赤ちゃんはお昼寝をするもの、お昼寝して当然、と思っている人は多いもの。
お昼寝は赤ちゃんにとっては大切な休息の時間。たくさんの刺激を受けてクタクタになった頭と体を休めて、パワーを充電するためのものでもあります。
しかし、中には早い段階でお昼寝をしなくなる赤ちゃんもいます。赤ちゃんがお昼寝しないと「お昼寝しなくて大丈夫なの?」なんて心配になってしまうママも多いようです。
お昼寝が必要ない赤ちゃんもいます
睡眠のリズムや、何時間寝たら満足するかというのは、人によって違います。
大人でも、長時間眠らないとスッキリしないと感じる人と、短い睡眠時間でも活動的な人がいますが、赤ちゃんも同じ。
お昼寝をたっぷりしたいタイプの赤ちゃんと、5分~10分という短時間のお昼寝で十分、あるいはまったくお昼寝をしなくても元気に遊べるタイプの赤ちゃんがいるのです。
まずは我が子がどんなタイプの赤ちゃんなのかを見極め、適切なお昼寝時間を意識することが大切です。
赤ちゃんに必要なお昼寝時間を見極めよう
お昼寝をしない赤ちゃんの場合、ママが心配になってしまうことも多いのですが、
- 発育に問題がなく、日中も機嫌よく遊んでいる
- 夜の寝付きがよく、夜泣きがほとんどない
- 朝の目覚めがよい
など、日常生活において気になることがないのなら、心配はありません。
また、お昼寝をする赤ちゃんは、
- お昼寝をした後にスッキリと目覚め、ご機嫌で遊んでいるか?
- 夜、ぐずらずに寝ているか?
ということをチェックしてみましょう。
こうした場合は、今のお昼寝の状態が赤ちゃんに合っている証拠。
反対に、
- お昼寝から起きてからもグズグズと泣いて、不機嫌
- 夜なかなか寝付けない、夜泣きがひどい
などの様子が見られる場合は、赤ちゃんが上手にお昼寝できていないということ。
眠いのにうまく眠れなくて不快だったり、お昼寝が長すぎたり短すぎたりしていることが考えられますので、赤ちゃんのお昼寝時間を見直すことが必要です。
お昼寝の環境をととのえることも大切です
お昼寝をする場合は、周りの環境にも気をつけたいもの。
かといって、夜寝る時のように真っ暗にする必要はありません。
お昼寝の場合は、寝ているけれど今は昼間だということを赤ちゃんにもわかってもらうことが大切ですので、ある程度明るくても、生活音がしていてもOK。
- 薄手のカーテンを閉めて、強い光を避ける
- 大きな音で不用意に起こさないようにする
ということに気をつけましょう。
そして、お昼寝は遅くても15時までに切り上げてくださいね。
お昼寝なしでも疲れさせ過ぎないように
また、お昼寝をしない赤ちゃんも、ずっと遊び通しでは疲れてしまいます。
お昼寝をしないからといって、必要以上に外に連れ出したりすると、かえって夕方に眠くなってぐずったり、生活リズムが乱れてしまうことも。
1日数十分程度は、お布団の上で横になる時間を取りましょう。たとえ寝なくても、横になって静かに過ごすだけで赤ちゃんの体力は回復し、機嫌がよくなることがあります。
我が子の場合も、上の娘はよく昼寝をして起こしても起きないタイプだったのに対し、下の息子はほとんどお昼寝をしないタイプでした。
自分の赤ちゃんはどんなタイプかを見極め、調度よいお昼寝時間をコントロールしてあげることが大切です。