赤ちゃんが生まれてから、ママにとって訪れる最初にして最大の難関が、授乳です。
ママは、母乳やミルクの量を常に気にしています。赤ちゃんがお腹いっぱいになっているか、体重は減っていないかなど、時にはスケールなどを使って確認し、神経質なまでに心配することも。
そんな時にお姑さんから一番言われたくないのが、
「母乳、足りないんじゃない?」
の一言。
パパはピンと来ないかもしれませんが、母乳の話題はママ友の間でも出しにくいほどデリケートなもの。それをお姑さんからズケズケと言われたら、ママは傷つくとともに非常に嫌な思いをします。
赤ちゃんが泣く理由は、ママが一番よくわかっています
赤ちゃんが泣いていると、お姑さんはすぐに理由を探して
- 「母乳じゃないの?」
- 「オムツは?」
- 「どこか痛いのかしら?」
などと口に出してしまいます。
しかし、ママは毎日赤ちゃんを見ているのですから、いちいちお姑さんから言われなくても
赤ちゃんがそろそろお腹が空いたから泣いているとか、眠くて泣いているということがなんとなくわかっているもの。
新米ママで不安なのかもしれませんが、一生懸命やっているママを見守ってほしいのです。
そして、赤ちゃんが泣き止まない時にお姑さんがついつい言ってしまうのが、
「母乳が足りないんじゃない?」
です。
泣いているから足りないと決めつけないで!
ママは、時間と赤ちゃんの様子を見ながら授乳をしています。
赤ちゃんが小さいうちは上手に授乳できなかったり、一度にたくさん母乳が飲めないため、寝ていてもすぐに起きて泣いてしまったりしますが、授乳の間隔が定まらない間はママも必死です。
何とかして間隔をあけようと毎日試行錯誤していますし、母乳の量を増やすこと、質の良い母乳を出すことに気を配っています。
お姑さんの「足りないんじゃない?」の一言は、ママのそんな努力を否定しているようなもの。根拠もなく「足りない」と決めつけられるのは我慢ならないのです。
ミルクでも同じこと
ミルクで育てているママも、ミルクの量には普段から気をつけています。
ミルクは太りやすいという間違った認識が広がったこともあり、お姑さんの中にはミルクを否定する人もいますし、ミルクの量が多すぎると心配する人もいます。
ミルクのママは、そのあたりにとても敏感。下手に「足りない」「飲み過ぎ」などど言ってしまうと、不用意にママを傷つけることになります。
「ミルクそんなに飲むの?」
「それじゃあ飲み過ぎよ」
などと言われて、とても嫌な気持ちになりました。
ミルクは量が目に見える分、多い少ないなど口を出してしまいがちですが、そこは毎日赤ちゃんを見ているママの裁量に任せるべきなのです。
パパ、面倒がらずに守ってあげて
授乳については、経験していないこともあって、パパはあまり強く言えない部分もあるかと思います。しかし、実際に授乳しているママにとって、お姑さんから足りないと言われることは大きなストレス。
特に産後間もない時にそれを言われると、マタニティブルーも相まってママは「私はダメなんだ」「母乳が足りないんだ」と思いこんでしまい、ストレスで実際に母乳が出なくなることもあります。
パパはお姑さんに、授乳については口を出さないよう、強くお願いしましょう。