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置いても泣かない!?今夜から試そう背中スイッチを発動させないコツ

保健師・看護師はるママ

記事監修 保健師・看護師 はるママ

外科と皮膚科と救急外来で頑張っています!子どもの急な発熱からスキンケアなどに明るいです。


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抱っこで赤ちゃんが寝てくれたのに、布団におろした途端泣いてしまう…

赤ちゃんの背中には、非常に高性能な「背中スイッチ」が標準装備されています。
私も、二人の子供たちの背中スイッチには散々苦労しました。

しかし、背中スイッチが発動して泣くからには、何か理由があるはず。
今回は、赤ちゃんの背中スイッチを発動させないためのポイントをお伝えします。

赤ちゃんの背中スイッチはなぜ発動する?

はじめに、なぜ赤ちゃんを布団におろすと泣いてしまうのか、という理由を考えてみましょう。

赤ちゃんは眠りが浅く、ちょっとした刺激ですぐに目が覚めてしまいます。
抱っこでぐっすり眠ったように見えても、実はそれほど深い眠りに入っているわけではないのです。

そのため、ママに抱っこされて心地良く眠っていた赤ちゃんが、急に布団におろされると、抱っこと違う布団の感触で目が覚めて泣いてしまいます。

しかも、それが浅い眠りから深い眠りに入るタイミングだったりすると、赤ちゃんは起こされたことで不機嫌になって激しく泣くということもあります。

ポイントは、布団との温度差を感じさせないこと

抱っこから布団へとおろされた感触で目が覚めて泣いてしまうのは、布団が冷たくて嫌だと赤ちゃんが感じるから。

ママの体温を感じられるあたたかな抱っこから、冷たい布団へと急に移動させられるなんて、赤ちゃんにとってはたまったものではないはずです。

おくるみを試そう

布団の感触を感じさせないようにするために一番有効なのは、おくるみ。

おくるみにあらかじめくるんでから抱っこで寝かしつければ、布団にそのままおろしても布団の冷たさを感じにくく、赤ちゃんが目を覚ますことが少なくなります。

おくるみがダメなら毛布を敷いてみよう

おくるみを嫌がる、あるいは月齢的におくるみが使えない赤ちゃんの場合には、布団に毛布を敷いておくのがオススメ。

毛布はシーツよりも冷たさを感じにくいので、抱っこから布団におろす時も有効です。

冷え性ママが大好きなゆたんぽ

そして、寒い時期などは、湯たんぽなどを使って布団を温めておくのもひとつの方法ですね。

私も冬の間は湯たんぽを前もって布団に入れておき、赤ちゃんが冷たさを感じないようにしていました。

また、あらかじめ毛布でくるんで抱っこしてしまい、寝たら毛布ごと布団に寝かせる、というのもよくやっていました。

月齢が高い赤ちゃんでも、おくるみほどきっちり巻く必要がなく、なんとなく毛布で包んでいることで気持ちよく眠れることも多いので、オススメです。

大切なのは、抱っこと布団の温度差をなるべくなくすこと。色々な方法を試して、赤ちゃんとパパ・ママにとって一番よい方法を探ってみてください。

ただ、湯たんぽを使う場合は布団が熱くなり過ぎないように注意し、赤ちゃんを寝かせた後は必ず布団から出しておきましょう。

保健師さんのワンポイント保健師・看護師はるママ
 
「背中スイッチ」とはせっかく苦労して寝かしつけた赤ちゃんが、布団に寝かせた途端に起きてしまうママにとっては悲しい現象のことですね。

一般的に背中スイッチがなくなるのは1歳頃だと言われています。しかし、この背中スイッチは個人差がとても大きく、もともと背中スイッチが全くない赤ちゃんもいれば、1歳半を過ぎてもまだ残っている赤ちゃんもいます。

背中スイッチを発動させないようにする一つの方法として、授乳クッションがあります。授乳クッションのU字の間に赤ちゃんを座らせるような態勢で寝かせます。適度な傾斜があるので、吐き戻しを防ぐことができます。授乳クッションにバスタオルや毛布を敷いておくと、冷たさを感じずにすむので抱っこの姿勢を維持したまま寝かせることができます。また、横向きの姿勢で寝かせることも効果的ですよ。

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