前回は、ネットゲームに夢中になる理由とその弊害について書いてみましたが、それでは、そんなパパに少しでも育児を手伝ってもらうためには、どうすればいいのでしょうか?
ネットゲーム依存は、簡単には治すことができません。そのため、夫婦での話し合いと、ママの理解が必要になります。
これだけはやってはいけない! ネットゲームに夢中なパパを切れさせる行動
パパがあまりにゲームに夢中になっていると、ママはどうしてもイライラして文句のひとつも言いたくなってしまいますよね。
しかし「いい加減にしてよ!」などと頭ごなしに怒鳴ったり、パパのパソコンやスマホを隠したり壊したりするのは厳禁。韓国では、ゲームのやり過ぎを注意した母親を男性が殺害するという事件も発生しています。
ネットゲームに夢中になっている状態は、薬物やアルコールに依存しているのと似たような状態であることを、ママは頭に入れておきましょう。
パソコンやスマホを壊されたりすると、パパは本気でキレて逆上し、手が付けられなくなってしまうこともありますから、これだけは絶対にしてはいけません。
プレイ時間を夫婦で話し合って決める
ネットゲームは、一度始めてしまうと中断するのが難しいのが特徴です。
そのため、何時から何時までゲームをするか、夫婦の約束事として決めておくといいでしょう。子供に対するゲームの制限と似ていますが、こうしない限り、パパは際限なくゲームを続けてしまいます。
一番いいのは、子供が寝た後の22~24時くらい。その時間はゲームをプレイする人も多く、盛り上がることの多い時間帯ですので、この時間は「パパの時間」として思う存分ゲームをさせてあげましょう。
土日など、パパの仕事が休みの日はゲームをする時間も長くなりがちなので、平日とは別に時間帯をしっかり決めておくと、トラブルを防げます。
家事や育児の手伝いをお願いする時は、こうした時間以外に頼むようにしましょう。
ネットゲームから抜け出すのは難しい
ネットゲームに夢中になり、依存している状態になると簡単にやめることはできません。
自力でゲームをやめられる人であれば、子供が生まれる前にやめているでしょうし、ゲームに夢中で子供を放置するなんということはするはずないですから…
ただ、毎日外で仕事をしているパパにとって、ネットゲームはオアシスのような存在でもあります。ママが家事や育児に追われてバタバタしている毎日の中で、趣味の時間を持てるとホッとするように、パパも自分の時間や趣味の時間を持ちたいのです。
パパが時間を守ってゲームをしてくれるのなら、ママも「ゲームはパパの趣味」と納得した上で、お互いが嫌な思いをせず、平和に過ごすことができる方法を探っていくのが賢い方法です。