生後3ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの視覚や聴覚がますます発達し、さまざまなものに興味を持つようになります。
そこで気をつけたいのが、寝室の環境。
赤ちゃんは、色のきれいなものや動くものが大好きで、音や光にとても敏感です。
寝室にはオモチャやポスター、テレビやラジオなどは極力置かないことが大切。
赤ちゃんが眠るために最適な環境づくりをしていきましょう。
赤ちゃんは何にでも興味津々!!
視覚発達
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、およそ0.1程度だと言われています。
人の顔はぼんやりと認識できますが、まだそれほどよく見えていません。
生後3ヶ月くらいになると、1mくらい先にある物がなんとなくわかる程度になってきます。この頃から視野が広がり始め、動くものによく反応するようになります。
聴覚の発達
また、聴覚は生まれる前から発達していますが、しっかりと聞こえるようになるのは生後2ヶ月くらいから。
だんだんとママの声に反応して喜んだり、音のする方を見ようとすることも増えてきます。
興味津々!
視覚と聴覚が発達してくると、赤ちゃんはさまざまなものに対して興味を持ち始めます。
色の鮮やかなもの、きれいな音がするもの、動いているものなどは特に大好きで、見えるもの、聞こえるものを自分で確かめようとする様子が見られるようになります。
だからこそ、寝室の環境をととのえて!
そのため、寝室にきれいなポスターやカレンダーを張っていたり、音がするオモチャや、テレビ、ラジオなどがあると、赤ちゃんはそちらに興味を奪われて寝るどころではなくなってしまうことがあります。
また、生後3~4ヶ月までは浅い眠りであるレム睡眠の時間が長く、すぐに目を覚ましやすい状態。
ウトウトしたと思っても、少し音がしただけでパチっと目覚めてしまったり、泣いて手が付けられなくなったりすることもよくあります。
また、途中で目が覚めた赤ちゃんをまた寝かしつけようとしたら、寝室にあるポスターやオモチャに興味を示して寝なくなってしまった…ということもありがちです。
寝る場所には刺激的なものを置かない
こうしたことを防いで赤ちゃんを上手に寝かしつけるためには、赤ちゃんが興味を持つものや音がするものを寝室に置かないのが鉄則。
赤ちゃんの気が散らないように、静かで落ち着ける、眠るためだけの環境を用意することが大切なのです。
これだけは守ってみよう!快適なネンネ環境づくりのポイント
できれば、寝室はベッドや布団だけの空間にしたいものですが、スペースの都合上そうはいかない家庭も多いことでしょう。
また、赤ちゃんに何かあった時のために、常夜灯なども利用したいですよね。
そこで、寝室の環境を作る時には、最低限次のようなことに気をつけてみましょう。
- テレビ、ラジオは置かない
- 壁にはポスターやカレンダーなど、何も貼らない
- メリーなどの動くオモチャ、音のなるオモチャは厳禁
- 時計やアラームの代わりにスマホを寝室に持ち込む時は、マナーモードにして画面の明るさを抑える。必要以上にいじらない
- 常夜灯は足元に設置し、赤ちゃんの視界に入らないようにする
赤ちゃんは、音や光には本当に敏感です。
すべての音、光を排除することは難しいものですが、赤ちゃんが興味を持ちそうなものはなるべく寝室に持ち込まないようにしましょう。

赤ちゃんは、音や光に敏感です。ですので、赤ちゃんにとって刺激的なものを布団の周りに置かないというのは有効な方法です。音が鳴ったり、ピカピカ光ったり、動くようなオモチャは眠ろうとしている赤ちゃんに刺激を与えてしまう事になります。ですから、寝る時はそのようなオモチャは布団から出すようにしましょう。