どの家庭にも多少はあることながら、時には深刻な離婚の危機まで招いてしまう、嫁姑問題。
嫁姑問題は、ただ単に嫁と姑の仲が悪いことが原因で深刻化するのではありません。夫であり、息子でもある男性のさまざまな態度が原因で深刻化し、離婚へと発展してしまうことがあるのです。
それでは、嫁姑問題において離婚の危機にさらされてしまう夫の特徴にはどんなものがあるのか、見ていきましょう。
自覚がないから厄介? こんな夫に離婚の二文字が頭をよぎります
1.「悪気はないんだから」の定番セリフで妻をなだめる
そんな妻からの訴えにも、「悪気がないんだから」で済ませてしまう夫。息子の目から悪意は見えなくても、他人である嫁の目から見ると悪意丸出し、ということはよくあります。
また、悪意のひとつもなしに人を不快にさせることができるなんて、それは悪意がある人よりもよっぽど危険です。それなのに、夫から「悪気はない」発言を繰り返されてしまう妻は、もう我慢の限界かもしれません。
2.大岡裁きで嫁姑問題を解決しようとする
公平な立場で嫁姑問題を解決し、無理やり納得させようとする夫。でも、妻が欲しいのは、公平な大岡裁きではなく、自分の味方をしてくれる夫です。
嫁姑問題において、自分の妻の味方をせずに中立であろうとする行為は、愚の骨頂。妻から見ると、そんな夫は「頼りない」「何もしてくれない」と映るのです。
3.トラブルが発生するとまず嫁から謝るように促す
「とりあえず妻から謝っておけば、母さんも納得するだろう」という楽観的な考えなのか、母親には怖くて逆らえないのかはわかりませんが、理由もよく聞かずに、妻にだけ謝らせようとする夫。
でも、それって本当に妻が悪いのでしょうか?自分の話をろくに聞いてもらえず、夫が「妻が謝ればそれでOK」という態度を取っていると、妻の気持ちはどんどん離れてしまいます。
4.事なかれ主義でその場を収めようとする
「母さんも年なんだから」「年寄りのすることだから」なんて口を濁しつつ、結局は妻に我慢を強いているだけの夫。しかも、本人はそれに気づいていないのが絶望的に厄介です。
また、まるで妻が悪いかのように、「いちいち大げさだな」「事を荒立てるな」なんて言い出すのも、面倒なことから逃げようとする姿勢のあらわれです。
嫁姑問題に事なかれ主義は通用しません。ずっとなあなあで済ませようとしていると、後でとんでもないしっぺ返しが来るかもしれませんよ?
5.自分や姑が良いことをしていると信じて疑わない
「妻はまだまだ未熟者だから、母さんにしっかり教育してもらわないと」
などと考えて、母親とグルになってしまう夫。
母親が一番正しく、嫁は間違っているという考えのもと、自分と母親が嫁を正しい方向へ導いてあげている、と思い込んでいるのが痛々しいですね。
このタイプの夫は、自分は1ミリたりとも悪いと思っていないため、妻から離婚を突きつけられて一気に青ざめることもあります。
6.男尊女卑思考が強い
姑が「女とはこうあるべき」という古い考えを持っていると、息子である夫も強くその影響を受けます。
そうなると、女とは、嫁とは、などとやたらと口にして、嫁を縛り付けてしまう夫になってしまいます。
「俺が稼いでいるから贅沢ができる」「俺のおかげで飯が食える」などという古い価値観を振り回し、何かと妻に対して上から目線で接したり、何か大切なことを決定する時も、自分と母親だけで決め、妻を蚊帳の外にしてしまったりします。
姑の考えを色濃く受け継いだその考え、そして、それを改めることのない様子の夫に、嫁は幻滅してしまいまいす。
7.妻の話を聞いていない
一見穏やかに妻の話を聞いて、姑の愚痴に同調してくれているようでも、「でもそれくらい当たり前だろ」「そんな風に考えるお前にも問題がある」などと、上から目線でたしなめる夫。
ちょっと不満を漏らしても、最終的には自分の我慢が足りない、自分が悪いという方向に持っていかれる妻には、これ以上ないほどストレスがたまるでしょう。
8.姑もセットで考える
家庭としては別々であるはずなのに、なぜかそこに姑を入れて考えるから、問題がややこしくなってしまいます。
このタイプの夫は、今後ずっと自分の母親と密な関係を持つのが当たり前だと思っているため、「将来子供の面倒をみてもらうために姑と仲良くしておけ」などと、妻に無茶な注文を押し付けてくることがあります。
妻の意向も聞かず、将来は同居に向かってまっしぐら?そんな一方的な態度は、やはり興ざめです。
9.すぐに別居や離婚をちらつかせる
姑のことを相談すると、「嫌なら出て行け」「じゃあ離婚だ」などと、すぐに別居や離婚を口にする夫。
問題を解決したり、妻の味方になったりしようとせず、恫喝じみたセリフで全てを片付けようとする、話にならないタイプです。しかし、本当に別れる勇気はないので、実際に妻が同意すると慌てて態度を翻すのです。
10.最後の最後まで、妻が出て行った理由がわからない
自分のしてきたこれらの失態に全く気づかず、妻が出て行ってもやり直せると信じている夫。
俗にいう「ロミオメール」を送り付けてきたり、しつこく復縁を迫ったりするタイプです。
周りに相談して、今までの態度をたしなめられても、全く聞く耳を持たずに「自分は悪くない」と主張するので、埒が明きません。さらには「今ならまだ許してあげられるよ」「一緒に母さんに謝ろう」などと想像の遥か斜め上を行く態度を取ってくるケースも…。
これでは、妻だってやり直そうとは全く思えませんね。
いかがでしょうか?
ひとつでも当てはまっていたら、妻はあなたに対して不信の念を抱いているかもしれません。自分がこんな夫になっていないかどうか、日頃の言動を一度客観的に振り返ってみることをオススメします。