
保活中、保育園に見学に行くと「登園はイベント少なめで、お仕事を応援しています」という園や「保護者の方に子ども達の園での様子を見る機会を多く設けています」という園など、大きな差を感じることがあると思います。
保育園のイベントにどんなものがあるのか。そしてそれを巡る嫁姑問題?! を紹介します。
保育園のイベントに祖父母は参加するもの?
保育園では一年を通していろいろなイベントがあります。このイベントは、園児だけのもの、保護者がイベントに参加するもの、保護者が見学するものに分けられます。
この「保護者参加」「保護者見学」というイベントに、祖父母が参加するものかどうか。これは働くママにとって大きな問題になる……かもしれません。
イベントの開始時間や祖父母の住んでいる場所によっては、祖父母がイベント前日から家に来る、ということもあります。祖父母が実両親か義両親か。パパ、ママどちらの立場か、で感じ方・受け止め方は違ってくると思います。
いずれにせよ、働きながら泊まりに来る祖父母の対応をする、ということが負担に感じる人もいるでしょう。そしてイベントのことを祖父母が後日知って「行きたかったのに!」というトラブルに発展することもあります。
保育園のイベントに祖父母が参加するかどうか。これはほとんどのケースでOKです。そもそも、送迎が祖父母であるケースもありますし、園児の成長を見て欲しいというイベントなので、祖父母NGと保育園が言うことはまずありません。
ただ、施設が狭いことを理由に「1家族1台の車で来てください」「カメラマンは1人」「大人数で来るのはご遠慮ください」ということはあります。
なので、祖父母が「行きたい!」と言った場合、「保育園がNGと言っているので」という断り方は難しいケースが多いでしょう。
私のイベント姑失敗談
長女を初めて預けた保育園は認可外保育園でした。途中入園だったので初めてのイベントが10月の秋の遠足、そして12月のクリスマス会が娘初のお遊戯会でした。
私の実家はバスと電車と飛行機を乗り継ぎ、海を越えて~、という遠方でしたから、実両親は保育園イベントに参加する気は最初からありませんでした。
ただ、問題は義両親。夫の実家はバスと電車と新幹線を乗り継いで数時間……という所でした。夫は「新幹線に乗ってまで来る訳ないだろ」と言い、私も「別にいいや」と思って連絡しませんでした。
が、しかし!
クリスマス会が終わってお正月の帰省の連絡をした時に「どうして教えてくれなかったの! 新幹線が安くなるXXXクラブに申し込んであるから、いつでもすぐ行けるのに! 私も可愛い姿を目の前で見たかったわ!」という姑の叫びを聞きました。
夫に義両親について確認しても、まともな返事が返ってこない。このようなケースは多々あります。
そのようなタイプの夫は、妻が自分の父母のことでピリピリしているなんて夢にも思いません。なので平気で楽天的なことを言い放ちます。
- 「妻はなぜそんなことを気にするんだろう。」
- 「親なんてどうとでもなるよ。」
- 「だからお前も気にするな。」
「親は来ないんじゃね?」という言葉は妻にとっては嬉しい答えかもしれませんが、深く考えているわけでありませんので要注意。
夫がどのようなタイプなのか、普段の言動から見極めたいですね。
初孫の為なら距離なんて関係ない! という姑パワーを甘く見ていました。姑は夫の転勤で遠方へ引っ越す、と決まった時に、すぐ新幹線チケットの手配まで考え、孫に会うための準備を済ませてあったのです。
恐るべし、孫パワー! ということで、それ以降、毎年、保育園行事の日程を義両親に伝え「来る?」と確認するようにしています。
イベント前日から夕食や布団の準備、イベント当日の朝食や昼食、イベント後のお茶・休憩まで準備するのは大変ですが、まぁ、後からあれこれ言われるより、孫を堪能して「良かったわぁ」と言ってもらえる方がいいですよね。
元気な孫を追いかけ、楽しみにして体力維持に励んでもらった方が、介護の可能性も低くなり、自分にもメリットがある、と考えれば悪いことではありません。そう心に刻んだ失敗でした。
保育園のイベントでもこれだけある
では、実際にこれまで私が経験した保育園のイベントを紹介します。子どもだけ、親が参加するもの、親が見学するもの、いろいろ混在しています。
- 4月:いちご狩り、田植え見学
- 5月:春の遠足
- 6月:歯科検診、じゃがいも掘り
- 7月:観劇会、夕涼み会
- 8月:地元のお祭り参加、お盆期間は給食なし(お弁当週間)
- 9月:稲刈り見学
- 10月:運動会、芋掘り大会、秋の遠足
- 11月:みかん狩り、バザー
- 12月:クリスマス会、お遊戯会
- 1月:餅つき大会、マラソン大会やクロスカントリー
- 2月:豆まき、音楽発表会
- 3月:お別れ遠足、卒園式
だいたい、こんな感じです。親や祖父母が参加するものは限られますが、イベントが多い保育園だと毎月1~2個くらいのイベントがあります。
当然、イベントに向けて準備がその前から始まるので、子ども達は飽きないですよね。親が準備を手伝うこともありますし、イベント役員がある場合もあります。
時間を作りにくい仕事の場合、イベントが多い保育園に入ると辛く感じることもあると思います。また、兄弟・姉妹が別々の保育園になったり、小学生と保育園という場合は、それぞれのイベントが次々にあって対応が大変なこともあります。
そんな時、祖父母の手を借りられるなら、助かりませんか? イベント参加や、写真撮影をお願いしてしまうと楽なこともあります。
保育園のイベントにいつも義母を呼ぶようにしていたので義母が迷うことも少なく、娘も喜んでいました。私は非常に助かりましたし、義母はとても楽しい思い出になったそうです。祖父母をイベントに呼ぶことは、面倒ばかりではありません。こまめに声がけしていてよかった、と感じました。
保育園のイベントは良し悪しあり
仕事を優先する立場から言えば、保育園に足を運んだり、配慮する機会が少ない方が楽です。一方で、子ども達がどんな環境で日々過ごしているのか。楽しめているのか。どんな先生達がどんな保育をしているのか。こうしたことを知るいい機会でもあります。
また、環境が整った保育園である証とも思えます。保育環境が悪く、保護者に見せられないことがある保育園なら、園内に人を入れたり教育の成果を見せる、なんてことはできませんからね。
そして、嫁姑・孫育ての確執などもあるかもしれませんが、上手に祖父母の力を借りればママが育児の手を抜くこともできますし、保育園のイベントがいい機会になることもあります。
保育園選びの時に、イベントの数もチェックしてみてください。そしてイベントの祖父母参加も考えてみてください。考えてしまうことが沢山あるかもしれませんが、上手く活用すると双方にとってメリットがありますよ