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「うちは嫁姑問題は関係ない」夫の知らない妻の本心

嫁姑問題は我が家には関係ないと勘違いしている夫世の中にあふれる嫁姑問題を横目に、「うちはお袋と嫁の仲がいいから大丈夫だ」と安心しきっている男性は、少なからずいることでしょう。

電話やメールで頻繁に連絡を取り合い、談笑し、帰省すれば仲よさげに一緒に台所仕事をする。そんな嫁姑の姿を見ていると、表面上はとてもよい関係を築いているように見えますよね。

しかし、嫁姑の関係は、見た目だけではわからないこともたくさんあります。いつもにこやかに対応し、姑の電話や訪問も嫌がらない、そんな妻でも、本当のところはどうなのか、考えたことはあるでしょうか?

ニコニコ明るく姑に接する妻が考えていること

夫が知らない嫁の本音
たとえば、頻繁に家に電話をかけてきたり、訪問してきたりする姑は、嫁の立場からすると迷惑に感じることも多いものです。

お姑さんの相手をしてあげたいという気持ちはあっても、姑の電話や訪問に時間を割かれると、仕事や家事、育児など本来するべきことができなくなってしまうからです。

しかし、「迷惑です」「やめてください」とハッキリ断ることはなかなかできません。よっぽど肝のすわったお嫁さんでない限り、ひたすらニコニコしてやり過ごし、後から夫にちょっと愚痴をこぼすのが精一杯でしょう。

息子であり、夫である男性にしてみれば「嫌ならハッキリ言えばいいのに」と感じるかもしれません。では、なぜ妻は姑に対してハッキリ文句を言ったり断ったりできないのでしょうか?

それはひとえに、姑とその息子である夫、そして自分との関係を崩壊させないため。そして、姑や夫を立てるためにほかなりません。

自分が角が立つような断り方をすれば、姑と嫁である自分の関係だけでなく、母親と息子の関係、そして夫と妻の関係、それぞれに亀裂が入ることが予想されます。だからこそ、妻は姑の前では当たり障りなくニコニコ明るく対応してくれているのです。

たとえ苦痛でも面倒でも、ささいなことで修復不可能になってしまうこともある嫁姑関係だからこそ、それを壊してしまうことのないように、また周りの関係にも影響が出ないように、表面だけでも仲良くしようと、妻はいわば「大人の対応」をしているのです。

嫁姑の関係は上司と部下の関係と同じ!

嫁姑関係は自分の上司に置き換えてみればわかる
周囲との関係を大切に、当たり障りなく立ちまわる。この嫁姑関係は、言ってみれば上司と部下との関係に似ています。

そう考えると、妻が直接姑に文句を言ったり、断ったりすることがなぜできないのか、何となく理解できるかもしれません。

ちょっと想像してみましょう。

家にいる時に、大切な取引先から頻繁に電話がかかってきて、延々と話をされたらどう感じますか?上司が何度も家に訪ねてくるために、自分の用事ができなかったり、休日なのに全く寛げなかったりしたらどうでしょう?

迷惑だな、面倒だなと感じても、ハッキリと断ることはできないのではないでしょうか。自分の立場だけでなく、会社や仕事に与える影響を考えると、取引先や上司の気分を害することのないよう、当たり障りなく、大人の対応をするしかありませんよね。

妻にとって、姑は上司であり、取引先と同じです。表面上はどんなに仲の良い関係に見えても、実はそれが妻の大人の対応によって作られたものであることを理解しましょう。

妻の気持ちを伝える時は言葉を選んで

嫁の絶え間ない努力を夫が潰してはならない
しかし、妻もそんな大人の対応に疲れることがあります。頻繁に連絡を取りたがったり、訪問してきたりする姑に、表面ではニコニコ対応していても、我慢できなくなることもあるでしょう。

そんな時は、息子であり夫の立場から、妻の気持ちを代弁してあげることが必要です。

ただし、ストレートに「嫁が迷惑だと言っている」と伝えるのは厳禁です。こんな言い方は、大人として表面だけでも仲良くしようと頑張ってくれている妻の努力を無にするようなもの。

姑である自分の母親に妻の気持ちを伝える時は、妻を悪者にしないことが最大のポイントです。

そのため、

  • 「頻繁に電話が来ると、家事が疎かになってしまうようだからもう少し回数を減らしてほしい」
  • 「妻にも予定があるのだから、訪ねる時は俺がいるときにしてほしい」

などと、妻の意見としてではなく、あくまでも自分の意見として、改善点も合わせて伝えるようにするといいかもしれませんね。

ここで「妻が嫌がっているから」などと言ってしまうと、姑の怒りの矛先は妻に向けられます。母親としては息子がかわいいに決まっていますから、妻に対して「どうして直接言わないんだ」「息子にそんなことを言わせるなんてひどい嫁だ」という気持ちになってしまうのです。

遠慮なく話せる母親と息子でも、そこに妻が絡んでくれば話は別。角が立つような言い方は避けて、妻が築いてくれた表面上の良い関係にヒビを入れることなく、夫として、息子として上手く立ち回れるよう努力しましょう。

多くの男性は、自分の母親と妻との関係について、見えるところだけで判断し、そのまま受け取ってしまう傾向があります。しかし、表面上仲良く出来ているようでも、実は妻が無理をしていたり、我慢していたりすることは珍しくありません。

それは、嫁姑関係だけでなく、母親と息子の関係や、夫と妻との関係をなんとか円満に保ちたいという妻の努力のあらわれなのです。

目に見えている姿だけで良好な関係と思い込まず、妻の気持ちに耳を傾けてみてください。そして、必要であれば、自分の母親に対して、妻の気持ちを上手に伝えてあげてください。

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