いよいよ待望のお孫さんが生まれる! という時には、お姑さんも気持ちがワクワクして、きっと落ち着かないことでしょう。
出産の一報が待ち遠しく、連絡をもらったらすぐにでも病院へ駆けつけたいという人も多いかもしれませんね。
しかし、その前に知っておいてもらいたいことがあります。お姑さんからの感謝を伝える言葉が、お嫁さんにマイナスにとられることがあるのです。
出産を終えたばかりのお嫁さんに、お姑さんがかけてはいけない言葉とは、一体何でしょうか?
感謝の気持ちを伝えたつもりが逆効果になってしまう言葉
生まれたばかりの、小さくてかわいらしい孫の顔を見ていると、自分もいよいよおばあちゃんになったんだという実感も湧いてくるでしょう。
孫のかわいさというものは特別だといいますから、その喜びは相当なものであることは、想像に難くありませんね。しかし、喜び勇んである言葉を口にしてしまうと、途端にお嫁さんに嫌がられてしまうかもしれません。
出産後、お姑さんがお嫁さんにかけてはいけない一言。それは、
「孫を産んでくれてありがとう」
というもの。この「孫を産んでくれてありがとう」という言葉、お姑さんから言われて嫌な気持ちになったというお嫁さんが、非常に多いのです。
「お姑さんのために産んだんじゃない!!」と思うお嫁さん続出
- 「孫が生まれて、私もようやくおばあちゃんになれた、ありがとう」
- 「こんなにかわいい孫の顔を見せてくれて、ありがとう」
そう思うお気持ちは、よくわかります。お孫さんの顔を見れば、自然にそんな気持ちが沸き上がってくることでしょう。
でも、ちょっと待ってください。お嫁さんは、お姑さんをおばあちゃんにするために出産したわけではありません。「産んでくれてありがとう」は、どうしても上から目線の言葉として受けとられてしまいます。
たとえ、お姑さんにそんな気持ちがなくても、お嫁さんの中には、
「お姑さんのために産んだんじゃないのに、なんでお礼を言われなきゃならないの?」
という気持ちになる人もいるのです。
この「ありがとう」という言葉に、「〇〇家の跡取り」や「私の孫」という気持ちが込められているようで、お嫁さんは面白くないと感じてしまうのかもしれません。
もちろん、受け取り方は人それぞれなので、「ありがとう」と言われて喜んでくれるお嫁さんもたくさんいるはずです。お姑さんとの関係が良ければ、その言葉もプラスの意味合いを持って受け取られますから、そのような場合には心配はないかもしれません。
しかし、こう言われて不快な気持ちになってしまうお嫁さんが多いのもまた事実。
産後の女性は身体的にも精神的にも疲れきってグッタリしていますし、ホルモンバランスが崩れていつもより相当神経質になっています。こちらの何気ない感謝の言葉が、マイナスの言葉として受け取られてしまうことも、悲しいながらあるのです。
出産というお祝いの場面で、嫁姑の間に余計な亀裂を生じさせないためにも、「産んでくれてありがとう」は封印しておいた方が良さそうですね。
もしも、出産直後のお嫁さんに声をかけてあげるなら、シンプルに「おめでとう」「お疲れさま」だけに留めておきましょう。