パパは、赤ちゃんが生まれて退院した後の生活がなかなかリアルに想像できないもの。
ママは雑誌や育児書を見て予習したり、先に出産したママ友に聞いたりして、なんとなくわかってはいるものの、やはり実際に赤ちゃんと過ごす生活が始まると、思った以上に大変でバタバタしてしまいます。
そんな状況で、赤ちゃんとの生活を想像できないパパが「育児なんて仕事をするより楽でしょ」なんて思っていると、ママの反感を買うこと必至。
初めての育児は、パパが思っている以上にずっと大変なのです。
産後25日目の生活を見てみよう
まだ赤ちゃんとの生活が想像できないパパのために、実際に私が経験した産後のとある1日をご紹介します。
時間 | やること |
---|---|
5時 | 赤ちゃんが泣いて起きる。授乳・オムツ換えその後もウトウトしながら泣くので抱っこしたまま部屋をウロウロ |
6時 | パパにありあわせの朝食を準備 |
7時 | 授乳、オムツ換え赤ちゃんが寝ている間に急いで朝食を食べる洗濯、掃除 |
9時30分 | 授乳・オムツ換え赤ちゃんが泣いているので抱っこ |
10時30分 | 赤ちゃんが寝る洗濯物をたたむ |
12時 | 授乳・オムツ換えウトウトしては泣くのを繰り返し、ほぼ抱っこしている |
14時 | 授乳・オムツ換え赤ちゃんが寝ている間に軽い昼食 |
15時 | 赤ちゃんが激しく泣く |
16時 | 授乳・オムツ換え赤ちゃんが寝ている間に夕飯の準備 |
16時30分 | 赤ちゃんが泣いて起きるミルクを作って飲ませる、哺乳瓶の洗浄、消毒 |
17時 | 夕飯の準備の続き、お風呂の準備 |
17時30分 | オムツ換え、赤ちゃんと入浴 |
18時 | 授乳泣いているので抱っこする |
19時 | 赤ちゃんがウトウトしている間に急いで夕飯を食べる |
20時 | 授乳、オムツ換え赤ちゃんが泣くので抱っこ |
21時 | 抱っこのまま赤ちゃん寝る |
21時30分 | パパ帰宅、食事の支度 |
23時 | 授乳、オムツ換え |
1時 | 授乳、オムツ換え赤ちゃんが泣くのでしばらく抱っこ |
3時 | 授乳、オムツ換え |
いかがですか?
生後間もなくは、授乳とオムツ換えを数時間おきに繰り返します。
しかし、授乳と授乳の間に赤ちゃんがすんなり寝ていてくれるわけではありません。何をしても泣き止まない時もありますし、泣かずに起きていても目を離すわけにはいきません。
ママには休むヒマがない!
「昼間赤ちゃんと寝ればいいじゃん」と思うパパも多いかもしれませんが、実際にはしなければならない家事もあり、体を休められるのはせいぜい赤ちゃんが寝ている時間のうち30分程度。好き勝手な時間に休めるわけではないのです。
夜は夜で、2~3時間おきの授乳がありますから、まとまった睡眠は取れません。
こうした生活をママは何ヶ月も繰り返します。しかも、産後の体はボロボロ。あちこち痛み、出血もしています。これでも「育児は楽」と言えるでしょうか?
もし楽だと言うのであれば、こうした生活をしばらパパ一人でしてみることをオススメします。
実家にお世話になるなど、ママが育児に集中できる環境であればいいのですが、そうでない場合はやはりパパのフォローが大切になってきます。
それでは、次の記事でパパができそうな手伝いを具体的に考えてみましょう。