お姑さんの行動は、何かと裏目に出やすいもの。良かれと思ってしたことが、お嫁さんに嫌がられてしまうことも、多くありますよね。
かわいいお孫さんが生まれたからといって、舞い上がって行動してしまうと、お嫁さんの反感を買ってしまうなんていうことはよくあります。
アボなし訪問や、お孫さんの行事を勝手に仕切るといったわかりやすい行動ではなく、普段会った時の何気ない行動にも、お嫁さんは引っ掛かりを覚えるもの。
ここでは、お姑さんの立場として気をつけたい振る舞いについて、お伝えしましょう。
こんなことしていませんか? お嫁さんに嫌がられるちょっとした行動
1.自分の育児方針を押し付ける
- 「そんな抱き方じゃダメ!」
- 「◯時までに寝かせないとダメよ!」
- 「抱き癖がつくからやめなさい」
などなど、まるで自分が子育てをしているかのようにお嫁さんにダメ出しし、自分の育児方針を押し付けてくるお姑さんには、お嫁さんも辟易してしまいます。
お孫さんを育てるのは、あくまでも息子さん夫婦だということを忘れずに。
2.「昔はこうだった」を強調する
今は便利な育児グッズがたくさんありますが、それを横目で見ながら
- 「昔はこんなものなかったから……」
- 「私たちの頃はね…」
と苦労話を始めるお姑さん。
ちょっとだけならいいでしょうが、長々と昔の話をされてもお嫁さんは困ってしまいます。
お嫁さんの性格によっては「あなたは苦労しなくていいわね」と嫌味を言われているように感じてしまうこともあるので、要注意。
3.「〇〇家の跡取り」「内孫」を連呼する
大層な家柄でもないのに、跡取りだと連呼したり、内孫外孫の区別をつけたりするのは、若いお嫁さんにとって煩わしいことかもしれません。
お孫さんは跡を継ぐために生まれたわけではないのですし、内孫だろうが外孫だろうが、お孫さんであることに変わりはありません。こうした考え方は、もはや時代遅れであることを悟りましょう。
4.孫差別をする
- お嫁さんが産んだお孫さんと、実の娘が産んだお孫さん。
- あるいは、男の子のお孫さんと、女の子のお孫さん。
どちらもかわいいお孫さんであることに変わりはないはずなのに、中には差別してしまうお姑さんもいるようです。
一方のお孫さんにだけはいろいろ買ってあげたり、遊んであげたりするのに、もう一方のお孫さんには知らん振り……なんていうあからさまなお姑さんの態度に、心を痛めるお嫁さんは多いのです。
5.やたらと「かわいそう」と言う
- 「靴下を履かせないなんてかわいそう」
- 「こんなに厚着されられてかわいそう」
- 「まだお粥しか食べさせてもらえなくてかわそう」
お孫さんに対して何かとかわいそうを連発するお姑さんも、お嫁さんからは嫌がられます。
かわいそうではなく、母親であるお嫁さんが、そうすべきだと判断しているだけです。やたらとかわいそうがるのはやめましょう。
6.「おばあちゃん」「ばあば」などと呼ばれるのを嫌がる
お孫さんが生まれたのに、なぜか「おばあちゃん」と呼ばれるのを嫌がるお姑さん。中には、下の名前やニックネームで呼ばせようとする人もいるようです。
若くしてお姑さんとなった人にとって、おばあちゃんという響きは少し抵抗を感じてしまうのかもしれませんが、かといって名前やニックネームで呼ばせるのもちょっと痛々しいと思われがちです。
7.食べ物を勝手に食べさせようとする
赤ちゃんがまた小さいのに、勝手にお菓子などを食べさせるのは絶対にいけません。
虫歯の問題だけではなく、アレルギーがある場合は生死に関わることもあります。
8.授乳しているところを覗きこむ
別室で授乳しているのに、わざわざ部屋に入ってきたり、授乳しているところを見ようとしてきたりするお姑さん。自分も母乳育児の経験があるからといって、お嫁さんのを見てもいいという理由にはなりません。
実の母親にでさえ、授乳しているところを見られたくないというお嫁さんもいますから、気をつけて。
9.孫をお嫁さんの見えないところへ連れて行く
赤ちゃんを抱っこして、わざとお嫁さんから遠ざかったり、お嫁さんの見えないところへ連れて行こうとしたりする行為は、お嫁さんは非常に不快に感じます。
自分の子供を取られたような不安感とともに、お姑さんに対しての不信感も芽生えますから、これはやめましょう。
10.孫を使って不満や願望を口にする
- 「○○ちゃんは、もっとおばあちゃんの家に来たいのにねぇ」
- 「○○ちゃん、ばあばの家にお泊りしたいよね」
孫と会いたい、もっと実家に連れてきて欲しい、長い時間一緒にいたいという本音を、孫を使って何となくほのめかし、察してもらおうとする行為もよく思われません。不満や希望があるなら、自分の言葉でハッキリ伝えましょう。
ここで取り上げた行為は、ひとつひとつは大したことではないかもしれませんが、お嫁さんにとってはされて嫌なことに違いはありません。
ささいなことでも、積み重なれば「もう子供に会わせたくない」と思われてしまう原因にもなるのです。お嫁さんに嫌な思いをさせていないかどうか、日頃の自分の言動を少し振り返ってみてもいいかもしれませんね。