家族で川の字になって寝ているほほえましい光景も、赤ちゃんの夜泣きで一変することがあります。
赤ちゃんの夜泣きに対応するのは、だいたいはママです。
パパは、赤ちゃんが激しく泣いていても目を覚まさないことが多いですよね?ママは泣き止まない赤ちゃんをあやしながら、イビキをかいているパパにイライラ…ということがよくあります。
しかし、パパが赤ちゃんの夜泣きで目を覚まさないのには、こんな理由もあるのです。
ママが夜泣きに対応できるのは、ホルモンのおかげ?
出産した女性が母乳を分泌できるようになるのは、プロラクチンというホルモンのはたらきによるもの。
このプロラクチンには、睡眠の質を変化させ、ママの体を短時間の睡眠でも対応できるようにする役割もあります。
妊娠後期になると、ママは夜中に何度も目が覚めるようになりますが、これはプロラクチンの分泌量が一気に増えるため。赤ちゃんが生まれてからの、3時間おきの授乳に対応できるようにしているのです。
産後、プロラクチンの量はゆるやかに低下しますが、赤ちゃんが泣いた時や睡眠時に一時的に量が増え、母乳を分泌させます。そのため、ママは赤ちゃんの泣き声でパッチリと目が覚めるのです。
男女の睡眠は違う! パパが起きない理由
一般的に、男性は深い眠りについている時間が長いと言われます。
女性はもともと深い眠りにつく時間が短く、睡眠と覚醒のサイクルが男性よりも短いのです。その上、当然ながらパパは母乳を出すことができません。
ホルモンの影響で夜中に目覚めやすいママと比較して、男性であるパパが一度眠ったら起きないのは、深く寝入っている時間が長いからという理由もあるのです。
しかし、授乳時間以外の突発的な夜泣きになると、どんなに赤ちゃんが激しく泣いていても、パパはまったく起きないのです。翌朝パパに聞いてみると「全然気づかなかったよ」などということも。
パパとママでは睡眠の質や眠りのサイクルが違うため、赤ちゃんの夜泣きでパパが起きないのは、ある意味当然とも言えるのです。
しかし、パパが起きられない理由がわかったとしても、夜泣きに対応するのがママばかりになると、どうしてもイライラがたまってしまいますね。
それでは、なかなか起きないパパにどうしても協力してほしい時、あるいは協力が望めない時は、どう対応すればいいのでしょうか。
次の記事に続きます。
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夜泣きでも起きないパパに少しだけ協力してもらう方法