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妻が怒りで過呼吸|家事育児を一切しない旦那

妻が怒りで過呼吸|家事育児を一切しない旦那

男は仕事。女は家事育児。亭主関白な旦那

仕事を通じて知り合った私達夫婦は、結婚して7年、三人の可愛い子ども達がいます。

私と旦那は同い年同士、趣味・嗜好・価値観が良く合い、普段から仲が良い関係であると思っています。

入籍とほぼ同時に妊娠がわかり、新居への引越しを機に仕事を辞めてしまっていた私は、そのまま専業主婦として家庭を守るようになりました。

対して旦那は、朝早くから夜遅くまで仕事をし、休日出勤も当たり前。

お互いに完全分業とでもいうのでしょうか、旦那は私の家事・育児に口を出すことはありませんし、その逆もまた口を出すことはない、、、いや、私が口を出すと怒られてしまうので、そうせざるを得ないのが、本当のところです。

「たまには早く帰ってきて欲しいな」と甘えた調子で今まで何度か言ったことがあるのですが、その度旦那の返事は「それは俺に仕事を辞めろと言ってるのか!?」と怒る始末。

まさに仕事人間である旦那の地雷を、踏んでしまったと後悔をし、そして仕事に関わることに余計な口出しをすることは、この人にとってNGなんだなと避けてきました。

ですが、辛いであろう仕事も真面目に取り組み、私達家族を養ってくれるべく稼いできてくれる旦那に対して、基本不満はありません。

私達夫婦を知る友人達は、そんな旦那のことを皆口を揃えて言います。「今時珍しい亭主関白ぶりだよね」と。

私が我慢すれば全てがうまくいくと思っていた

前述の通り、私が行う家事・育児に対して、旦那が不満を口にすることはほとんどありません。

ですが言い換えれば、「全てお前(私)に任せているから」ということです。

長男が誕生して間もない頃はオムツ替えなども進んで行い、新米ママの私を支えてくれましたが、数ヶ月が経つと全く手伝ってくれなくなりました。

それは次男が生まれても変わらず、次男の育児に関しては、オムツ替えの回数は1年間で10回くらいだと思います。(それより少ないかも、、、。)

育児は子供の可愛さ1割、辛さ9割、そんな毎日も私さえ我慢すれば波風立たず、家族みんなで仲良く過ごせると思っていましたから、とにかく一人で頑張ってきました。そう、あの冬の日までは。

毎日ギリギリでやっている生活リズムに限界が…

長男4歳、次男1歳の冬、私は子供から風邪をうつされてしまい、体調がイマイチ。

その日の長男は、洋服を脱いだものの、何にグズったのか、素直にお風呂に入ってきてくれませんでした。

私は先にお風呂に入ってしまっていましたから、風呂の扉を開け、早く入るように声をかけるもなかなか入ってくれず、加えて長男は泣き出す始末。そんな様子を横目に、旦那は「おい、早く風呂入れよ?、そんな格好でいたら風邪ひくぞ?」と軽く声をかけるのみ。

そんな押し問答を繰り返すこと30分、なんとか長男をなだめて入浴を済ませ、自分の着替えも後回しに長男次男のお世話を急ぎました。当時住んでいたアパートは玄関横に扉のない脱衣スペースでしたから、冬の隙間風が入り込んでとても寒く、私の体調は益々酷くなるばかり、、、。

子供達に飲み物を飲ませている間に、ようやく自分の身支度を済ませ時計をみると、入浴に時間がかかってきてしまったことで、就寝時間が予定より大分過ぎてしまっていました。

次の日は幼稚園、当時次男が小さかった為バスでの通園でしたから、学期ごとに運行時間が代わるこの時期は、朝7時半にはバス停にいないと間に合いません。ただでさえ寒い朝はなかなか起きられず、毎日てんてこ舞いな状況の中、送り出しているというのに、、、。

そんなことが風邪をひいて辛い頭の中をグルグルと回り、イライラとした気持ちが態度にも表われ始めてきました。

子供達にというよりも、そんな状況下でも何も手伝おうとしない旦那に怒っていたのです。

何も見ていない。何も理解していないのに口だけは出す旦那にブチ切れた。

まるで自分は異世界にいるかの如く、ソファにもたれ掛かって携帯電話を突っついて楽しんでいます。

そんないつもと変わらない旦那の様子に泣きたくなる気持ちを堪え、長男の歯磨きに取り掛かりました。

長男は奥歯が生え始めてきていましたから、奥までしっかり磨かなければ、だけど急がなければと、歯を磨く作業が少々雑になってしまい、間違えて喉の方にグッと歯ブラシが入ってしまいました。思わずオエッとえずく長男。そんな長男をみて旦那が一言

「お前が早く風呂に入れないから、風邪ひいたんじゃないの?」

と。

その言葉にブチンと切れました、堪忍袋の緒というものが。ああ、私にもあったんだなと思いましたよ(笑)

気づいたら、自分でも聞いたことのないような声で

「アンタが手伝えばこんなことにはならないんだ!どうしてこんな状況を目の前にしても助けようとしてくれないんだ!!」

と叫んでいました。そんな私の姿に一瞬ひるんだように見えた旦那でしたが、筋金入りの亭主関白っぷり、素直に謝るわけがありません。

「た、助けて欲しければそう言えばいいだろう!?」

と言い返してきました。

この後に及んでまだ言い返してくるか!と、目の前の敵(旦那)を倒すべく、今まで隠し持っていた闘争心に火がついた私は、もはや止まることがありません。

溜まっていた日頃の鬱憤を、子どもの目の前だというのに罵詈雑言旦那にぶつけ、気づけば涙交じりになっており、そのせいで上手く呼吸が出来ず、ついには過呼吸を起こしていました。

初めての出来事に動揺した私は

「く、苦しい、、、息が出来ない、、、!!」

と旦那に助けを求め(求めたくもありませんでしたが、そうせざるを得ない状況。泣)

我に返った旦那は慌てて

「だ、大丈夫だよ、ゆっくり息して?、そうそう、、、」

と私の背中を優しくさすってくれました。程なくして落ち着いた私達。隣には涙を流してそんな両親を見守る子供達、まさに修羅場を経て嵐去った後でした。

妻の怒りを見てはじめて気がついた旦那

とにかく子供達を落ち着かせなければと一旦停戦し、子供達が寝静まった後にもう一度話し合うことになりました。

「申し訳なかった、お前が体調悪かったんだから、それを察して手伝えば良かった。これからは気をつけるよ」

と謝ってきたのは旦那が先でした。

私も言いたい放題言いましたから、形式上謝罪しました。そう、形式上は。(今更気付いたって遅いんじゃ?!この〇〇!!)と内心では叫んでいました。

そして旦那からはもう一言

「俺は仕事でほぼ一日中家にいることがないから、どの状況で育児の手伝いが必要かわからない。だから手伝って欲しかったら遠慮せずに声をかけて欲しい」

と言われました。(何を言うか、貴様?!)と思いましたが、落ち着いて考えるとそうなのかもしれないなと思いました。

旦那のコントロールは妻次第と気がついた

育児に関しては自分でなんとか出来てしまうから、これまではそれで毎日やり過ごせてきました。

育児に参加しない旦那にイライラしながらも、グッと我慢してきましたが、こんな何も出来ない、手伝おうとしない旦那にしてしまった一因は私にもあったのではと思いました。

それからは、自分で済んでしまうことも、旦那の再教育と考え、ちょこちょこと「お願い」というカタチで育児を頼むようになりました。

そして手伝ってくれた後は、どんな小さなお手伝いでも、必ず「ありがとう」と感謝するようにしています。

要は私のコントロールの仕方一つで、旦那は如何様にも動いてくれるのだということが分かったのです。(コントロールなんて言い方悪いかもしれませんが。笑)そして今はとてもそれが上手くいっています。

その後生まれた娘を加え、五人家族となった私達は、週末子供達のお世話を旦那に任せて、私は気分転換も兼ねて、仕事に出られるようにまでなりました。

仕事を終えて帰ってくると、使った食器が全く片付けられていなくてちょっと凹んだりもしますが、それでもたくさんパパと遊ぶことが出来た子供達の楽しそうな様子に、私も嬉しく思います。

もちろん旦那も、そんな休日もたまには悪くないといった様子です。

あの時起こした過呼吸は大変怖かったですが、それをきっかけに私達家族は変わることが出来たので、今となっては必要な経験だったと思うようになりました。

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