
仕方がないとはいえ、少しでも軽減してパパやママの睡眠時間を確保したいものですよね。
そこで、夜泣き対策をするためにチェックする項目をまとめてみました。
赤ちゃんの夜泣きがひどい、なぜ泣くのかわからない、そんな時はこちらを参考に、赤ちゃんの体調や寝室の環境を見直すことから始めましょう。
まずは、赤ちゃんの不快を取り除くことが大切
夜泣きでは、赤ちゃんがなぜ泣いているのか、考えられる原因を取り除くことが一番の対策です。
そのために、赤ちゃんの体調をチェックしてみましょう。
熱がある、風邪を引いているなど、いつもと違う体調ではありませんか?
具合が悪い時は誰だってしんどいもの。赤ちゃんも同じです。
便秘はしていませんか?
お腹が張って苦しくて眠れないということはよくあります。
便の状態には常に注意しましょう。

特に新生児~生後3ヶ月くらいの赤ちゃんは、腸の働きを刺激するような動きも少ないため便秘になりやすいです。
新生児~生後3ヶ月の赤ちゃんは、肛門周囲の感覚は大人ほど敏感ではなく、便意と呼べるようなウンチがしたいという感覚は未熟です。自分で排便コントロールすることはできません。
赤ちゃんがお腹が張って苦しそうな時は、ママが赤ちゃんのお腹をマッサージして腸の働きを刺激してあげて下さい。
方法としては、赤ちゃんのおへそのあたりに手を置いてお腹を温め、おへそを中心に「の」の字を書くように時計回りに大きくゆっくりとやさしくさすってあげましょう。お腹の上から大腸をなぞる様な動きでやさしく何度もマッサージします。
もし、赤ちゃんのウンチに赤い粘液や血液が混ざっていたり、ひどい悪臭がある場合には小児科を受診するようにして下さい。
オムツは不快ではありませんか? オムツかぶれはありませんか?
オムツが濡れているのはもちろんNG。
また、寝ている間にずっとオムツをつけていると、蒸れてオムツかぶれを起こしてしまいます。赤ちゃんの肌に合う通気性のよいオムツを使い、寝る前は必ず清潔なオムツに取り替えましょう。
あせもや湿疹はありませんか?
かゆみが原因で眠れないこともよくあります。
赤ちゃんの皮膚の状態をよく確認し、あせもや湿疹には適切な薬を塗ってかゆみを和らげてあげましょう。
寝る時には満腹になっていますか?
お腹が空いていては当然眠れません。
寝る30分前くらいまでに、たっぷり授乳してあげましょう。
月齢の進んだ赤ちゃんは、フォローアップミルクなども上手に使って。
ゲップはしていますか?
お腹に空気がたまって苦しいと、赤ちゃんは眠れなくなります。
寝る前には縦抱きをしてゲップを出してあげてください。
心地よい寝室を作りましょう
寝室の環境をととのえることはとても大切です。
心地よい眠りの環境を、赤ちゃんのために用意してあげましょう。
室温は適切ですか?
赤ちゃんは体温調節が苦手なので、暑すぎたり寒すぎたりすると夜泣きや寝ぐずりがひどくなります。
一年を通して、寝室の室温は20℃前後に保ちましょう。
室内は乾燥していませんか?
湿度が低いと、喉が痛くなったり咳が出るだけでなく、ウイルスを増殖させる原因にも。
加湿器や濡れタオルを利用して、部屋の湿度を上げる工夫を。
布団は重くありませんか?
体の上にずっしりと布団の重みを感じると、赤ちゃんは苦しくて眠れません。
柔らかい掛ふとんや、スリーパーなどで工夫しましょう。
夜、部屋の中に光が漏れていませんか?
少しの光でも赤ちゃんは気になるもの。
常夜灯もなるべく消して、寝室を暗くしましょう。
TVやラジオは消していますか? スマホや携帯を寝室に持ち込んでいませんか?
テレビやスマホの光も、赤ちゃんが寝る時には厳禁。
夜泣きがひどい時や寝付きが悪い時に、スマホの寝かしつけアプリを使ったり、小さな音で静かな音楽をかけるのは有効ですが、寝かしつける時は光や音の刺激を与えないようにします。
朝、カーテンの隙間から光が漏れていませんか?
特に夏場など、日の出が早い季節はカーテンの隙間から強い朝日が差し込むことがあります。
それによって、赤ちゃんが4時、5時といった早い時間に目覚めてしまうことも。
赤ちゃんの眠る位置は、朝日が直接当たる場所を避けて。
まとめ
ほかにも気になることがあったら見直して、赤ちゃんが快適に眠れるようにしてあげてください。
次は、生活や寝かしつけの関わり方についても考えてみましょう。