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産後の仕事復帰の秘訣は認可外保育園にある?そのメリットデメリット

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認可保育園の入園を自治体に申請すると、家庭の状況によって点数がつけられます。点数が高い人から認可保育園入園が決まりますが、認可外保育園に子どもを預けて仕事をしていると「加点」がもらえることがあります。

この「加点」があったから認可保育園に入れた! という人も多くいます。

認可保育園に入るための認可外保育園確保。その認可外保育園について紹介します。

認可外保育園ってどんなところ?

保育園には「認可保育園」と「認可外保育園」があります。「認可保育園」は、園庭の広さ、保育士の数など、保育園のハード面・ソフト面両方について国が定めた基準をクリアしていると認められた保育園です。

園庭がない、保育士の数が足りない、教室が狭いなど、国が定めた基準をクリアしていない保育園や、認可を申請していない保育園が「認可外」になります。

また、特定の会社の社員だけが子どもを預けられるような「事業所内の保育施設」も認可外になります(認可でも、認可外でもなく、別扱いする自治体もあります)

認可保育園は自治体が運営などに関与していますが、認可外は自治体が介入しません。園長が保育の方針を決め、運営し、自力で保育園を宣伝して園児を集めます。安定的に一定数以上の園児を集めるために、色々なサービスを特徴としてあげている認可外が多くあります。

リトミック、英会話、公文、ピアニカ、体操、習字、華道や茶道、バレエなど、いわゆる習い事を保育の時間内に提供する、という「幼稚園にも負けない教育」をアピールする認可外もありますよ。

認可外は「危険」というイメージが強い

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「保育施設で死亡事故が起こった」というニュースを聞いたことがある人は多い すよね。しかも「認可外保育園で死亡事故」「認可外保育園で園児を縛るなどの虐待」といった、聞くに堪えないニュースも報道されています。

厚生労働省が発表している保育施設における事故報告集計を見ても、認可外保育園の方が認可保育園より多くの死亡事故が発生しています。

【参考サイト】 厚生労働省

こうしたことが理由で「認可外保育園は危ない」「認可外保育園に預けるのは不安」そんなイメージが広がっているように思います。

「え? 違うの?」と思った人も多いかもしれません。そんな人は大変な損をしているかもしれませんよ。知らないうちに「働き続ける機会」を逃していたかもしれません。

「認可外保育園」は「国が定めた基準をクリアしていない」のですが、「クリアできるけど、あえて認可を取得していない」そんな認可外保育園があるのをご存知ですか?

質の高いサービスを提供するために「あえて認可を取得していない」そんな認可外保育園もあります。

国の基準をクリアできない認可外もあれば、園の方針として(クリアできるけど)認可を申請しない。そんな認可外保育園なら預けたいと思いませんか?

認可外のメリットは?

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では、認可外保育園のメリットをあげてみましょう。

園長が入園者を決定する

これはプラスにもマイナスにもなりますが、とにかく園長がOKと言えば入園できます。

一番大きなメリットは「妊娠中の弟や妹も園長がOKと言えば入園が決まる」ということ。兄弟・姉妹で同じ園を確保できることは働くママにとって大きなメリットです。

保育士資格を持っていない先生が常駐している

リトミック、英会話、習字、体操、バレエ、公文など、いわゆる「習い事」がありますよね。こうしたことを保育時間内にやってくれる認可外保育園があります。

保育士資格は持っていないけど特定のことを教えられる先生。こうした先生は「保育士ではない」ので認可保育園には居ませんよね。

でも、認可保育園で教えてくれないことを日常的に教えてくれる。大きなメリットだと言えます。

電話一本で保育をお願いできる

急な残業が入った。突然、土日出勤になった。そんなイレギュラーなことが起こるとママは焦りませんか?

認可保育園の場合、延長保育や土曜保育は事前申告制です。でも、認可外は電話一本でお願いできることが多くあります。

突発的なサービスもお願いできる。認可外にはそんな親にとってありがたいメリットがあります。

卒園児なら学童保育もお願いできる

園によりますが「卒園児なら学童保育OK」というところがあります。

小一の壁でよくあるのが「学童保育がダメだった」ということ。在宅ワークをしているママなんかは「夏休み・冬休みだけお願いしたい」ということもあるでしょう。

そうした時に活用できるサービスを提供してくれる認可外があります。

仕事をしていなくても預けられる

園長がOKと言えば園児を預かってくれる保育園なので、共働きでない家庭でも子どもを預けられます。

育休中や求職中でも気兼ねなく預けられますし、預けていて退職したから退園しないといけない、ということもありません。

自治体から保育料の補助を受けられることがある

「認可外保育園に子どもを預けている世帯に補助金を出す」という自治体もあります。

補助金がもらえるので認可保育園に預けるより保育料が安くなる、という例もあるようですよ。

認可外のデメリットは?

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メリットがあればデメリットもあります。今度はデメリットをあげましょう。

保育料・時間外保育料が高い

認可保育園は自治体が世帯収入ごとに保育料を定めていて、収入が少ない家庭は負担が軽くなるようになっています。

しかし認可外保育園は園長が額を決めています。ほとんどの場合、世帯収入等は考慮されません。

また、時間外保育料も「1時間XXX円」ではなく「どれだけ時間外を利用しても一律X万円」ということもあります。園によって額がまちまちですが、認可保育園の3倍の料金を支払う例も珍しくありません。

施設が狭かったり、保育士が少ない

認可を取得できないから認可外、という保育園の場合は、教室が狭い、保育士が少ない、園庭が狭い、トイレの数が少ないといったデメリットがあります。

こうしたデメリットは、子どもの安全や体力作りに直接影響します。改善が難しいケースも多く、認可外を敬遠する大きな理由にもなっています。

退園しなければならないことも

「園長の判断で入園が決まる」ということは「園長の判断で退園が決まる」ということでもあります。

アレルギーの有無、発達の度合いなどを理由に退園を迫られることが現実にあります。また、園が認可を取ることになって退園せざるをえなくなる、ということもあります。

認可に申請するとペナルティが課せられることが!

これも園長の考え次第ですが「認可保育園に申請するなら、退園してもらう」という認可外があります。俗に言うペナルティですね。

他にも、妹や弟の入園をお願いしたら入園半年以上前に入園料を請求され「入園しなくても返還しない」と言われた。そんな例もあります。園児を確保したい、という認可外保育園の経営の厳しさが伺えます。

認可保育園入園のための、認可外保育園入園

今の保活は、夫婦共働きだけでは認可保育園入園は難しく「認可保育園に預けず、既に働いている、という加点」をもらって初めて認可保育園に入れる、という状況です。

遠方の両親に依頼する、ベビーシッターを利用する、保育ママを探すなど、方法は色々ありますが、二人目以降のことを考えたり、認可保育園に入れないまま小学生になる可能性などを考えると「自分に合った認可外保育園」を確保したいと思いませんか?

「認可外は危険」「認可外は不安」そんなイメージがあるかもしれません。ですが、そんなイメージを覆すサービスを提供している認可外保育園もあります。

預け先のひとつに「認可外」を加えて園を見学し、認可保育園入園を有利にするために認可外保育園を確保する。そんな選択肢も検討してみてください。

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