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生活リズムを整えてストレスを減らすために。150以上の超具体的な赤ちゃんの寝かしつけのコツ。

抱っこで寝る赤ちゃんと寝ない赤ちゃんの違い|タイプ別寝かしつけ法

保健師・看護師はるママ

記事監修 保健師・看護師 はるママ

外科と皮膚科と救急外来で頑張っています!子どもの急な発熱からスキンケアなどに明るいです。


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赤ちゃんはみんなママのことが大好き。赤ちゃんにとって、ママは特別な存在です。

でもそれは、生まれる前から当然のように持っている感情ではなく、生まれてから数ヶ月の間に赤ちゃんの心が発達することで起こる「愛着形成」というもの。

この愛着形成において、赤ちゃんがママに対して持つ特別な感情と、寝かしつけの方法について考えてみましょう。

愛着形成とは?赤ちゃんがママを大好きになるまで

生まれたばかりの赤ちゃんは、誰が抱っこしてもあまり泣きません。

新生児のうちは好き嫌いの感情がまだないため、「ママでなければダメ」ということはほとんどないのです。

しかし、生まれてからママが中心となって赤ちゃんのお世話をし、何千回、何万回と赤ちゃんの泣き声に応え、赤ちゃんの欲求を満たすことで、赤ちゃんはママに対して特別な感情を抱くようになります。

つまり、ママは赤ちゃんにとって「自分の感情や欲求を理解してくれる、安心できる存在」として認識されるのです。

人見知りは特別な人が見分けられるようになった証拠

この愛着形成は、生後6ヶ月くらいまでに起こってきます。

生後6ヶ月を過ぎると、ママ以外の人が抱っこしたり、知らない人を見たりすると泣く、いわゆる人見知りがはじまります。

つまり、人見知りが始まるということは、愛着形成がきちんとなされ、ママが赤ちゃんにとって特別な存在になったということなのです。

生後6ヶ月以前、愛着が形成される前の寝かしつけ

このことから、生後6ヶ月を目安に、寝かしつけでどんなことに気をつけなければならないかを考えることができます。

まず、生後6ヶ月以前の場合は、まだ愛着形成が進んでいる途中ですので、眠りの環境をととのえることに力を入れましょう。

寝室の環境をととのえ、生活リズムを一定にして、赤ちゃんがスムーズに寝られるようにします。

パパも頑張れ

もしパパが寝かしつけをする場合には、この生後6ヶ月までが勝負だといえます。

ママよりも赤ちゃんと接する時間が短いパパは、ママとの愛着形成がされる前に赤ちゃんと積極的に関わっておくことで、寝かしつけで泣かれることがなくなるでしょう。

生後6ヶ月以降、ママに愛着が形成されてから寝かしつけ

愛着形成によってママを特別な存在として認識した赤ちゃんは、ママが一緒でなければ寝なかったり、あるいはママと遊んで欲しくて寝かしつけを嫌がることがあります。

ですから、生後6ヶ月までに生活リズムをととのえ、寝かしつけの基礎を作っておくことが大切なのです。

ママがそばにいると安心して眠れる

ママと一緒にいることで安心して寝るタイプの赤ちゃんは、ぜひママが側にいてあげましょう。

愛着形成がすんで、ママとの絶対的な信頼関係ができあがると、他の人やものを不安なく受け入れるようになりますので、この時期だけと割りきって添い寝をしてあげてもOK。

ママがそばにいると嬉しくて眠れない

反対に、ママと一緒にいると遊んで欲しくて寝かしつけにならないタイプの赤ちゃんもいます。

こうした場合は、構ってあげたり抱っこしてあげることで赤ちゃんがますます興奮して寝なくなってしまいますから、できるだけ冷静に寝かしつけをします。

ママが先に寝たふりをしたりして、あまり赤ちゃんに構いすぎないことが大切です。

赤ちゃんの入眠儀式を決めて毎日実践するほか、夕食~入浴、寝る時間までを一連の流れにして、赤ちゃんに「夜は寝る時間だから遊ばない」ということを学習してもらいましょう。

早いうちから生活リズムを整えよう

愛着形成がされ始める生後6ヶ月以降は、赤ちゃんにも複雑な感情が芽生えてくるため、寝かしつけも難しくなりがち。

ですから、それ以前に寝かしつけのための環境をととのえ、夜スムーズに寝られる土台作りをしておくことが望ましいといえます。

保健師さんのワンポイント保健師・看護師はるママ
6ヶ月の赤ちゃんは昼夜の区別がつき、夜に寝る生活リズムが身につき始める頃です。生活リズムを整える為にも、朝は同じ時間に起こすようにしましょう。お昼寝は1時間~2時間ほどにして、好きなだけお昼寝をするのはストップです。一定の時間お昼寝をしたら必ず起こすようにしましょう。

また、習慣や儀式を上手に使うのもポイントです。朝起きたら洋服に着替え、顔をタオルで拭いてあげたりします。遊びはたっぷり体を動かせるような遊びを取り入れるようにし、夜寝る前には歯のお手入れをして、絵本を読んであげたりするなど、一日の流れにメリハリをつけるようにしましょう。しっかり体を動かして遊ぶと、疲れて夜の寝かしつけをスムーズにすることができます。

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