くことが家族サービスだと思い込んでいるフシがあります。
休みのたびにどこかへ出かけ、自分の時間を家族のためにつかってやっている、自分はいいパパだ!と思っていたら、要注意。
家族で出かけることは、ママにとっても楽しみではありますが、タイミングを間違えると苦痛にしか感じません。
パパにとっての家族サーはビスは、ママにとっての苦行かもしれないのです。
休みの日、ママは何をしたい?!
パパが休みの日、ママは何をしたいと望んでいるか、考えたことがあるでしょうか?
お出かけもいいのですが、ママにはやらなければならない家事がたくさんあります。
子供が小さければ小さいほど、家の中のことには手がかけられません。
「たまには心置きなく掃除をしたい」
と思う時もあります。
また、夜泣きがひどい時期は毎日寝不足です。
「パパに子供を見ていてもらって、ゆっくり寝かせてほしい」
と考えているかもしれません。
こうしたママの希望を聞かず、パパだけが張り切って出かけているような状態では、本当の意味での「家族サービス」「気遣い」にはならないのです。
ここでも、休みの日はどうしたいかというママの希望をきちんと聞き出すことが重要になってきます。
夫婦間でしっかりコミュニケーションを
パパもエスパーではないのですから、ママが何を望んでいるかしっかり言ってくれないとわかりませんよね。
そこで必要になってくるのが、普段からの夫婦間のコミュニケーションです。
女性は言いたいことがあっても、なかなかそれを口にせず、ストレスを溜めます。
- 「言わなくてもわかってくれるだろう」
- 「様子を見て察してくれないかな」
と、期待しているからです。
しかし、男性はハッキリと言われないとわからないもの。だからこそ、パパからママに「どうして欲しいのか」を聞くことが大切なポイントになるのです。
お互いの望んでいることを、しっかりと言葉にして伝え合う習慣を作っておかないと、すれ違いや不満が増えていくだけ。
具合が悪い時の食事や、休日の過ごし方といった限定されたシチュエーションのみではなく、普段から夫婦間でコミュニケーションを取るよう心がけましょう。