
嫁姑関係で悩んでいる多くのお嫁さんが経験しているのが、お姑さんによる「アポなし訪問」。
アポなし訪問とは、事前の連絡を一切しないまま、息子夫婦の家に突然押しかける行為です。孫に会いたい気持ちはわかりますが、このアポなし訪問はお嫁さんから最も嫌われてしまう行為のひとつ。
それでは、なぜお嫁さんはアポなし訪問を嫌がるのでしょう。今回はその理由を3つほどあげてみます。
突然の訪問、お嫁さんはこんなところに困っています!
アポなし訪問はなぜ嫌われるのか、その理由をお姑さんは考えたことがあるでしょうか?
孫に会いたい、渡したいものがある、ちょっと近くまで来たからなど、お姑さんにとってはきちんと理由があってのことかもしれません。
しかし、お嫁さんから言わせてもらえば、アポなし訪問は迷惑以外の何ものでもありません。その理由は、次のとおりです。
1.息子の自宅は嫁の自宅でもある!
1日の大半を家で過ごす主婦にとって、自宅は最も大切なパーソナルスペースのひとつです。そこに、お姑さんが突然やってきてズカズカと入り込んできたら、いい気持ちはしないに決まっています。
お姑さんの中には、息子をいつまでも子供のように扱っているために、息子の家も自分の家と同じ感覚で行き来できると思い込んでしまう人もいます。
しかし、お嫁さんにとってお姑さんはやはり「他人」なのです。いくら息子の家とはいえ、そこはお嫁さんの家でもあるのですから、他人が勝手に出入りするべきではありません。
2.お姑さんがいると休めません!
お姑さんのアポなし訪問で悩むお嫁さんは、その多くが、産後間もなくから数ヶ月のママです。
小さな赤ちゃんを抱えたママは、深夜の授乳や夜泣きで常に睡眠不足。産後、体調も万全ではない中で日々の家事や慣れない育児をこなさなければならないため、時間があれば体を休めたいと考えています。
夜泣きに備えてお昼寝をしようと思っていたのに、突然お姑さんがやってきたら、お嫁さんの休む時間がなくなってしまいます。
「気を遣わなくていいのよ」「横になってていいのよ」なんてお姑さんに言われても、お嫁さんは「はいそうですか」と休むことなんてできないのです。
3.自分なりのスケジュールが台なしに!
赤ちゃんのいる生活は、毎日がハードです。
掃除や炊事、洗濯などの家事は、赤ちゃんの機嫌を見ながら少しずつ行います。赤ちゃんが泣けば授乳したり抱っこしたりして中断されます。
ほかにも、離乳食の準備や片付け、買い物もあるし、時々は健診や予防接種、ママ友に会いに出かけることもあるかもしれません。
また、夜泣きがひどいから昼間は外に出てたっぷり遊ばせよう、昼寝をさせないと後でグズってしまうから早く寝かせよう、赤ちゃんが寝ている間に夕飯の支度をしようなどと、赤ちゃんに合わせて、その日の予定を決めることもあるでしょう。
お姑さんのアポなし訪問は、そんなスケジュールを台なしにしてしまう可能性があるのです。
「1日くらい大したことないでしょう」とお思いでしょうか?
しかし、赤ちゃんのいる生活は、するべきことをできる時間が限られているもの。アポなし訪問によってひとつの予定が狂うと、その後にしわ寄せがきてしまうため、お嫁さんは大変な思いをするのです。
お嫁さんの多くがアポなし訪問を嫌う理由、おわかりいただけたでしょうか?
息子夫婦といえど、もう手を離れた別世帯の人間。訪問する時は、「そちらに行きたいのだけど、何日の何時頃がいい?」と聞くのがマナーです。特に小さな赤ちゃんを抱えたママには、必ず都合を聞きましょう。